<質問>
卵巣刺激の方法には、いくつかの方法があると聞きました。
私は過去に何度か、OHSSになってしまったことがあるのですが、アンタゴニスト法だとそうなりにくいと聞いたのですが、本当でしょうか?
<回答>
アンタゴニスト法とは、月経開始3日目頃からHMG製剤の投与を開始し、ある程度まで卵胞が成長した段階でGnRHアンタゴニスト製剤を注射して採卵する方法です。
この方法だと、OHSSを起こしにくいばかりか、子宮内膜に影響を及ぼしにくいというメリットもあります。
この方法では排卵のトリガー(きっかけ)になるHCG製剤を投与せず、GnRHアゴニスト(点鼻薬)を投与することにより、OHSSを防ぐことが出来ます。
しかし、注射をする回数が多くなってしまう、費用がかさんでしまうという点もあります。