ごきげんよう、卑弥呼です。

 

 6月 27日は
「ちらし寿司の日」です。

 

 

この日が
岡山のちらし寿司「ばら寿司」が
生まれるきっかけとなった

 

備前岡山藩主・池田光政の
命日であることから

 

山の幸、海の幸などの食材を
たっぷり使ったちらし寿司を食べて

 

夏に向けて元気になってもらおうと
制定されました。

 

 

ちらし寿司とは
酢飯に多種類の具材を
合わせて作る寿司で

 

ちらし寿司の「ちらし」は
寿司飯の中

 

または上に
様々な具材を「散らす」ことに
由来しています。

 

 

 

 

ちらし寿司の誕生には
諸説あるのですが

 

一説には
江戸時代の1654年に

 

備前(現:岡山県)で大洪水が起き
当時の藩主・池田光政が

 

汁物以外に副食を一品に制限する
「一汁一菜令」という倹約令を
出したことがきっかけといわれています。

 

災害復旧のため
食事まで制約された人々は

 

そのような状況の中で
少しでも美味しい食事をしたい
という思いから

 

できる限りの具材をご飯に混ぜ込み
小さな幸福を噛みしめながら
苦境を乗り越え

 

その時の混ぜご飯が
現在のちらし寿司の原型となったと
されています。

 

また、「一汁一菜令」が
出されていた当時

 

寿司の具材を
器(寿司桶)の底に敷き

 

それらを酢飯で覆い隠すことで
粗食を装い

 

食事の直前に
器をひっくり返して
食卓を飾ったという逸話もあるそうです。