雪景色
今年はわりと暖かい冬だと思っていたが、2月に入ってから零度を割るような日々がやって来て、ようやくダウンを着始めたり、暖かグッズのありがたみがわかってきたりした次第だ。 北西のレンヌに2泊した先週末は、この冬でもっとも寒い日々だった。
土曜日の夜には粉雪が降り始めて、日曜日の朝起きたら庭一面が白くなっていた。まさか、スキーなどのできない自分が、一生のうちに一度でもこんなすてきな雪景色を眺められるとは、考えたこともなかった。




てっきり雪はなかなかの厄介物だと信じ込んでいたが(まあ半分は真実だろうけれど)、気温と湿度次第で雪はひたすら美しさを保つことを初めて知った。
東京で雪が降ると、履き物をどうしましょうといろいろ悩むし、夜のうちに積もった雪は日が昇るや屋根から落っこちてきて、道路はグレーになる。東京の雪というのはたいてい、上空の冷えた寒気に湿った暖気が混ざり込んで降るために、すぐに溶けてそんな醜いことになるのだろう。雪が降っても氷点下を保ち、なおかつ湿度が低い土地では、雪は粉状態で、溶けてもわりとすぐどこかへ消えてしまう。ちょっと考えれば当たり前のことだが、傘をささずに歩いてもびしょ濡れにならないという事実にはただただ驚いたし、雪が砂ぼこりのように地面の上を舞っている光景はスノードームのようで見とれてしまった。
泊めてくれた知人の知人の知人のような親切な人は、レンヌ市街からクルマで30分~50分ほどのかなりひっそりとした森の中、大きなお屋敷に独りで住んでいる。家の中には本当に薪が炎を上げて燃える暖炉があって、その熱が2階にも運ばれて各部屋を暖めていた。


そんなわけで、雪の写真ばかりを撮りまくったが、帰ってきてから見ると全部青みがかっていたために、すべて白く修正する羽目になった。
それから、これはまったくの心外なことだったが、一緒に来ていた肌の色の濃い友だち(ナイジェリアにルーツのあるフランス人)が、雪と一緒に写真を撮って欲しいと言うので言われるがままに写真を撮ったところ、雪が白すぎるために彼女の顔がいわゆる逆光のようになってしまったのだ。しかも、顔認識モードのような機能をONにしていたにもかかわらず、カメラは彼女の顔を認識せずに、両隣の白人の顔にばかり照準を合わせていた… 彼女は雪や他の人を輝かせる働きをするあまりに、彼女自身が写真にくっきり写らなかったようだ。 デジタルカメラはグローバリゼーションの流れに乗り遅れていないだろうか?
土曜日の夜には粉雪が降り始めて、日曜日の朝起きたら庭一面が白くなっていた。まさか、スキーなどのできない自分が、一生のうちに一度でもこんなすてきな雪景色を眺められるとは、考えたこともなかった。




てっきり雪はなかなかの厄介物だと信じ込んでいたが(まあ半分は真実だろうけれど)、気温と湿度次第で雪はひたすら美しさを保つことを初めて知った。
東京で雪が降ると、履き物をどうしましょうといろいろ悩むし、夜のうちに積もった雪は日が昇るや屋根から落っこちてきて、道路はグレーになる。東京の雪というのはたいてい、上空の冷えた寒気に湿った暖気が混ざり込んで降るために、すぐに溶けてそんな醜いことになるのだろう。雪が降っても氷点下を保ち、なおかつ湿度が低い土地では、雪は粉状態で、溶けてもわりとすぐどこかへ消えてしまう。ちょっと考えれば当たり前のことだが、傘をささずに歩いてもびしょ濡れにならないという事実にはただただ驚いたし、雪が砂ぼこりのように地面の上を舞っている光景はスノードームのようで見とれてしまった。
泊めてくれた知人の知人の知人のような親切な人は、レンヌ市街からクルマで30分~50分ほどのかなりひっそりとした森の中、大きなお屋敷に独りで住んでいる。家の中には本当に薪が炎を上げて燃える暖炉があって、その熱が2階にも運ばれて各部屋を暖めていた。


そんなわけで、雪の写真ばかりを撮りまくったが、帰ってきてから見ると全部青みがかっていたために、すべて白く修正する羽目になった。
それから、これはまったくの心外なことだったが、一緒に来ていた肌の色の濃い友だち(ナイジェリアにルーツのあるフランス人)が、雪と一緒に写真を撮って欲しいと言うので言われるがままに写真を撮ったところ、雪が白すぎるために彼女の顔がいわゆる逆光のようになってしまったのだ。しかも、顔認識モードのような機能をONにしていたにもかかわらず、カメラは彼女の顔を認識せずに、両隣の白人の顔にばかり照準を合わせていた… 彼女は雪や他の人を輝かせる働きをするあまりに、彼女自身が写真にくっきり写らなかったようだ。 デジタルカメラはグローバリゼーションの流れに乗り遅れていないだろうか?