久々に連載小説更新しました。
よろしくお願いします。
野球は、わが巨人、阪神2連勝、ベイ3連勝しました!
その中で、応援する宮国投手もいい働きしましたベイ3戦目。
勝利投手です。
明日からの広島戦、2連勝できたらまたどうなるかわからない。
頑張れ内海、田口投手!!
沖縄キャンプ。
家族帯同。
昨年の優勝旅行も沖縄、家族帯同だったが・・・あのときと今はずいぶん状況もかけ離れている。
(オキナワ・・・)
沖縄が、オキナワにかわると、ひょうまは、おきゅうの昔を知る男桜木と出会い、結果、甘美なおきゅうとの関係に至ったことを思い出し、からだがぞくぞくっと興奮で打ち震えるのだ。
だが、今度はそんな機会は絶対訪れないだろう、本文は野球だし、おきゅうは三門の妻として帯同。
ひょうまにもあきこが暑苦しくひっついてる状態。
ひょうまも、今回、あまーい出来事を求める気は全くない。
そうではなく、今後のことを、おきゅうと話し合わねばならないのだろうという思いになっている。
城戸にも離婚原因を疑われてしまっている今、もしかしたら、本当に、真実を隠しておくことはできなくなるのではないか。
(城戸が不用意にどこかから知るのではなく、真実は、俺たちから話したい)
もちろん、城戸も、チームドクターとして、キャンプに帯同することになっている。
親子そろうわけか。
みんな立場は違うけど。
立場が違うと認識すると、ひょうまは、またも、真実通りに生きるまでには平坦な道のりではないだろうと、気が遠くなるような長い溜息をつくのである。
キャンプ開始。
生き生きしているのは、選手たちだけのように見えるのはひょうまだけか。
首脳陣、厳密には、ひょうま、鼻形、三門は顔がどんよりしている。
牧の命により、花形はけーこ、三門はおきゅう、ひょうまはあきこを伴っている。
あきこだけが、満面の笑みで、ひとりでいろいろしゃべっていた。
おきゅうも、けーこも、一応表情はつくっているけど、キャンプ帯同は迷惑だというオーラが伝わってくる。
おきゅうはわかるが、けーこはなぜ?
ひょうまは、鼻形にも注目している。
三門は、おきゅうが一緒だとひょうまがいるから警戒するから、嬉しそうでないのはわかるつもり。
だが、鼻形のカップルは再婚もしてないのに、牧公認で堂々と一緒にいられるのだから、この世の花みたいに誰はばかることなく幸せをばらまいていてもいいはず。
2人とも同じようにつまらなさそうな顔をしている。
(なぜ?)
それでも、キャンプ中は、通常通り、野球に専念できた。
日本一になり、今度は追いかけられる立場としては、昼間の練習中は、私情を挟む余裕は意外とない。
その間、帯同している家族はどうしているのか。
ひょうまが聞かなくても、あきこがぺらぺら話してくれた。
(鼻形さんと離婚してから、ほんとに変わったな・・・)
半ばあきれながら、ひょうまはベッドに寝転がる。
「私としては、けーこさんとだって、わだかまりなくお話ししたり、お食事も一緒にしたいと思ったのよ。一応、私が首脳陣の家族の中では一番年上だし、声かけてみたんだけど・・・」
おきゅうにもけーこにも、うまいことかわされたのだという。
「なぜかしら、家族同士も結束することも大事なんじゃないかと・・・牧さんはそういうことも考えてらしたんじゃないかと思うのにね・・・きゅう子さんまでもというのがわからないんだけど・・・」
ひょうまにはよーくわかる。
ひょうまと一緒にいるあきことなんかおきゅうは一緒に行動したくないだろう、ひょうまへの愛もだが、一緒にいることで真実につながるなにかをかぎとられるのも嫌なのだと思う。
つづく
よろしくお願いします。
野球は、わが巨人、阪神2連勝、ベイ3連勝しました!
その中で、応援する宮国投手もいい働きしましたベイ3戦目。
勝利投手です。
明日からの広島戦、2連勝できたらまたどうなるかわからない。
頑張れ内海、田口投手!!
沖縄キャンプ。
家族帯同。
昨年の優勝旅行も沖縄、家族帯同だったが・・・あのときと今はずいぶん状況もかけ離れている。
(オキナワ・・・)
沖縄が、オキナワにかわると、ひょうまは、おきゅうの昔を知る男桜木と出会い、結果、甘美なおきゅうとの関係に至ったことを思い出し、からだがぞくぞくっと興奮で打ち震えるのだ。
だが、今度はそんな機会は絶対訪れないだろう、本文は野球だし、おきゅうは三門の妻として帯同。
ひょうまにもあきこが暑苦しくひっついてる状態。
ひょうまも、今回、あまーい出来事を求める気は全くない。
そうではなく、今後のことを、おきゅうと話し合わねばならないのだろうという思いになっている。
城戸にも離婚原因を疑われてしまっている今、もしかしたら、本当に、真実を隠しておくことはできなくなるのではないか。
(城戸が不用意にどこかから知るのではなく、真実は、俺たちから話したい)
もちろん、城戸も、チームドクターとして、キャンプに帯同することになっている。
親子そろうわけか。
みんな立場は違うけど。
立場が違うと認識すると、ひょうまは、またも、真実通りに生きるまでには平坦な道のりではないだろうと、気が遠くなるような長い溜息をつくのである。
キャンプ開始。
生き生きしているのは、選手たちだけのように見えるのはひょうまだけか。
首脳陣、厳密には、ひょうま、鼻形、三門は顔がどんよりしている。
牧の命により、花形はけーこ、三門はおきゅう、ひょうまはあきこを伴っている。
あきこだけが、満面の笑みで、ひとりでいろいろしゃべっていた。
おきゅうも、けーこも、一応表情はつくっているけど、キャンプ帯同は迷惑だというオーラが伝わってくる。
おきゅうはわかるが、けーこはなぜ?
ひょうまは、鼻形にも注目している。
三門は、おきゅうが一緒だとひょうまがいるから警戒するから、嬉しそうでないのはわかるつもり。
だが、鼻形のカップルは再婚もしてないのに、牧公認で堂々と一緒にいられるのだから、この世の花みたいに誰はばかることなく幸せをばらまいていてもいいはず。
2人とも同じようにつまらなさそうな顔をしている。
(なぜ?)
それでも、キャンプ中は、通常通り、野球に専念できた。
日本一になり、今度は追いかけられる立場としては、昼間の練習中は、私情を挟む余裕は意外とない。
その間、帯同している家族はどうしているのか。
ひょうまが聞かなくても、あきこがぺらぺら話してくれた。
(鼻形さんと離婚してから、ほんとに変わったな・・・)
半ばあきれながら、ひょうまはベッドに寝転がる。
「私としては、けーこさんとだって、わだかまりなくお話ししたり、お食事も一緒にしたいと思ったのよ。一応、私が首脳陣の家族の中では一番年上だし、声かけてみたんだけど・・・」
おきゅうにもけーこにも、うまいことかわされたのだという。
「なぜかしら、家族同士も結束することも大事なんじゃないかと・・・牧さんはそういうことも考えてらしたんじゃないかと思うのにね・・・きゅう子さんまでもというのがわからないんだけど・・・」
ひょうまにはよーくわかる。
ひょうまと一緒にいるあきことなんかおきゅうは一緒に行動したくないだろう、ひょうまへの愛もだが、一緒にいることで真実につながるなにかをかぎとられるのも嫌なのだと思う。
つづく