★ケニー・ランキン (vm=a) Kenny Rankin
1940年2月10日ニューヨーク市ワシントン・ハイツ近所の生、2009年6月7日ロサンゼルス(アメリカ)没、、アメリカン・ポップ、ジャズ歌手、ソング・ライター。
彼の育った地区は多文化が入り混じる場所で、アフロ・キューバン、ブラジリアン・ミュージック、ジャズを身近に接し育ちました。特に彼はジャズに興味を持ったようで、その後の音楽性に大きく影響したようです。歌うのは母親の歌を自宅や友人のために歌ったのが始まりでした。
50年代の後半、有望な新進アーティストとしてデッカと契約し、何枚かのレコードを出し、数年後コロンビアに移籍しました。初期の逸話にボブ・ディラン(Bob Dylan)がフォーク・ロックに向かう記念すべきアルバム“ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム(Bringing It All Back Home)”(65年3月)の録音にギタリストとして参加したと書かれています。このレコーディングが1月13日~15日行われ、サンレモ音楽祭は28日~30日なので、録音後2週間足らずでアメリカからサンレモに入ったことになります。
と言うのも彼は最初から出場歌手でなく、ブルーノ・ラウツィの“君の愛(Il tuo amore)”はディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)がパートナーだったようですが、土壇場で(in extremis)ケニーが代役となり、アメリカから呼び寄せられたようです。ただ歌手の個性としては、ケニー・ランキンの方が良かったと個人的には思っています。と言う事でドタバタの中サンレモ音楽祭出場となりました。
大人の歌手として活躍を始め、67年“Mind-Dusters”でアルバム・デビューをしました。彼の友人ヘレン・レディ(Helen Reddy)はアルバム収録曲“ピースフル(Peaceful)”でアダルト・コンテンポラリー部門とポップス部門で第2になりました。
ケニー・ランキンの国内盤
DS-193
大AOR歌手となったケニー・ランキンには邪道かもしれませんが、“ナポリ湾”はソフィア・ローレン主役の映画、音楽はアレッサンドロ・チコニーニなのでその昔見つけ買っていたものです。その当時は、そんな大物歌手になるとは思ってもいませんでした。若き日の1コマです。
★ジリオラ・チンクェッティ (vf) Gigliola Cinquetti
ジリオラ・チンクェッティ(Gigliola Cinquetti)1947年12月20日ヴェローナ生。彼女は裕福なインテリの家庭に生まれました。家族は父ルイージは建築設計士、母サラ、兄と1才上の姉ロッビ ROBBI (ロザビアンカROSABIANCA)でした。 歌手、画家、社会運動家、政治家。
2000年以降は画家、社会運動家、政治家としての活動が主となっていますので、経歴は省略しております。
詳しい経歴(バイオグラフィ)、国内盤・イタリア盤、のディスコグラフィーは私の過去ブログ
2012/6/11(月) ジリオラ・チンクェッティ~シングル盤コレクション(1)
~
2012/10/26(金)ジリオラ・チンクェッティ~シングル盤コレクション(追加情報2012.10.26)
をご覧ください。 カテゴリー「ジリオラ・チンクェッティ」のホルダーをご覧になると便利です。
上記過去ブログではコンピレーション(オムニバス)盤をほとんど紹介しておりませんでした。
またまた新しいベスト盤のCDがリリースされました
選曲も極めて順当で何も申し上げることはありません。と言うかこの内容で即、買うか?私は安い中古品を待ちます。他の歌手、カセルリとか国内盤未発売の曲が多い歌手もいるので、その方面の努力もお願いしたいところです。
WPCR-15045 (2013年06月26日 CGD – ワーナー・ミュージック) パーフェクト・ベスト ジリオラ・チンクェッティ
1.夢みる想い (Non Ho L'eta(Per Amarti)
2.雨 (La Pioggia)
3.愛は限りなく (Dio, Come Ti Amo)
4.あこがれはいつも心に (Ho Bisogno Di Vederti)
5.薔薇のことづけ (Rose Nel Buio)
6.つばめのように (Volano Le Rondini)
7.ローザ・ネーラ (La Rosa Nera)
8.鏡 (Lo Specchio)
9.悲しき天使 ()Quelli Erano I Giorni
10.ボエーム (La Boheme)
11.アネマ・エ・コーレ (Anema E Core)
12.ナポリは恋人 (Napoli, Fortuna Mia)
13.ロマンティコ・ブルース (Romantico Blues)
14.恋よまわれ (Gira L'amore)
15.日曜はミサに (La Domenica Andando Alla Messa)
16.コンドルは飛んで行く (Il Condor)
17.春風はどこに (Tu Balli Sul Mio Cuore)
18.花咲く丘に涙して (Le Colline Sono In Fiore)
19.つた (L'edera)
20.夢はめぐり来て (Si')
21.ふしぎな気持ち (Mistero)
22.太陽のとびら (Alle Porte Del Sole)
23.わすれな草 (Non Ti Scordar Di Me)
キングレコードの月報65年5号にジリオラ・チンクェッティとルチアノ・タヨーリの初来日全国公演の日程が掲載されていました。1年前彼女の来日の回数と何年に来たかを調べたのですが、「ウィキペディア」やかなり熱心なファンの方のサイトにも正確な資料がなく困りました。
伊東ゆかりさんの当時の発売レコードを調べていた時に偶然見つけました、何らかの形で資料を残したかったので、今回ブログにアップしておきます。年号は1965年(昭和40年)です。
ジリオラ・チンクェッティの国内盤(コンピレーション)
MH- 169 (1964年6月1日 SEVEN SEAS - キング) 30cm LP 第14回サン・レモ音楽祭 (FESTIVAL DI SAN REMO 1964)
1.夢みる想い (NON HO L'ETA' (PER AMARTI))
1.夢みる想い (NON HO L'ETA' (PER AMARTI))
MH- 169 17M-1012
17M-1012 (1964年10月1日 SEVEN SEAS - キング) 17cm CPサン・レモのすべて第3集 (TUTTE LE SAN REMO Vol. 3)
1.夢みる想い (NON HO L'ETA' (PER AMARTI))
1.夢みる想い (NON HO L'ETA' (PER AMARTI))
レコード番号なし (1965年3月SEVEN SEAS - キング) 30cm LP 1965年サンレモ音楽祭 入賞歌手・入賞曲試聴盤・非売品 (面シリアルILBt- 613~4)
2.あこがれはいつも心に (HO BISOGNO DI VEDERTI)
2.あこがれはいつも心に (HO BISOGNO DI VEDERTI)
レコード番号なし MH- 191
MH- 191 (1965年4月SEVEN SEAS - キング) 30cm LP 一緒にカンツォーネを歌おう第2集 (LE PIU' BELLA CANZONI Vol.2)
1.ナポリは恋人(NAPOLI, FORTUNA MIA)
7.恋はすぐそこに (CARO COME TE)
12.アネマ・エ・コ-レ (ANEMA E CORE)
14.夢みる想い[日] (NON HO L'ETA' (PER AMARTI) [J])
1.ナポリは恋人(NAPOLI, FORTUNA MIA)
7.恋はすぐそこに (CARO COME TE)
12.アネマ・エ・コ-レ (ANEMA E CORE)
14.夢みる想い[日] (NON HO L'ETA' (PER AMARTI) [J])
MH- 201 (1965年4月1日SEVEN SEAS - キング) 30cm LP 第15回サン・レモ音楽祭 (SAN REMO FESTIVAL 1965)
1.あこがれはいつも心に (HO BISOGNO DI VEDERTI)
1.あこがれはいつも心に (HO BISOGNO DI VEDERTI)
MH- 201 17M-1022
17M-1022 (1965年4月1日 SEVEN SEAS - キング) 17cm CPサン・レモのすべて第8集 (TUTTE LE SAN REMO Vol. 8)
1.あこがれはいつも心に (HO BISOGNO DI VEDERTI)
1.あこがれはいつも心に (HO BISOGNO DI VEDERTI)
またの機会に(ジリオラ・チンクェッティ3が)続きます