みなさん

こんにちは

久々の更新です。<m(__)m>

歯痛などありましてこの冬は冬眠ということにしておいてください(笑)

あまりにも更新してないので、ストックしてた分を更新します。

よろしくおねがいします。

わが巨人もキャンプから台湾からオープン戦にはいっています。

なんとなくぴりっとしないような気もしますが、しっかり開幕に向けて準備してほしいと思います。

よくないのは投手グリフィン。二軍でもいいのでは??

大勢開幕間に合ってほしいです。

 

 

トップにもご案内していますが、連載小説についてご案内しておきます。

 

連載小説「マッキーS湖ナチュラルズの男たち」

長くなってしまっているので以下ご紹介しています<m(__)m>

簡単なあらすじ・登場人物紹介

もう少し内容紹介・読んでいただく順序

話順内容案内(1話~143話)

話順内容案内(144話~309話)

話順内容案内(310話~現在)

マッキー連載小説のカテゴリーからもお読みいただけます。

 

 メールや留守電があったとき、返事をすればそれなりにしばらくは なりをひそめてくれているのが救い。

 でもメールでは一回メールし始めると10回くらい往復だし、留守電で電話をするとひょうまへの心配の中に早く会いたいモードがちりばめられ、ほんと、着信に星あきこの文字が流れると 正直ズーンと気が重くなる。

(姉ちゃんには悪いことをした)

 本当にその思いだけで姉と相対している感じ。

 おきゅうとの電話ではあんなにテンションあがってずっと話していたい、ずっと声を聴いていたい、ああなんて時は無常に流れるのか、次はいつ話せるときがくるのかなど、もうドキドキもので、電話やメールが終わるとしばらくは余韻に浸れるが、現実に引き戻されると気が抜けてしまい、ひどいときは涙すらでてしまう。

 一方、姉あきこに関しては、けーこのことでは本当に迷惑をかけたし、あきこを今の状態にしてしまった責任は感じている。

 鼻形もよりによってけーことデキなくてもよかったのに・・・。

 だが、すべての種をまいたのはひょうまなのだから仕方ない。

 おきゅうを好きなことに気づいてしまったから。

 

 今回もあきこからの着信にまた同じようなセリフが流れるのかと惰性でメッセージボタンを押す。

「・・・ひょうま・・・ごめんなさい・・・ゴホッゴホッ・・」

 よわよわしいあきこの声に反比例するように咳が異様に響いてくる。

「・・・ごめんなさい・・・具合が悪くて・・・ごめんなさい・・・」

 びっくりしてひょうまはあきこに電話する。

 ところが、何回呼び出し音を鳴らしても応答がない。

 いつもだったら秒殺で出るのに。

 具合が悪くて電話に出ない・・・電話にも出られない状態なのか。

 あるいは、病院にでも行ったのか。

(いや・・・そんなはずは・・・)

 時刻は朝7時。

 まだ病院だってあいてないし。

 電話を鳴らし続ける。

 意識があるなら這ってでもでてくれるのではないか。

 それともまさか自ら救急車を呼んだとか?

 だったら病院から連絡があるだろう。

 ひょうまの顔から嫌な汗が流れ、スマホも手汗でじっとりしてきた。

 どうすべきか。

 今から那覇を出て信州に向かっても最短でも午後になる。

(でも何かあったなら、一刻も早く向かわなければ・・・)

 ひょうまは慌てて最低限の荷造りを始めながら、ふと、その手が止まった。

(もしかしたら、もうここには戻ってこれないかもしれない)

 あきこのことが頭を占めながらも、城戸に真実を告げるときが迫っているからだ。

 真実を告げたらもうマッキーS湖ナチュラルズのメンバーではいられなくなる。

 おきゅうの仕事が片付き次第、城戸に真実を告げることにしている。

(でも姉ちゃんにもしものことがあったら・・・)

 なぜこんなタイミングで・・・。

 ひょうまは、今後どうしても必要と思う衣類や貴重品を持ち、あとは最悪処分してもらっても構わないと覚悟し、監督鼻形のところへ行って事情を話す。

 よほど、三門と違って本当にきょうだいの具合が悪いんだって言ってやりたかったがもう余計な摩擦を起こす気力もなくやめた。

「え!あきこが具合が悪い?じゃあ僕も・・・」

 鼻形も動揺を隠せない、まあ元妻だしね。

「いや、とりあえず俺が行きます。監督が練習休むのは目立つ」

 今後のことを考えると単独の形が便利だから、ひょうまは鼻形を制した。 つづく