連載小説更新しました。
間があいてしまいすみませんでした。
またよろしくお願いします。
野球は巨人停滞してますねー・・・ビジターにいってエラーもあるし、菅野投手で勝てなかったのも痛いけど、もっと打ってくれないと菅野投手も勝てないし。
じゃほかの投手は、そこそこ打ってもらってもそれ以上に打たれてしまうという・・・。
今の巨人で信頼できる投手は菅野投手だけです、それは非常に厳しいです。
まだ内海、大竹投手がしぼむような年齢ではない、まだ菅野投手をひっぱっていくくらいでないと。



 三門が城戸を訪ねる、ありえないことではないが、わざわざ正月に城戸に挨拶に行くほど城戸とかかわりがあるようにも思えない。
 かつ、城戸涼介はおきゅうの息子・・・。
(俺の息子でもあるけど・・・)

「三門さん、上機嫌でしたよ。酒を持ってきてくれたので少し飲んだのですが、どうやらきゅう子さんとうまくいってるようですね」
「なに!?」
 つい過剰反応してしまったひょうま。
 今は全く動けない、しかし、動いてみてもいいかもと思い始めているところへいきなりジャブをかまされた感じ。
 やばい、息子相手に動揺する姿なんか情けなくて見せたくない。
 今までさんざん愚痴や相談かましてきたことが頭をよぎり、こっぱずかしくなるけど、知らなかったのだから仕方ないと、それでも思い出すと嫌な汗が流れ出てくる。
「い・・・いや、失礼した・・・ほら・・・ご存知のように、俺は今三門さんとは一緒に住んでいないから、様子がわからずその・・・」
 言い訳しようとしたが着地点が見つからず語尾を思い切り濁す。
「ああ・・・」
 城戸はひとりうなずくと
「すみませんでした。なんか、勝手に調子に乗っていたようでこちらこそ失礼しました」
 頭を下げられる。
「星さんも大変でしたよね・・・」
 離婚話に移りそうになり、ひょうまはこれまたまずいと、尻をもぞもぞさせる。
 亡き恋人みーなをやはり忘れられないからといううその理由に触れられたくない。
 特に城戸には。
 城戸には真実を告げるべきだという思いがかすかに頭をたげている。
 これ以上城戸にはうそをつきたくない。
 離婚話はしたくない、三門とおきゅうのラブラブっぷりは聞きたくない、どっちをとるか。
 まるで回避回避の葛藤だ。
(俺が我慢すればいいだけなら・・・)
 ひょうまは聞かなかったふりして
「三門さんもよかったですねえ。きゅう子さん命ですから・・・」
 三門話に戻そうとしたが、またも最後が余計だったかと若干の後悔。
 戸惑いを見せるような城戸。
 ひょうまの性格だったら、きっと三門の話なんかより、おのれの離婚話、亡きみーなの話にどっぷりつかりたいはずなのではないかと思ったに違いない。
「先生、さすがに俺も城戸先生が結婚するというおめでたい話を聞いたあとに自分の済んでしまった離婚話について聞いてほしいなんて野暮なことはいいませんし、大丈夫ですから」
 にっこり笑ってみたが、うまくいったかどうか。
 城戸は酒を一口飲むと
「わかりました・・・。でも、星さん、星さんは、亡きみーなさんをずっと思い続けているわけですよね・・・なんかわかりますよ、僕も、咲ちゃんと別れてからも、ほかの女性には興味を抱けなかった、いや、正確には違う、もちろん付き合った女性もいたけど、咲ちゃんを思うともう深い関係になることはできなかったから、僕も、咲ちゃんと再会しなければ、生涯独身だったかもしれないですね・・・」
 ひょうまは、城戸の話に乗っていきたいけど、亡きみーなへの現状の思いは違うのだから、そこはなんとか省いていかないといけないのだが。
「城戸先生は若いのにストイックですねー。咲さんは幸せ者だ・・・」
「星さんだって、さらにストイックでしょう、今生きている夫人より亡くなった恋人をとったのだから」
 まずい、また引き戻されている。
 三門の話をリアクションを我慢して大人しく聞いてればよかった。    つづく