1年半くらい前に
友人から紹介してもらって
友人たちと一緒に行ってから
ぜひ再訪したいと願っていた
天若さん
今回は
満を持して笑
初日に予約してワクワクと伺いました
前回伺ったときに
お祖父さまのお店を継がれた
年若き店主、西岡さんが
東京の大学を出られた後
和久傳やいろいろなお店できちんと修行され
カウンターのみのご自分のお店をお祖父さまから
受け継がれた話を聞いて
しかも、とっても感じの良い接客で、
もちろん美味しすぎの日本料理
こんな孫が欲しい!と世の中の誰しもが思うだろ~な~と。
この日は
満席
半分は西洋の方
もう
ほんと
劇場ですよね
ラッキーなことに
てんぷらの音が楽しめるお席
これから始まる美味しい気持ちの良い時間に
観客として臨む
ワクワク感がハンパない
場所が西陣なので
こちらの八寸の絵柄は
着物の職人さんが描かれたものなんですって
全員が違う
桜の京都の絵柄でした
やはりこういうプレゼンテーションがあると
(しかもこのお店の西陣の歴史に裏打ちされた)
トキメキます
あいなめ
アブラメとも呼ばれると
若竹はほんと美味しい
食べ終わると
桜
和久傳さんで修行されたので
明石の鯛
身欠いた、という皮が
美味でびっくり
こちらのお店の真骨頂
天ぷら
行くよ~~
食べた後に
まったく
油がついてない和紙
それでも綺麗なまま
何度も変えてくださるご配慮
西岡さん
甘酢漬けが良い良い
アスパラガスは
根の部分まで
きれいにかつら剥きして
自然そのものの深い味も楽しめました
自家製の醤油麹が乗せられた海苔に
大好きなお餅の天ぷら!
至福~~
甘くてほくほくの
紅はるか
お祖父さま考案の
お豆腐の天ぷら
こちらでは
からしで。
箸休めの
酢の物
日向夏とフルーツトマトのジュレ
バルサミコ酢とポン酢の2層のジュレ
桜エビを揚げてるな~と思ったら
はまぐりと新キャベツに。
今回、静かな店内で
じっくりと天ぷらが揚がる音を目の前で聞いていたら
素材によって音が全然違うのですね
さながら
水琴窟から聞こえてくる金管楽器のオーケストラのように
いろんな繊細な音が楽しめて
娘もあまりの美味しさに
息を飲んでたら
西岡さんに笑われたりして
本当に観客として最高なお食事を楽しめました
土鍋ご飯は滋賀県のきぬひかり
自家製エノキ
最高なお供
ここまで3時間近くかかっているので
お腹もまた落ち着いて
ものすごく美味しくご飯が食べられるのみならず
おかわりは
卵かけご飯か鯛茶漬けを選べるので
卵かけごはんにしたら
白身がホイップされてた!
食べやすい
お隣のご夫妻は
鯛茶漬けにしてました
それも美味しそう
水菓子は
せとかと
よつぼし、という苺
甘い!みずみずしい
〆は
羽二重団子が。
お花見団子のお皿も可愛い
最後は
高貴なお味の中国茶で
さっぱりと
馥郁とした香りと味
おひとりおひとりを
出口までお見送りして
いろいろな会話も交わされて
まったく胃にもたれない
西岡さん同様な爽やかで気持ちの良いコースで
大満足の一夜を過ごすことが出来ました
料理人の方のお人柄が
腕ももちろんですが
『劇場』を楽しむにはとても大切ですよね
桜の京都
まだ続きます~