連載小説を更新しました。
よろしくお願いします。
昨日から大雨、川の堤防が決壊で茨城県など北関東、宮城県などのかたは大変なことと思います。
びっくりしました。
まず早く皆さん無事救出されることを願います。
そして安全、食料の確保も。
そして天候が安定するように願います。
わが巨人軍、昨日やっと阪神になりふりかまわず勝てました。
あまりにもひょうま主文が長すぎたので、一度、主な登場人物の現状を整理しておくことにする。
記者会見のあと、けーこと鼻形はまだ2人で逢っていない。
2人ともスケジュールがあわなかったこともあるが。
(そもそも・・・)
けーこは、ひょうまの言動と行動がちぐはぐだったような気がしてすっきりしない。
ひょうま、けーこ、鼻形、あきこの4者会談において、ひょうまはずっと心の奥底では亡きみーなのことを忘れられなかったといっていたのだ。
(そもそも、そうだったというのなら・・・)
記者会見のときにひょうまは、今ごろみーなへの思いに気付いたなんて言はおかしい。
(それに・・・)
けーこはひょうまと何十年も一緒に暮らしてきた。
離婚をはさんでもだ。
一人でじっくり考えてみると、なんかちぐはぐな気がしてならない。
ひょうまの性格は、基本すべてかゼロかなのだ。
野球をやめてから、理性で中和されてきた部分はあるにしても。
すべてかゼロかは、だから、女性関係だって。
最初の結婚・・・。ひょうまは、寡黙すぎたきらいはあったけど、けーこは愛を感じていた。
けーこの話は第一に聞いてくれたし、無言実行がぴったりあてはまる男で、要望などを何気に言っても、ひょうまは覚えていて、可能な限りは満たしてくれた。
(SEXだって・・・)
最初はおぼつかない感じだったひょうまだが、けーこに傾倒していく様が手に取るようにわかり、人には言ってないけど、一緒にいるときは生理時以外はほぼ毎晩関係があったほどだ。
ひょうまが現役未練にかられてオホーツクに失踪するまでは。
(今思えば失踪前しばらくは関係はなかった・・・)
けーこも仕事で忙しく家にいたりいなかったりで、あれ、とも思ったが、気持ちは満たされていたから肉体のほうがたまに途切れても特に問題にはしなかった。
つまり、どんなことでも、何かにとらわれたら、結局ひょうまはどっぷりはまってしまい、ほかのことには眼をくれることはできない男なのだ。
となると、みーなのことが心のどこかにくすぶっていながら、けーこと関係を持つ、なんて器用なことはできっこない。だから復縁をしようとしたときだって、絶対みーなのことは頭にあったとは思えない。
(だったら、正月、私が会いたいと年賀状に書いたって無視してればいいだけのこと)
ひょうまの気持ちはオールけーこだったはず。
(私だけじゃなくなったのは・・・)
やはり、ペナントレース終盤、エース美波理投手の復活パーティのあたりから。
ひょうまの様子は一変した。
当時は、ひょうまを愛していたから、ひょうまの変化をどこかで認めたくなくて、気持ちをぼやかしていたけど、今なら客観的にひょうまの分析ができる。
(手のひら返したように私に冷たくなった)
同時に、ひょうまが求めてきたにも関わらず、SEXができなかった。
ひょうまはなんとかごまかしていたけど、そのときにはけーこから気持ちが離れていたのだろう。
以後も、根底は気持ちがないのを周囲に対してなのか、けーこへの罪悪感からなのか、ひょうまなりに隠しながらけーこに相対していたのが、けーこがしかけたサプライズ復縁によってさすがにひょうまも気持ちをごまかせなくなったのだろう、正面きって冷たくされた、初夜なのに。
美波復活パーティ前後、ひょうまに何があったのだろうか。
(一旦はふっきったはずの亡きみーなを思い出した・・・とはどうしても思えない)
ひょうまのような男なら、それこそ、一生誰とも結婚せず、亡きみーなを愛し続けるだろうから。
ならば嘘をついてるということになるのか。なぜ? 他人になったとはいえ、やはり気になる。鼻形と逢えないことも好都合で、けーこの心は再びひょうまで埋め尽くされていた。 つづく
よろしくお願いします。
昨日から大雨、川の堤防が決壊で茨城県など北関東、宮城県などのかたは大変なことと思います。
びっくりしました。
まず早く皆さん無事救出されることを願います。
そして安全、食料の確保も。
そして天候が安定するように願います。
わが巨人軍、昨日やっと阪神になりふりかまわず勝てました。
あまりにもひょうま主文が長すぎたので、一度、主な登場人物の現状を整理しておくことにする。
記者会見のあと、けーこと鼻形はまだ2人で逢っていない。
2人ともスケジュールがあわなかったこともあるが。
(そもそも・・・)
けーこは、ひょうまの言動と行動がちぐはぐだったような気がしてすっきりしない。
ひょうま、けーこ、鼻形、あきこの4者会談において、ひょうまはずっと心の奥底では亡きみーなのことを忘れられなかったといっていたのだ。
(そもそも、そうだったというのなら・・・)
記者会見のときにひょうまは、今ごろみーなへの思いに気付いたなんて言はおかしい。
(それに・・・)
けーこはひょうまと何十年も一緒に暮らしてきた。
離婚をはさんでもだ。
一人でじっくり考えてみると、なんかちぐはぐな気がしてならない。
ひょうまの性格は、基本すべてかゼロかなのだ。
野球をやめてから、理性で中和されてきた部分はあるにしても。
すべてかゼロかは、だから、女性関係だって。
最初の結婚・・・。ひょうまは、寡黙すぎたきらいはあったけど、けーこは愛を感じていた。
けーこの話は第一に聞いてくれたし、無言実行がぴったりあてはまる男で、要望などを何気に言っても、ひょうまは覚えていて、可能な限りは満たしてくれた。
(SEXだって・・・)
最初はおぼつかない感じだったひょうまだが、けーこに傾倒していく様が手に取るようにわかり、人には言ってないけど、一緒にいるときは生理時以外はほぼ毎晩関係があったほどだ。
ひょうまが現役未練にかられてオホーツクに失踪するまでは。
(今思えば失踪前しばらくは関係はなかった・・・)
けーこも仕事で忙しく家にいたりいなかったりで、あれ、とも思ったが、気持ちは満たされていたから肉体のほうがたまに途切れても特に問題にはしなかった。
つまり、どんなことでも、何かにとらわれたら、結局ひょうまはどっぷりはまってしまい、ほかのことには眼をくれることはできない男なのだ。
となると、みーなのことが心のどこかにくすぶっていながら、けーこと関係を持つ、なんて器用なことはできっこない。だから復縁をしようとしたときだって、絶対みーなのことは頭にあったとは思えない。
(だったら、正月、私が会いたいと年賀状に書いたって無視してればいいだけのこと)
ひょうまの気持ちはオールけーこだったはず。
(私だけじゃなくなったのは・・・)
やはり、ペナントレース終盤、エース美波理投手の復活パーティのあたりから。
ひょうまの様子は一変した。
当時は、ひょうまを愛していたから、ひょうまの変化をどこかで認めたくなくて、気持ちをぼやかしていたけど、今なら客観的にひょうまの分析ができる。
(手のひら返したように私に冷たくなった)
同時に、ひょうまが求めてきたにも関わらず、SEXができなかった。
ひょうまはなんとかごまかしていたけど、そのときにはけーこから気持ちが離れていたのだろう。
以後も、根底は気持ちがないのを周囲に対してなのか、けーこへの罪悪感からなのか、ひょうまなりに隠しながらけーこに相対していたのが、けーこがしかけたサプライズ復縁によってさすがにひょうまも気持ちをごまかせなくなったのだろう、正面きって冷たくされた、初夜なのに。
美波復活パーティ前後、ひょうまに何があったのだろうか。
(一旦はふっきったはずの亡きみーなを思い出した・・・とはどうしても思えない)
ひょうまのような男なら、それこそ、一生誰とも結婚せず、亡きみーなを愛し続けるだろうから。
ならば嘘をついてるということになるのか。なぜ? 他人になったとはいえ、やはり気になる。鼻形と逢えないことも好都合で、けーこの心は再びひょうまで埋め尽くされていた。 つづく