この尾田先生(ワンピース作者)のインタビューらしきものが、何に載っていたか知っている人いますか?
尾田
そうですね。 少年漫画雑誌で描く以上、少年を楽しませなくちゃいけないというのは、仕事だと思っていましたから。実際プロになってみて、ファンレターとかもらうようになると、そのほとんど女の子からなんだということをまず知るわけです。 男の子っていうのはもう、筆をとらない(笑)。手紙も切手も持ってないし、わざわざ労力をかけて、人に「面白かったです」なんて答えようと思わない。だから、少年というのは、楽しんではいるんだけど、意見は伝えてくれない人達なんです。
女の子の意見というのがすごく多いんだなということがわかって、漫画界を見渡してみると、「この人、女子の意見に流されてないか?」という人がたくさんいることに気づいたんですよ。 ということは、もらったファンレターの意見をお客さんのニーズだと思って描いたら、これは結果的に少女漫画になるぞと (笑)。だって少女に向けて描くわけだから、それは大間違いだなと思って。
対談者
でも肝心の少年達は、意見をくれないわけですよね。
尾田
そうです。それだったら、自分の記憶の中で、自分が子供だったらこれは楽しめたなというものを、しっかり照準をしぼって描いていかないといけないなと思ったんです。もちろん少年もまったく意見をくれないわけじゃなくて、年賀はがきを親からもらったりしたら、出してくれるんですよ(笑)。
そうすると「戦いが好きだ」とか「この技が好きだ」とか、本当に少年らしい意見をくれて、「ああ、やっぱりこういうところを楽しんでいるんだな」と思いながら見てますね。だから、少年の貴重な意見というものをしっかりと大切に受け止めつつ、でもそれは女の子達からの手紙も嬉しいですよ。 黄色い声がキャーキャー上がっているようなものですから。 だけどその意見に揺り動かされているようでは、僕は少年漫画雑誌での立ち位置を失うというか、存在価値がなくなるんじゃないかと。 それはやっぱり連載を始めてから実感したことです。
2011年あたりの記事で【社長が訊く『ニンテンドー3DS』 ソフトメーカークリエーター 篇 > 第9回:『テイルズ オブ ジ アビス』】という記事がありました。
url:http://www.nintendo.co.jp/3ds/interview/creators/intro/index.html
こちらの記事では、『テイルズ』は、お客さんの男女比はどれくらいという話題になり、下のようなことを話されています。
吉積
アンケートとかを見ると、7割が男性で3割女性。
だけど、ステージイベントをやったり、
グッズを売ったりすると、9割5分が女性のお客さんになります。
岩田
ゲームを遊ぶ人は7割が男性なのに、
声優イベントやグッズは9割5分が女性。
はあー、それは別のマーケットに見えますね(笑)。
男は感想をなかなか書かないから、届いた感想の総数だけを比べたり、参考にするのはキケンという話。










