縄張図取り込み機能《補足編》
「縄張図取り込み機能」のリリースから2週間ほど経過しました。ニッポン城めぐりサーバーには画像は保存されないので、実際どれほどの縄張図が取り込まれたかは分かりませんが、みなさんのリア攻めに役立ててもらえているのならば本望です。
さて、今日はみなさんが使い慣れて頂いた頃を見計らって、《設定編》《実用編》に続いての《補足編》です。
リリース前は、運営チームでもいくつもの城跡で実際にスマホを使ってのテストを行っています。
その際には、やはり自分が今いる曲輪と、縄張図内の現在地が合わない、などの現象も見られました。何度も試行した結果、そういったことが起こる場合は、だいたい3つに原因が絞られるようです。
- GPSの精度が悪く現在地が捕捉できていない
- 地図と縄張図が正確に合わせられていない
- 縄張図自体が実際の地形に沿っていない
1に関しては、上空見通しの悪い場所ではありえますが、木々が伐採された山城などでは基本的には起こりにくいです。端末側で位置情報の精度を落としていない限り、時間を追うごとに正確に掴めるはずです。
2は、事前にどこまで精密に地図合わせできるか次第と言えます。わりと縮尺を引いた状態で合わせると、画面上は数ミリのズレでも、実際現地でズームアップすると数メートルずれる、ということもあります。
3については、より正確な縄張図を探すしかないわけですが、ネット上のみならず書籍などをスキャンして画像化するというのもひとつの手です。
また、スキャンして画像化できるPC環境をお持ちの方であれば、画像をスマホに取り込む前に、必要な部分にだけトリミングする、北が上を向くように回転させておく、などまでPCで実施しておくと、その後の地図合わせが非常に楽になります。
前にも書いた通り、個人で楽しむこと限定で提供する機能で原則サポート対象外なので、思いっきり第三者的な書き方で恐縮ですが、上記を参考に現地に行くに際しての事前準備の参考にしてもらえればと思います。
なお、冒頭書きましたが取り込んだ画像はサーバーではなく、スマホ本体にアプリのデータとして保存されています。そのため、機種変更時のデータ移行の方法によっては、保存した画像が移行されない場合もありますので予めご注意下さい。
参考までに、AndroidのUSBケーブルを端末間に接続してデータ移行する方法では、保存した画像も移行されました。クラウドを利用したデータ移行でもうまく移せるのかもしれません。
最後に、Androidお使いの方へ前回一点伝達漏れがありました...。縄張図取り込み機能を利用するためにはアプリの更新が必要ですが、この更新に伴い、Android9未満のOSはサポート対象外となります。
Android OSアップデートにはプライバシーとセキュリティ保護の改善など重要な機能強化が含まれており、昨年から、新バージョンに追随していないアプリは、これらの機能強化を適用することができず、Playストア上で検索できなくなるという仕様となったためです。
事後のお知らせとなり誠に恐れ入りますが、該当するOSバージョンをお使いの方は、OSバージョンのアップデートを実施頂ければ幸いですm(_ _)m
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