ヤフオクに最初に出品したサンレモ音楽祭のシングル盤の主なものを紹介しておりましょう。2013年11月17日出品ですので、一回目の終了が11月24日です、最終は12月15日ですが、主なものはビットが入っていますので、極めて平凡な盤しか残らないと思います。
一番人気は
4 ◆サンレモ国内シングル盤トニー・レニス◆私の選ぶ人('63優勝曲
CM-1012 (1963年5月発売 ODEON –東芝音楽工業)私の選ぶ人 (UNO PER TUTTE)/さくら (LE CILIEGE) トニー・レニス(TONY RENIS) 発売時定価 330円の国内正規品です。付属品は、写真に写っているジャケット、盤とスリーブ(内袋)だけです。ジャケットの右下にパンチ・ホールがあります。
1963年第13回優勝曲です。前年大ヒットした“クァンド・クァンド・クァンド”が“いつの日か”というタイトルで出ていましたが、この1963年の優勝曲のシングル盤が日本では3枚目になります。この曲“僕の選ぶ人”あるいは“恋のサン・レモ”というタイトルでカヴァー曲も出ています。
サンレモ音楽祭の優勝曲としては評価は低いですが、国内盤としては珍しいものと思います。
二番人気は
17 ◆サンレモ国内シングル盤N.C.ミンストレルス◆君に涙とほほえみを
LL-750・C (1965年5月発売 CBS COLUMBIA –日本コロムビア) 君に涙とほほえみを (SE PIANGI SE RIDI)/花咲く丘に涙して (LE COLLINE SONO IN FIORE)ニュー・クリスティー・ミンストレルス (THE NEW CHRISTY MINSTRELS) 発売時定価 330円の国内正規品です。付属品は、写真に写っているジャケット、盤とスリーブ(内袋)だけです。
1965年第15回サンレモ音楽祭優勝曲とウィルマ・ゴイク(Wilma Goich)の“花咲く丘に涙して”の両方ともミンストレルスがパートナーを務めました。イタリア人歌手はそれぞれの個性が強すぎコーラスには不向きと言われており、サンレモ音楽祭も多くの外国のコーラス・グループ(あるいはハーモニー・ポップス・グループ)が出場しています。
三番目に人気があるのは
歌手自体もUKポップをご存じでなければ、余り聞かない名前ですし、私も発売当時買っていなかったら見逃していたかもしれません。
33 ◆サンレモ国内シングル盤P.J.プロビー◆君こそすべて(見本品
LR- 1502 (1966年5月5日発売 LIBERTY – 東芝音楽工業) 君こそすべて (PER QUESTO VOGLIO TE)/クァンド・トルネラ (QUANDO TORNERA) ヴィック・ダナ (VIC DANA) 発売時定価 370円の国内見本品です。付属品は、写真に写っているジャケット、盤とスリーブ(内袋)だけです。ジャケット裏に軽いウォーター・ダメージがあります。
1966年第16回参加曲です。本名ジェームス・マーカス・スミス(James Marcus Smith) 1938年11月6日米テキサス州ヒューストン生まれのアメリカ人男性歌手ですが、イギリスを活躍の場としていました。テキサスの陸軍士官学校で教育を受け、映画俳優、録音技師になるためにカリフォルニアに移転しました。所属事務所から芸名をジェット・パワーズ(Jett Powers)と付けられたのが「P.J.」の由来です。作曲家シャロン・シーレイ(Sharon Sheeley)や歌手ジャッキー・デシャノン(Jackie DeShannon)の紹介で英国のプロデューサー、ジャック・グッド(Jack Good)に会い、彼の下で歌手活動を続けたようです。
後は、フレッド・ボングスト、テイチクのフォニットから出たシングル盤は一緒に発売になったフランコ・トッツィの同じく第15回サンレモ音楽祭参加曲“変わらぬ運命(NON A CASO IL DESTINO (CI HA FATTO INCONTRARE))”最後のものです。
ボングスト盤はジャケットもスリーブもコピーですので、それをご承知の上、値付けをしてください。
23 ◆サンレモ国内シングル盤フレンド・ボングスト◆明日を待とう(難
FS- 34 (1965年4月発売 FONIT – テイチク) 明日を待とう (ASPETTA DOMANI)/バラのほゝえみ (NON TI HO DATO MAI LE ROSE) フレンド・ボングスト (FRED BONGUSTO) 発売時定価 330円の国内正規品です。付属品は、写真に写っている盤だけです。盤のレーベルに管理番号シールが貼ってあります。放送局の放出品です。オマケにジャケット、スリーブ(内袋)のカラー・コピーをお付けしています。個人でお楽しみになる分には何の違和感もないように仕立ててあります。
1965年第15回入賞曲です。このサンレモ音楽祭の後、日本ではマカロニ・ウェスタン映画の主題曲“荒野の1ドル銀貨(A MAN... A STORY)”のヒットが出て、少しは名前が知られるようになります。今ではピノ・ドナッジォと同様に映画音楽作曲家として名前が知られているようですが、歌ってナンボに人、特にフランク・シナトラなどのカヴァー曲は聞き物です。B面の“バラのほゝえみ”もなかなかの聞き物です。
注目と言うか、出品者の立場からすると次の2枚は持っていて欲しいのですが!まず、
13 ◆サンレモ国内シングル盤ラウラ・ヴィルラ◆ソレ・ソレ
DP-1358 (1964年8月発売 POLYDOR – 日本グラモフォン) ソレ・ソレ (SOLE SOLE)/私と貴方だけ (IO E TE, SOLI) ラウラ・ヴィルラ (LAURA VILLA) 発売時定価 330円の国内正規品です。付属品は、写真に写っているジャケット、盤とスリーブ(内袋)だけです。ジャケットに若干傷みがあります。
1964年第14回参加曲です。発売当時は全く目立たずヒットしなかった曲でした。1966年始めテイチクからスウェーデンの女性歌手シュー・マルムクヴィスト(SIW MALMKVIST)とイタリアの男性歌手ウンベルト・マルカート(UMBERTO MARCATO)がデュエットし日本でローカル・ヒットとなった“太陽にキッス(SOLE SOLE SOLE)”のオリジナル曲です。ウラはボサノヴァの女性大使と呼ばれ、最近のユーロ・ボサ・ブームで日本の若いボサ・ファン層で名前が知られているそうです。
説明に書いたように“太陽にキッス”のオリジナル、最近ボサノバのフランス盤が専門店に高値で出ていました。
もう1枚ディ・ステファノの曲が入った4曲入りコンパクト盤
34 ◆サンレモ国内コンパクト盤VAピノ・ドナッジォ他◆青空に住もう他
OP- 4162 (1966年7月発売 ODEON – 東芝音楽工業)
発売時定価 500円の国内正規品の4曲入りコンパクト盤です。付属品は、写真に写っているジャケット、盤と歌詞カードだけです。
です。