松本城 | 「ニッポン城めぐり」運営ブログ

松本城

すでに昨日からテレビなどで何度も報道されているので、ご存じの方も多いと思いますが、6月30日午前8時16分頃、長野県中部を震源とする地震があって、松本市で震度5強を観測しました。


幸いというか亡くなられた方はいないようですが、報道の中で何度も出てきたのが、「国宝・松本城に被害」の話ですテレビ


そう、松本城の天守閣も今回の地震によって被害を受けたのです。もろもろのニュースなど総合すると、天守や乾小天守の内側の壁に10箇所程度のひびが生じたとのことです。


城マニアにとっては、大事な大事な現存天守ですので、今回のニュースには肝を冷やしました汗


ただ、逆に考えると、震度5強でよくもひびくらいで済んだなぁと思ったりもします。


松本城は、その天守閣の築造年に1591~1615年までの間でいくつかの説がありますが、いずれにしても建ってから400年ほどは経過しているわけです。


もちろん、解体修理などのメンテナンスの歴史があって今の松本城があるのですが、同じ松本市内でも近代的な建物の壁や屋根が崩落しているのを見ると、6階建ての木造建築物が耐え抜いたことに驚きですひらめき電球


しかも、困ったときのWikipediaによると、もともと松本城のあたりは沼地で、城の始まりは沼の畔の館だとか。要するに地盤がゆるいらしい…。

そういえば、伊勢の亀山城でも2007年の三重県中部地震で、昭和になってから積んだ石垣の一部が崩落して、江戸時代初めに穴太衆が積んだ部分には一切被害はなかったといいますので、やはり先人の英知は恐るべきモノがあります。


いずれにしても、大きな被害がなくて安堵しているところです。


最後に、Wikipediaを見ていたら明治時代に撮影された(修理前の)傾いた天守の古写真がありました(松本城管理事務所蔵)。今の美しい松本城があるのは、各時代の人々の文化財への理解があったからこそなんだなー、と実感します。

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