前回は、改善ポイントにあたりをつけるという話をしました。
そして、実際に時間を測ってみてくださいとお願いしましたね。

今回は、計測結果から改善ポイントを見つけていきましょう!

1.本人の想定とGapがあるところ
思わず知らず時間がかかってしまったという箇所はありませんか?
そういう箇所こそ、改善のチャンスです。
もっと早くできているはずなんだけど、と本人も思っている箇所なので、改善への意欲も他の箇所より高いはずです。
どうして時間がかかったのか、どうすればもっと短縮できそうか考えてもらいます。

2.例外が発生しやすいところ
本人が「いやぁ・・・このときは・・・こんな事情があったんですよ。だから特別です」という部分に注目しましょう。
例外は(場合によっては)ちょくちょく起きるものです。
次回起きても大丈夫なように、何か備えができないかを考えてもらいます。

3.時間がかかっているところ
単純に時間が多いところを見ます。
それだけの時間がどうしても必要なのかもしれませんし、そうではないのかもしれません。
プロセスをもっと分解できるようならば、分解してみてください。
やり直しや確認し直しなど手戻りが発生している場合があります。

後は、改善する→計測する→結果から考える の繰り返しです。

つづく

◆定型仕事効率化 目次
(1)プロセスに分ける
(2)改善ポイントにあたりをつける
(3)計測結果から改善ポイントを見つける
(4)標準時間をつくる
(5)番外編:その仕事本当に必要ですか?