人柱
【人柱】(ひとばしら)
人柱(ひとばしら)とは、堤や橋、城といった大規模な建築物が水害や敵襲によって破壊されないことを神に祈願する目的で、生きながらにして建築物やその近傍に埋められた人身御供のことである。
~Wikipediaより~
突然用語解説から始まりました。
現代では、発展途上の技術や製品を進んで利用するテスター的な人を人柱とも言うようですが、本来は上のような意味合いです。
解説の中にもあるように、「城」の築城にあたっても数多くの人柱が存在したという伝説があります。全国各地にあります。
例を挙げると…
白河小峰城(福島県)、郡上八幡城(岐阜県)、大垣城(岐阜県)、丸岡城(福井県)、長浜城(滋賀県)、彦根城(滋賀県)、和歌山城(和歌山県)、米子城(鳥取県)、松江城(島根県)、丸亀城(香川県)、大洲城(愛媛県)
などなど…
きりがないくらいあります![]()
多くに共通するのが、築城の過程において地盤が安定しないなどの理由で石垣が崩壊し、工事が進まないために人柱を立てたところ、無事城が完成した、というものです。
人柱の対象としては老人や子供、若い女性など城によってさまざまですが、印象としては「若い姫(娘)」が多い感じがします。
松江城などは、城主であった堀尾吉晴が盆踊りを開催して、その中でひときわ美しく目立っていた少女を指名し、無理矢理生き埋めにした、という話が残っています。あんな綺麗な城に、そんな悲しい話があるのです。
というか、むしろ美しい姿で建っている近世城郭の方が、こういった悲話が残されているような。
ちなみに、堀尾吉晴はこの後ほどなくして死去し、跡を継いだ堀尾忠晴が死去した後は、嗣子がなく、堀尾家は御家断絶、改易となります。
人々の間では、人柱となって無念の死を遂げた少女のたたりだと噂されたとか.....。
そしてこの「怨念系
」の話も、人柱伝説ではかなりの確率でセットで出てきます。
現代人のわたしたちからすると、おぞましい話ではありますが、古くは『日本書紀』にも見えると言われる人柱伝説。
立派な城の築城の裏には、そんな話もあったりします、という話でした。