発災から約1か月後、気仙沼市本吉町小泉に居ました。
はじめは1週間ほどのつもりだったけど、結局2か月半の現地滞在。


現地を見て言葉を失いました。 きれいに何もない。 あるのはただガレキの山。 これが現実とは思えませんでした。
 
 
隣の南三陸町にはメディア報道が多くあったこともあり、人も資機材も多く入ってきてました。 が、この小泉地区は全くの手つかず。 やっと食料などの救援物資が届きはじめたくらい。
 
すべて下道で、丸1日かかってたどりつきました。 途中、海岸寄りの道を選んでいきましたが、塩釜などは道路を通れるよう、被災家屋を横にどけただけで、まったく手つかず状態。 魚の臭いが漂っていました。
 
あまりの凄さに写真を撮ることをためらってしまい、道中で見かけた光景の写真はありません

発災3か月後くらいの南三陸・名足地区  3か月も経つのにまだ手つかず状態
 
 
もう10年、まだ10年、それぞれの思いがありますが、被災された方々には忘れられない日でしょう。 私たちのできることはしれてますが、その思いに応えていきたいですね。
 
スイッチを入れれば電気が点く、蛇口をひねれば飲める水が出る、ガスもスイッチひとつで点火して暖かい料理が作れる。 それが当たり前の生活。
 
しかし、突然 それらが全部使えなくなることもある。 何げない当たり前の日常に感謝。