10月25日、CN総合コンサルティング主催の特別講演会が行われました。

今回は第4回目となります。講師にお招きしたのは日本経済新聞編集局編集委員 田中 陽さんです。

 

田中さんは1990年から長年経済記者として取材活動をされてきました。

特に小売業、外食企業、流通行政などに精通されており、現在は編集委員として取材活動とともに

テレビのコメンテーターや日経CNBC「夜のエクスプレス」のアンカーも務めておられます。

また東京工業大学、関西学院大学で教鞭もとられました。著書には「セブンーイレブン 終わりなき革新」などがあります。

 

 

 

 

今回のテーマは「コロナ後の消費の行方」です。

1時間余りの講演のでは

☆今の経済はどうなっているか

☆なぜ日本経済は成長しないか

☆今、消費はどうか

☆コロナ禍で商いの風景が変化した

こうした項目について家計、物価、賃金など各種の経済統計を駆使しながら

私たちの生活や企業活動、日本が置かれた状況を分かりやすく解説していただきました。

いくつか印象に残る言葉がありました。

*アベノミクスは失敗。株価上がるも内需は増えず。

*政府がやっていない唯一のことは「賃上げ」。血を吐くような賃上げが必要だ。

 

 

そして最後にある企業グループの例をあげて、経営から投げかけられた課題に対して

A社は自ら考え、独自の商品を生みだした。

一方、B社は取引先から取り寄せた商品の中から回答を選択するだけにとどまった。

このエピソードは企業にとって絶えず自力で改革を継続していく風土と人材育成が

いかに重要かということを強く感じさせるお話でした。

                                以上