2024.3.31 大阪杯(GⅠ) | 競馬インプレッション

2024.3.31 大阪杯(GⅠ)

①着ベラジオオペラ:②着馬のマクりを辛抱して直線差し返して押し切る渋太い競馬でGⅠ初戴冠。中山、阪神の内コースが脚質的には最適で、今回のような先行策が取れるなら香港でも十分対応できるはず。

②着ローシャムパーク:前半は遅いというほどのペースではなかったが、向正面で一気に好位に上がっていった判断は結果オーライ。G前でもう一度勝ち馬に詰め寄っており、悔やむべきはスタートになろうか。

③着ルージュエヴァイユ:1角までに内に寄せて、前にカベを作って折り合って進む。4角を回るところから仕掛け始めて、直線もそのまま内寄りを伸びてきた。立ち回りがうまく、男馬相手に互角に渡り合ったところは感心。

④着ステラヴェローチェ:中団の追走で、4角までは折り合いを付けることに専念。直線でうまく外に出せて伸びてきたが、上位3頭とはコース取りの差。この馬も内コースのほうがいいタイプ。

⑤着ジオグリフ:道中は好位を進み、ゴールまで好位をキープしたまま。言い方を替えれば、勝ち馬の2馬身後ろを維持していた。4角も余裕の手応えだったが差は詰められず、皐月以後のスランプは継続中。

⑥着プラダリア:中団の内でガッチリ抑え、直線で外に出しての追い比べにこの馬なりには伸びていたが、内コースよりは外コースが合う馬で一瞬の切れで分が悪い分G前で伸びを欠いた。

⑦着ソールオリエンス:直線最後まであきらめずに追って差のないところで入線したが、坂の途中からは気力だけの走り。②着馬の進出についていって末をなくした感じ。皐月の印象が強いので、爆発力を活かしたほうがいい気がする。

⑪着タスティエーラ:勝ち馬が先行するのを見て急いで好位に上がっていった。そこで動いた影響ではないだろうが、最後の100から脚が止まって馬群に沈んだ。サッと好位につけられないところが敗因ととりあえず書く。