父の49日を前に、墓石販売店の信頼の置ける方から、新しい位牌を作ってもらったり、いろいろと、やりとりをしていて、その、やりとりの中で、私は、兼ねてより、墓の左右を飾る花立て石に、掘りで、丸に鷹の違い葉の家紋を入れたいという希望があったので、その話を27日の日にしたところ、丸に鷹の違い葉は、似ているものが、もう1種類あるという話を伺った。


昨日、その墓石販売店の方から、最終的な家紋の確認の電話を受けたものだから、うちの墓の裏にある本家の墓には、家紋が入っているので、その家紋と同じものにしていただきたく、証拠の写真を取りに、急遽、お墓を訪れた。


すると、私の家の墓の花立て石が業者に早々、撤収されていた。そのことは良しとして、左右の花立て石の間にある、墓石の中央部の空間のある置き石の中に、ザラメの受け皿と、その上にパックのお酒を、お供えしているのだが、そのザラメの受け皿と、パックのお酒が、地面に落ちたままになっていた。


その光景を見つめ、なんだか、悲しくなってしまい、信頼の置ける墓石販売店の方に、すぐに抗議の電話を入れた。向こうも、平謝りに、謝っては、いたが、私が、お墓に行かなければ、これは発覚せず、そのままになっていたわけで、何とも、やりきれない想いになった。自分で、キレイに元に戻して、お墓に手を合わせて来た。


今、外は音を立てて雨が降っている。間に合って良かったような、複雑な気分である。