サンレモ音楽祭の事を書きだしてもうすぐヶ月、ジリオラ・チンクェッティの時もそうだったのですが、長丁場になると流石に負担感が出てきます。
 
少しここらで中休み!
 
と言う事もあるのですが、先ほど受け取ったばかりのヤフー・オークションで落札したシングル盤のお話がしたいのが本音でしょう。 また新発見で、ちょうどタイミングも良いので書いておこうと思いました。
以前から何度か入札していたのですが、高値で超えられて敗退していたのですが、今回なんとか手の届くところまで来ました。
 
1枚目がジミー・スミス楽団のMGM映画「スパイがいっぱい」主題曲。音楽がマリオ・ナッシンベーネだったので一度は聞いてみたいと思っていました。
 
DV-1011 (19667VERVE -日本グラモフォン)スパイがいっぱい (THEME FROM“WHERE THE SPIES ARE”) ※/スパイがいっぱいのスロ・テマ (SOLW THEME FORM “WHERE THE SPIES ARE”) ジミ-・スミス楽団 (JIMMY SMITH (og=a))
※e Bayの出品の音声サンプルです。即決での出品なのでいつ終わるかもしれません。でも全曲流して、試聴サンプルと言えるのでしょうか?
 
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マリオ・ナッシンベーネは50年代の早くからアメリカ映画の音楽を作っていたイタリア人作曲家で、「裸足の伯爵夫人」、「武器よさらば」等で日本でもよく知られた人です。そしてジミー・スミスはマイルス・デイヴィスと共に来日したこともあるジャズ・オルガニストです。
 A面はジミー・スミス向けのジャズ・テーマ、B面もスローとあるようにこれも小洒落たジャズ・テーマなのですが、なんとていユーラ・デ・パルマ(Jula de Palma1959サンレモ音楽祭で4入賞因縁“あた(Tuaではないですか!!
 それもモチーフを一部使うどころか、寸分違わずそのまま! 私にとって“あなた”がインスト物で聞けるので何の不満はありません。
善意に解釈すれば、“スロー・テーマ”は挿入曲で、映画音楽担当はナッシンベーネ、自国以外の著作権には余り興味がないアメリカなので、細かいクレジット(作詞ブルーノ・パレージ 作曲ワルター・マルゴーニ)をせずにナッシンベーネだけにしてしまったと受取っておきましょう。でWebでフル・ヴァージョンのサントラ盤がないか探したのですが見つかりませんでした。果たして出ていたのでしょうか? ご存知の方がいらっしゃれば教えてください。
 
 
今回はもう一枚の日本人歌手の映画音楽のカヴァー物。ずいぶん昔の物で、何度かの敗退の末のリベンジでした。
EA-  78 (1959KING -キング)三月生れ [] (NATA DI MARZO [J])/バンビーノ [日] (BAMBINO [J])  中原美紗緒 (NAKAHARA MISAO (vf=j))
 
EA- 78イメージ 2   EA-  77イメージ 3
 
EA-  77 (1959KING -キング)三月生れ [] プロローグ(三月生れ PROROG (NATA DI MARZO))/フィナーレ(三月生れ FINARE (NATA DI MARZO)) オリジナル・サウンドトラック (フランコ・フェラーラ楽団 (FRANCO FERRARA))
こちらは軽く5桁にのってしまったので、ジャケなしで盤を持っているので我慢しました。
 
映画「三月生れは58年イタリア映画で翌年59年に日本公開、ジャクリーヌ・ササール主演のラヴ・コメディー。歌っているのは初代(可なりの年齢の方でないと分からないしょう)でシャンソン歌手の中原美紗緒、B面の“バンビーノ”はナポリターナの“ガリオーネ(GUAGLIONE)”のフランスのタイトル、ダリダのカヴァーとして歌ったのでしょうか、そこがシャンソン歌手たる所以です。