神籠石って何?
去る8月1日に追加された1000城の中にもいくつか新たに含まれていましたが、主に九州を中心として神籠石(こうごいし)と呼ばれる城があります。
「何をどさくさまぎれに石ころまで追加してんだ」と怒らないで下さい。石は石でも、墓石や漬け物石などとは事情が違います。
神籠石は、古代に西日本に造られた山城です。福岡県久留米市の高良山の列石がそう呼ばれていたのが、同様の遺跡にも広まったのがその名の由来だとか。
一方で祭祀的な側面も見受けられたりするなど、ただの軍事要塞とだけ考えるのも違うようです。このへんは沖縄のグスクや北海道のチャシに似たものを感じますね。
神籠石式山城とも言われるこれらの遺跡の特徴は、版築(板枠の中に土を入れてつき固める工法)の土塁と、整然と加工して積み上げられた石塁にあります。石ジョー(石垣フェチ
)の方なら、間違いなく卒倒レベルです。
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しかも、神籠石は誰がいつ何のために築造したのかが不明というから神秘的![]()
663年、日本は朝鮮半島の白村江(はくすきのえ)で唐・新羅連合軍に大敗したことがきっかけで、唐・新羅の侵攻に備えて各所に大野城、基肄城などの山城を築いて国防を強化しましたが、神籠石式山城もこの戦いの前後に同様の理由で築かれたのではないかと推測されています。
今から約1300年も前の話です。戦国時代から見ても約900年前の驚くべき技術力に、ただただ驚嘆です。
