フランキ-・アヴァロン (vm=a) Frankie Avalon
本名フランシス・トーマス・アヴァロン(Francis Thomas Avallone1939年9月18日米国ペンシルバニア州フィラデルフィア生、イタリア系アメリカ人歌手、俳優。
 
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父ニコラス・アバローネ、母メアリー・ロレッタのイタリア系家族に生まれ、アバロンは1963年キャサリン・ディーベル(Kathryn Diebel)と結婚し、8人の子供がいます。
50年代半ば、地元フィラデルフィアのバンド、ロッコ&セインツ(Rocco and the Saints)のトランペッターとして参加し、十代のドラマーとして知られたボビー・ライデル(Bobby Rydell)と一緒に活動していました。57年、映画「Disc Jockey Jamboree」で歌を歌い、地元のレコード会社チャンセラー(Chancellor)に認められ、“デ・デ・ダイナDe De Dinah)”でデビュー、この曲がヒット・チャート7位になる大ヒット、6枚目のシングル(間違いないと思いますが)“ヴィーナス(Venus)”がビルボード・トップ10で59年3月9日から4月6日の5週連続ナンバー・ワンの超大ヒットになります。この曲は同じイアリア系のアル・マルティーノ(AL MARTINO)が断っためアヴァロンに廻って来たと言われています。2番目の(最後の)全米ナンバー・ワン・ヒットは“ホワイ(Why)”で59年12月28日にトップになり「50年代最後のナンバー・ワン・ヒット」と言われています。“ヴィーナス”はイタリアでもナンバー・ワン・ヒットに、“ホワイ(Why)”は6位になっています。
「アルドル街道」を走りヒットを出し続けた彼も、63年周囲の反対を押し切りキャサリン・ディーベルと結婚した頃から急速に人気が低下し、新たな活路を模索しなければなりませんでした。丁度その頃に祖国イタリアのサンレモ音楽祭に出場する話が出てきたようです。
そしてサンレモ音楽祭出場後、古巣のチャンセラーを去り、ユナイテッド・アーティスツに移籍します。
アイドル歌手としての限界が見えてきた頃から、イタリアで言うと「太陽の下の18才(DICIOTTENNI AL SOLE)」のような青春コメディー映画にアネット(Annette Funicello 彼女もイタリア系の筈)と共に出演して俳優の道を歩みます。このような60年代中盤に作られた映画を「ビーチ・パーティー」物と呼ばれていました。彼の俳優の人気も70年代に入ると衰えました。
 
所属レコード会社アメリカ58~64年?Chancellor、64~?年UNITED ARTISTS、 68~69年Repriseほか
 
フランキ-・アヴァロンの国内盤(イタリア関係はほとんどありません)
IS-5002 (1962630YAMAHA - キング) 君はぼくのもの (YOU ARE MINE)/イタリアーノ (ITALIANO)
 
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この曲はイタリア製ではありませんが、この頃のキングからでた比較的珍しいアルバムと、“イタリアーノ”がタイトル名となった米アルバムを紹介しておきます。
 
IY-5001 (1962810YAMAHA - キング) シング・フランキー! ロック・フェビアン! (SING FRANKIE! ROCK FABIAN!)
.ヴィ-ナス
(VENUS)
.ちょっぴり淋しい
(THE LONLEY BIT)
.ジャスト・アスク・ハ-ト
(JUST ASK YOUR HEART)
.地球の危機
(VOYAGE TO THE BOTTOM OF THE SEA)
.テネシ-・ベイブ
(TENNESSEE BABE)
.アラモの歌
(BALLAD OF THE ALAMO
.ボロ船航海記
(SAIL A CROCKED SHIP)
.デ・デ・ダイナ
(DE DE DINA)
 B面はファビアン (FABIAN (vm=a)) 省略
 
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CHL-5025 (1962CHANCELLOR - CHANCELLOR) イタリアーノ (ITALIANO)
.ITALIANO  (イタリアーノ
)
.NON TI SCORDAR DI ME (忘れな草)

.ANEMA E CORE [E&I] (アネマ・エ・コーレ [英・伊])
.NON DIMENTICAR (DON'T FORGET ノン・ディメンティカール)
.DON'T EVER LEAVE ME
.JUST SAY I LOVE HER (彼女に告げてよ)※

.ZINGARELLA
.YOU'RE BREAKING MY HEART (マティナータ)

.SOLO TU (
君ひとり)
10.TORNERAI (
待ちましょう)
11.YOU'RE MY ROSE (
君はわが薔薇)
12.CAPUCCINA (
カプチーナ)
 ※印はイタリアの曲
 
 
 
 
ピノ・ドナッジォ (vm) Pino Donaggio
本名ジュゼッペ・ドナジォ、1941年11月24日ヴェネツィア、自作自演歌手、作曲家。
 
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今では歌手よりも映画音楽の作曲家ジュゼッペ・“ピノ”・ドナッジォとなっていますが、80年代早々にはシャルル・アズナヴール(CHARLES AZNAVOUR)に彼らしい“夜明けのヴェニス(QUAND VENISE S'EVEILLE)”などを提供していました。
 
ピノ・ドナッジォの国内盤
 
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KICP-24656 (1993113SEVEN SEAS -.キング) 2CD Box スーパー・ベスト・ボックス・カンツォーネ (SUPER BEST BOX CANZONE)
1-14.この胸のときめきを (IO CHE NON VIVO (SENZA TE)) P.A.,Italy原盤
 
KICP-25567 (19941021SEVEN SEAS -.キング) 2CD Boxカンツォーネ (CANZONE)
1-14.この胸のときめきを (IO CHE NON VIVO (SENZA TE)) P.A.,Italy原盤
 
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KICP-27778 (1996921SEVEN SEAS -.キング) 2CD Boxカンツォーネ/NEW BEST BOX (NEW BEST BOX CANZONE)
1-10.この胸のときめきを (IO CHE NON VIVO (SENZA TE)) P.A.,Italy原盤
 
FBCP-30948 (1998RCA -. BMGジャパン) CDイタリアン・ポップス・ヒット曲集 (BEST OF ITALIAN POPS) 特販物
11.この胸のときめきを (IO CHE NON VIVO (SENZA TE)) P.A.,Italy原盤
 
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ピノ・ドナッジォの映画音楽国内盤 (把握分のみ)
●77年 キャリー
FML-  73 (19775UNITED ARTISTS – キング) キャリーのテーマ (THEME FROM CARRIE)/夢のような恋 (I NEVER DREAMED SOMEONE LIKE YOU COULD LOVE SOMEONE LIKE ME) ピノ・ドナッジォ楽団/ケイティー・ア-ビング (KATIE IRVING (vf=a))
FML-  73 (19774UNITED ARTISTS – キング) 30cm LP キャリー (CARRIE)
VACK-3002 (1997.1126(RYCO – ビデオアーツ・ミュージック(パイオニアLDC)) CD キャリー (CARRIE)
 
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FMS-  27           FML-  73                  VACK-3002
 
●81年 殺しのドレス
AW- 126 (19814TRIO –トリオ・ケンウッド) 殺しのドレス (HOW WAS MY HEART TO KNOW)/ザ・シャワー (THE SHOWER) OST/テレサ・マックスウェル (THERESA MAXWELL (vf=a))
AW-1058 (19814TRIO –トリオ・ケンウッド) 30cm LP殺しのドレス (DRESSED TO KILL)
 
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●81年 ハウリング
VIP-28033 (1981621VICTOR – ビクター音楽産業) 30cm LPハウリング (THE HOWLING)
RBCP-6049 (2010515RAMBLING – ランブリング) CDハウリング (THE HOWLING)
 
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82年 ミッドナイトクロス
7DX-3013 (19823POLYDOR – ポリドール) 愛はルミネ (LOVE IS ILLUMINATION)/フリーダム・ジュビリー (FREEDOM JUBILEE) OSTシルヴァーナ (SILVANA SUAREZ (vf=ar))
※シングル盤は挿入イメージ・ソング、ドナッジォの曲ではありません。
25MX-3071(19823POLYDOR – ポリドール) 30cm LPミッドナイトクロス (BLOW OUT)
 
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92年 レイジング・ケイン
VICP- 8089 (19921216 (VICTOR – ビクター音楽産業) CDレイジング・ケイン (RAISING CAIN)
 
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96年 ストレンジャー
PCCY-00980 (1996621 (SCOTTI BROS. –ポニー・キャニオン) CDストレンジャー (NEVER TALK TO STRANGERS)
 
 
またの機会に(ピノ・ドナッジォ4が)続く