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忙しくはありませんが
しばらくは
アトリエでノンビリしようと思います
アトリエは一人だけの空間です
好きな曲を聴きながら
次の作品の夢想をします・・・
まるで広い草原の真ん中で眠るように・・・・
青い海原の波の音を聞くように・・・・
美味しい冷えたワインを抱えて飲むように・・・・
画家のアトリエは
白昼夢のような~そんな場所です
白昼夢・・・
いつの日だっただろう~ 学生の頃
夏の日の暑い午後 蝉の鳴き声がひびく
鎌倉の裏道を歩いていた・・・
何処からか涼しげなショパンが聞こえる・・・
先生のアトリエに行く途中
清らかな小川があり
ボクはそこの日陰で休んでいると・・
アトリエの裏の門から 憧れの
肩まで三つ編みの少女が出てきた・・・
ボクの方を見てちょっと会釈したあと
彼女が持っていた油絵箱が開き
画材と絵の具が落ちてしまった・・・
勿論 彼女と一緒に画材を拾い手伝った
そして 恥かしそうに赤ら顔で
少女はボクにお礼を言いながら
絵の具で汚れたボクの手を見つけると
少女は慌ててハンカチをだし
ボクの手を取り拭いてくれました・・
ボクは~初めて
憧れの~少女の柔らかな手に触れ そして
香りの良い三つ編みの髪を身近に見ました・・・
太陽の眩しい~青春~壊れかけのRadio
ボクの夏の日の
鎌倉の白昼夢でした・・・
サスライの画家 マスダフミエ