久々に連載小説更新しました。

すみません。

書かない間にまたも巨人は微妙なとこに・・・。

週末ベイに負け続けました。

2位を死守してファーストステージをぜひ東京ドームで!!

連載は不定期ですが続けていきますのでよろしくお願いします。


離婚記者会見においてのひょうまの矛盾した発言。
でも、マスコミだってそれにスルーしていたし、助言を与えた鼻形だからこそ気づいた矛盾。
けーこも気づいたか。
(長年妻として連れ添ったんだもんな)
気づいたのなら仕方ないだろう。
じゃあなぜ気づいたら鼻形との仲もおかしくするのだろうか。
もう離婚は決まっていたのだし、けーこもひょうまに愛想をつかしたはず。
(まさかまた・・・?)
確かに、もともとはひょうまがけーこにつれなくした結果なのだ。
けーこはひょうまにすがろうとしたが、ほとほと疲れて鼻形に相談してきた。
(ひょうまくんと復縁した翌朝のことだったっけ)
当初は、鼻形もあきこと結婚していたし、義理の弟の妻として接していた。
作戦として、鼻形と浮気ごっこをしてひょうまにやきもちを焼かせようとしたら、いわゆるミイラとりがミイラになったかのごとく、2人は愛し合ってしまった。
しかもひょうまはそれを容認すらした。
もちろん、けーこは、ひょうまの真意をしらない。
ひょうまがおきゅうを好きだということ。

(あんな些細な矛盾でまたけーこはひょうまくんを気にし始めた?)

そんなことがあるのだろうか。
鼻形だったら、仮にあきこについて何か感じることがあっても、今は今として、けーこだけを見ているだろう。
離婚を決意するまでは悩みに悩んだが、悩みきったらもう後戻りはしない。
けーこは違うのか。
もしかして・・・。
(僕とのSEXよりもひょうまくんとのほうがよかったのか)
ないとはいえない。
最初はへたくそでも、何事も追求するタイプの男だから、SEXだって、どうやったら気持ちよくできるか研究したのかもしれない。
(なら、おきゅうさんもメロメロか・・・)
今のひょうまは女を喜ばすベテランの域に達しているのかもしれない。
(三門くんも災難だな・・・)
とはいえ、ひょうまには、離婚理由として、「亡き初恋の女性みーなをわすれられない」ということにさせて、代わりに、おきゅうとの関係は他言しないと約束してやった。
もちろん、おきゅうとは今後近づかせないために、実は鼻形の離婚よりもひょうまと一緒にいたかったというあきこの願いを叶えてひょうまと同居させたし、今のところそういう気配もないから三門夫婦に波風は立たないだろうが。

ひょうまは当然ながらけーこに気持ちはない。
けーこだって、いくらひょうまの離婚理由に矛盾を感じて、また可能性があるのか、などと思ったって無駄なのだ。
ひょうまの本当のところをもしけーこが知ったらどうなるのか。
いうことは得策ではなかろう。
逆に火をつけてしまうかもしれない。

なんだか疲れてきた。
けーこも、鼻形とともに生きようと思ったなら最後までまっとうしようとしてほしい。
(こんなんで本当に再婚できるのだろうか、けーこは再婚する気があるのだろうか)
こういうことは、急いて白黒はっきりつけてはいけないのかもしれない。
あいまいなままで・・・けーこもひょうまへの疑問や思いはぼんやりしているだけかもしれないし、このままけーこをつつかないほうがいいのかもしれないと、鼻形は深い溜息をつくのであった。 つづく