浅野氏は「2期目になっておごりのような感じが出てきた」と批判するが、最初からである。
石原都知事に対決姿勢=「2期目になっておごり」-浅野氏
3月4日15時1分配信 時事通信
4月8日投開票の東京都知事選に事実上の出馬表明をした浅野史郎前宮城県知事(59)は4日、テレビ朝日の番組に出演し、現職の石原慎太郎知事(74)について「社会的な弱者に対する差別的な発言に多くの人は怒っている。2期目になっておごりのような感じが出てきた」と批判、対決姿勢を鮮明にした。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070304-00000038-jij-pol
<引用終わり>
テレビ朝日の番組も何も、テレビを見ていないからわからないが、石原慎太郎
東京都恥事知事がおごっていたのは、何も2期目になってからではない。「社会的な弱者に対する差別的な発言」は、都知事になる前から連発していた。有名な「三国人」発言、障害者に対する「ああいう人って人格あるのかね」発言、「ババア」発言は、一期目のものだ。それを知っていて、三百万以上の都民が石原に投票したのは、都民がこういう発言も含めて支持したからだとすると、「石原慎太郎という問題」は想像以上に根深い。
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↑この本の初版が発行されたのは、二期目の選挙の直前のことだった。当然のことだが、このような本を読む人は、最初から石原に投票しようなどと思わないだろう。
確かに、2期目に入って、1期目までの傲慢さに加えて、露骨な都政の私物化、以前にも増して醜悪さを増した暴言 が目立つようになってきた。それを浅野氏は批判したのだろう。多くの良識ある都民は、公共の場で発言する機会を持たないが、同じ思いの人も多いのではないだろうか。
おごっていても何でも、実績があれば良いという人は、どんな実績があるか列挙していただきたい。
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一例として、東京都教育委員会を私物化し、教育現場を荒廃させた「実績」がある。
「親はわが子を石原知事のような、つねに他人を見下していなければきがすまない、あるいは他人の痛みの一切が理解できないタイプの”リーダー”か、またはそうした人々にひたすら従順で、命までも投げ出して尽くす臣民、家来のような人間に育てたいのでないかぎり、たとえば現在の都立高校には進ませるべきではないのではないか。国全体の教育改革が同じ方向を向いているとはいえ、もはや石原知事のほとんど私物と化してしまった都教委に比べればまだしも他県の公立高校、あるいは影響のやや及びにくい私立高校へと進路を変更したほうがよい、通いきれないようなら転居まで視野に入れて検討する必要さえあると、私は思います。」(182-183ページ)
最近では、「花粉症対策」にかこつけた事前運動と取られかねない、ポスターばら撒き である。
個人的に最も憎んでいるのは、フランス語に他する侮蔑発言であるが、作家でもある知事のセンスで最も気に入らないのは「首都大学東京」という、大学の名前である。
「東京都立大学」で何がいけなかったのか。自分の子供がこの大学に入ったとして(ありえないが)、実家(東京ではない)の親にどこの大学に合格したか聞かれて、真顔で「首都大学東京」と答える勇気は、私にはない。「都立大学だったところ」とでも答えるしかない。
同時に、「首都」などとわざわざ前に付けるネーミング、「大学」の後に「東京」と付けるセンスには、傲慢さが感じられてならない。
その昔、豊かな地方から収奪した税で発展を遂げた東京、その恩を忘れて今は地方に金が流れるのは許さないと叫ぶ、地方の人間から見た東京の傲慢さを象徴しているように思う(自分も今は東京都民だが)。
色々と理屈をこねてもしょうがないので、はっきり言う。
首都大学東京 という大学名、とっても ダサい と思いませんか?
是非とも、浅野氏に都知事になっていただいて、このダサくてこっ恥ずかしい大学名を元に戻していただきたい。
そうしたら、自分の子供たちでも、(東大や東工大が無理だったら、の話だが)入れてもいいかなと思える。