在宅での障害者支援、特に入浴介助などの仕事を通じて、私は日々、ある大切なことに気づかされている。それは「見ている視点」の違いだ。
私たちが当たり前にできることが、できない。そのことによって発生する生活課題が、支援の現場では次々と見えてくる。日々の生活の中で何気なくやっていることを一つ一つ取ってみると、「これはできない、これはできる」という選択の連続の中で生きている方々の姿がある。とても制約の多い中で生きているということを、肌で感じる。
視点が全然違うのだ。
自分の世界だけで生きていると、どうしても自分の中での最適化を図ってしまう。自分なりの考え方、自分なりの生き方の中で、物事を判断してしまう。
けれども、支援を必要とする人と日々過ごしていると、やはり制約が見えてくる。考え方も、生き方も、違うのだということを実感する。それは単なる頭での理解ではなく、実際の関わりの中で感じる、生きた気づきだ。
この気づきは、また自分の中での何かを変えていく。自分が当たり前だと思っていた枠組みが、実は一つの選択肢に過ぎなかったこと。世界にはさまざまな制約があり、その中でそれぞれが選択しながら生きていること。
支援という仕事は、誰かを助けるだけではない。視点の交差する場所で、互いに学び合う営みなのかもしれない。
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