2024.6.16 マーメイドS(GⅢ) | 競馬インプレッション

2024.6.16 マーメイドS(GⅢ)

①着アリスヴェリテ:1番枠のベリーヴィーナスが早々に控えるかたちになって、あとは潔いひとり旅。最後は迫られたが、道中のリードをうまく使って逃げ切り。今年に入って3勝目、減量と軽ハンデを活かしてのもので、速い勝ち時計ではあるが真価は今後を見て判断。

②着エーデルブルーメ:惑わされずに最後まで自分の競馬に徹した結果で、コーナーごとに位置を上げていって4角は追撃態勢には入ったが、逃げ馬はまだかなり前。直線伸びたことは評価できても、捕まえられなかったところは今後も起こりうることを念頭に置きたい。

③着ホールネス:一団の3番手以下の集団のど真ん中で、折り合いはついていた感じの追走。4角で外に出して直線外を回りながらよく伸びてきた。格上挑戦でいい競馬を見せた。

④着ファユエン:発馬でモタついて後方から。ずっと最後方を走り、4角は大外を回して直線だけで③着馬とわずかクビ差。コーナー4つのレースに出てくるときは流れは無視して押さえておいた方がいいかも。

⑤着ラヴェル:内寄りの追走をさばいて直線で外に出して、そこから一瞬見どころはあったが、G前は伸び負けした感じ。休み明けとしては無難な滑り出しではある。

⑩着コスタボニータ:立ち遅れてこれも後方から。内の経済コースを走ることができて前をカベにスムーズな追走だったが、直線で一気にひっくり返すのは無理だった。いつものように前めで運ぶのがいい。

⑬着ミッキーゴージャス:先行馬マークを意識した位置取りで、逃げるといわんばかりのダッシュで3番手。4角で動いていこうとしたが、もう脚がなく、直線に入って後続に飲まれていった。アッサリいなくなってしまって、信頼感は上がってこない。

⑮着タガノパッション:ゲートを出なりで中団やや後ろにいたが、2角ではもう3番手近くまで進出。2番手からでも距離はあったし、無理に上がっていったわけではなかったが、3角を回るあたりから手応えをなくし始めた。流れと位置取りがかみ合わなかった。