DavidBowieを刺繍したばかりで

制作のための参考写真が

すぐ手元にあった昨日。

 

ネットでやたらと「  山本寛斎  」の

トピックが上がっているなと

思ったら亡くなったのですね。

 

若き日のBowie。

子供だった私の心を

つかんで離さなかった彼の

衣装を手がけたのが

日本人で。

顔つきには日本人らしい

田舎のおやじ感があるのに

テレビの向こうで熱弁ふるう姿は

およそ日本人らしくない

熱量と圧。

それが山本寛斎でした。

 

バブル期、誰もが抵抗なく赤や黄色の

服を着た時代に、

黒を主流とした

デザイナーズブランドを着こなす

女子ほどおしゃれ感は高く

ケバケバとした寛斎の服は

少し野暮ったくもあって

さらに、ライセンス契約で作る

食器とかタオルとかの存在が

ありふれすぎで。

実は私の中では「うーん」な

感じだった人。

 

 

おとなになり

好きなモデルやファッションをテーマにした

ドキュメンタリー映画を見に行くと

かならずというくらい

そこには寛斎が絡んでいて

あらためてその仕事ぶりに

驚き、震え、アートを感じた、、、のは遅かった。

 

 

 

この衣装も山本寛斎。

誰かにカリスマ性があったとしても

それをあげられるかどうかは

ファッションに左右されるところも大きいね。

異星人のイメージは

音楽だけではその半分も

創り上げられなかったかも。

 

 

山本寛斎。

すばらしいアートを生んだ人。

 

 

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