ワイン好きのリヨン日記。 -9ページ目

ワイン好きのリヨン日記。

France, Lyonからのブログ。ワインを中心に。

スイスのワイン、シャスラ、シャトーペロイ・キュベ・プレスティージュを開けました。

スイスで買ってきたワインはこれで最後。。。

先日、サヴォアワインをいくつか飲んだので良い比較になるかと思い・・・



写真には写っていませんが、キャップシールがないワインです














色はうすいレモンイエロー。でも、先日のサヴォアのワインと比べると濃い気がします。

白い花、爽やかなミネラル、微かにレモン・ライムのようなアロマが漂い、好感の持てる香り。

微発砲で僅かに口の中で発砲を感じます。ワイン自体は軽やか。重心は軽めで甘やかでミネラリー。アフターにグレープフルーツの皮を噛んだような苦味を感じます。でも、やはりシンプル。

一緒に食べたトマトが良く合いました。



シャトー。ボルドーのようなグラン・シャトーではなくこじんまりしたシャトーのようです

今回は縦長の作品です。少し前に、クロスステッチを始めた頃に憧れていた大作が遂に刺し終わりました!!今回はクロスステッチを初めて刺した作品と共にご紹介します。


①初めての作品

生まれて初めて作ったエッフェル塔の刺繍。マダムに教わりながら、ぎこちない手つきでチクチクした日が懐かしいです。出来上がった時は何度も飾ってある場所に行ってしまう位嬉しかったな~手作りって、出来上がった時の達成感&満足感が病み付きになる気がします!




そして、これが刺繍を始めた時にいつか刺したいと目標にしていた作品。

②フランス地図

大きい作品は写真に納めると文字も小さいので、詳細は分かりにくいですね伝わりにくくて残念。。この作品は28カウントなので、布目も細かく、慎重な作業が必要でしたが、出来た時は本当に嬉しかったです




部分的に拡大するとこんな感じ。フランス各地にある世界遺産がモチーフとして使われていて、刺繍するのは大変だったけれど楽しい作業でした


リヨンは家印を付けて、ブドウの産地にはぶどうやワインの刺繍を
(照明の反射で写真が見にくくてごめんなさい

       制作時間は3ヶ月弱。一生大事にしようと思います!



額もお気に入りいつも行くフレーム屋さんは、とっても親切で今回もどのフレームがよいか一緒に選んでくれました。お店で額装用の両面テープを貼ってくれたので、自宅で裏側は糸で引っぱり、皺を伸ばしました。額装も大分上手にできるようになった気がします。フレームの内側は大好きな花柄の布を敷き詰めて、マット代わりにしてます。
最後にこれまたお気に入りの作品を一つだけ。




③ステッチルーム

緑が大好きです。可愛いボタンを見つけたので、本物のボタンを付けてみました見ているだけで気分がウキウキ、テンションも上がります




手作り、最高でーす




前回に引き続き今回もクロスステッチの記事です。作品が増えていくにつれて、家族が増えていくように愛おしいです。手作りって、こんなに嬉しいものなんですね~

①華やかなデザイン

日本のネットサイトで購入したキット(20×20cm)。クロスステッチを始めた頃の作品。デザインがまとまっているので、初心者でもやりやすかったです。リビングに飾っていますが、華やかな印象になるので、これまたお気に入りの作品刺繍の中にビーズを入れ、かわいさをプラスしました



           ②家にある不要品を可愛く変身

家にある空き缶や、空き箱、空き瓶を再利用
丁度いい大きさの刺繍を作って、自分好みの布やリボンで装飾しました。ああ、なんて可愛いのでしょう~と、完成するたびに自己満に陥っております笑。


特に、右手前にあるのは針刺しなのですが、中にビーズを入れた所、可愛さ倍増!!!

家にある不要品をリサイクル。経済的だし、つい時間を忘れて没頭しちゃいます。良い趣味を見つけました


③刺繍とミニチュアのコラボ

立体フレームがソルド(セール)で半額だったので購入。布(27カウント)に刺繍をするのが初めてで、練習用に作った刺繍を貼付けてみました。タイルの色を暖色系にするんだったと少し後悔しましたが、これはこれで良しとしています。ミニチュアも色々あって、楽しめそうだなと思いました!



リヨンで出会った素敵なマダムから教えてもらった刺繍。自分にはこんな事できない!!と今まで避けて来た分野でしたが、「試しに一つやってごらんなさい」と勧められ始める事に。
今では刺繍の可愛さにすっかり魅了され、手作りの楽しさを満喫しています




完全に自己満足の世界ですが、自分好みのモチーフを見つけて、出来上がった後も気に入った額を見つけて自分で額装。1つずつ思い出深く、愛着の籠った大切な作品です




今回は全くワインと関係ないです
出来上がった作品が増えて来たので、お気に入り作品をお披露目します

①パリモチーフ

こちらは、パリの刺繍屋さんで購入したキット。初めて自分で額装したので所々縒れてますが…笑。お気に入りの花柄布との組み合わせが気に入ってます!


②ウエルカムボード

カラフルなモチーフでこれまた大好きな作品です。こちらは約2ヶ月で完成!玄関に飾っていますが、これを見るだけで元気がでます「ただいまー!」と家に戻ると、この子に「おかえりー!」と毎回いってもらっている様です。


③ミニ写真立て

エマウス(慈善団体の主催するリサイクルショップ)で可愛い写真立てを発見。0.5ユーロでゲット。埃を被った状態でしたが、綺麗に拭いて、綺麗な和紙と刺繍を入れてみました。「使わな書くなった物を、すぐ捨てるのではなくて、また別の必要としている人が使う」というブロカントやエマウスのようなシステムは素敵だな~と思います!


ドメーヌ・デ・レミジエールのキュベ・クリストフを開けました。

ここは昨年、ドメーヌ訪問してテイスティングしたのですが、主と思われるムッシューの対応も堅く、試飲したワインも硬く、親子は似るものかな、と思いながら1年待って開栓です。

ドメーヌのページによると85%マルサンヌ、15%ルーサンヌ、平均樹齢60年とのこと。新樽率は30%。

1年待ったので少しは柔らかくなっていると良いのですが・・・








中くらいのゴールドイエロー。

涼しげなハーブ、ミントっぽいニュアンスでしょうか。ややバニーユの甘い樽由来と思われる香り、アプリコット、桃、それから洋梨、そして少しナッティな香り。結構、好みな香りです。

口に含むと、第一印象はずっしり腰を据えたワイン。酸は広がりを見せず低いです。重心は低めでややスパイシーさがあります。余韻は長くほろ苦い。腰を据えた印象はその粘性からか、舌にまとわりつくような液質。


これは1年待ったかいがあったと思いました


きっと、あのムッシューも何度か足を運んで話をすれば人の良い、柔らかい人だったのかなあ、と勝手に思うことにしました。笑


このドメーヌのワインはルージュが残っているので、もう少し待ってから開けてみたいと思います。

フランチャコルタをイタリア出張の際にゲットしたので、開けてみました。

最近のフランチャコルタは(と言っても以前のフランチャコルタを知らないのですが)品質が上がっているのか、美味しいと思います。とは言え、イタリアのワインにシャンパーニュのようなワインを求めるのはなんだか違うと思いますので、イタリアのワインらしく、カジュアルに気軽に飲める泡として良いのではないかと思っています。

プロセッコも最近、品質をさらに向上させようと試みているようで、DOCGに昇格したりしているので、イタリアの泡も飲む機会が少ないけれど、注目です。

さて、実はこのワインをイタリアのエノテカのテラスで飲んだのですが、やっぱり地の利があって非常に美味しく感じ、そのエノテカで購入したわけです。

ハンドキャリーで家で飲んでどのくらい印象が変わるか(いや、グラスも違うので当たり前なのですが)。


ちなみに法律的にはフランチャコルタにはシャルドネ、ピノ・ビアンコ、ピノ・ネロが使用できるようですが、このSATENというカテゴリーは白葡萄、つまりシャルドネ、ピノ・ビアンコしか使用不可だとか。つまり、シャンパーニュでいうブラン・ド・ブランに相当するようです。








色は薄いイエローグリーン。泡は細か目です。

香りは弱いですね。シャンパーニュなんかに比べるとほとんどないくらい。かろうじて取れる香りはフレッシュな印象しかありません。この点からも同じ2次発酵と言えど、違いがわかります。

フレッシュな味わい。柑橘、ライムのようなニュアンスにほんのり白桃のニュアンスがあります。重心は真ん中で、やや力強い印象。フレッシュハーブのような香りもあり、縦に伸びる心地よい酸もあります。

浅い経験からいわせて頂くと、無理矢理フランスワインと比較するのであれば、重さや熟成感はクレマンとシャンパーニュの間といったところ。

アルコール度数も12.5%ですので、暑い日に冷やして飲むには中々良い感じです。飲み疲れることはこの重さではないような気がします。


ただ、イタリアのエノテカで飲んだ印象とは具体的にはいえないのですが、なんだか違いました・・・

それがワインの面白いところですね。


サヴォアからの戦利品(?)サヴォアワインを開けました。ハーフボトルです。

アヌシーにはワインショップがあるのですが、全体的に値付けがちょっと高めな気がしました。
このワインは訪ねたフロマージュリーのピエール・ゲイさんのところで購入したもの。

勉強のためにという意味合いで、ハーフ・ボトル。勿論、お値段はかなりリーズナブル。





ラベルがなんだかお洒落ですね。中々フランスワインでこういうラベルは他の地域には見ないです




かなり薄いホワイトイエロー。

上品な白い花、微かに蜜のようなアロマ。基本的に香りは弱めです。

口当たりは球体に霧のベールがかかっているような丸い印象がありますが、そこを抜けるとシャープな酸、縦に伸びる柑橘系を中心とした酸を感じます。ミネラルが豊富で、他の地域のワインで共通点を探すのであればアリゴテに似た印象。



セパージュはジャックエール

サヴォアワインをここまで飲んだ印象はスイスのシャスラに通ずるものがありますが、サヴォアワインの方が厳しい酸を持っている気がします。果実味も全体的に少ない。

シャスラもコンテなどの旨味のあるフロマージュと相性が良いですが、サヴォアワインはきっとラクレットやコンテ系のフロマージュだけでなく、サラミなど味の濃い保存食に対応できるのかもしれません。

トルコのワインを初めて飲みました。

トルコから訪ねてきてくれた方から頂いたもの。おそらくアメリカなんかに輸出しているように思えるのですが、フランスではきっと手に入らなそうな代物。

Vineyardというのが、ニューワールドらしいですが。

トルコではワインはかなり高級なお酒のようで、国営化されていて種類もそんなにないんだとか。でも聞いていると栽培されている品種はボルドー系品種、ローヌ系品種などありそれなりに造られていそうな印象を受けます。





色は暗めのガーネット。

鉄のような金属的な香り、黒系果実が占め、黒胡椒などのスパイス、中々複雑な香りです。時間とともに香りが甘くなってきます。

味わいは黒系果実に甘みが少しのった味わい。スパイシーですが、印象は丸い、重心は真ん中。
ボルドーワインに通じるものを感じながらも南仏ワインのようなニュアンスがあり、しかし重さを感じさせない、なんだか不思議なワインです。

これは予想を上回るトルコワインのクオリティだと思いました。裏のラベルを見てみると22%カベルネソーヴィニヨン、21%シラー、18%メルロー、39%カベルネフランと記載。なるほど。ボルドー的でありながら南仏のニュアンスも醸し出す理由はここにあったかと理解しました。

 当然、トルコ語なので読めません。セパージュくらいしか情報は取れませんでした

初めての経験でなんとも言えないのですが、これはへたなボルドーなんかより、よっぽどよくできていると感じました。ステーキなどグリルした肉にも十分合わせることができるかと思います。



このキュベに関しては今飲み頃で美味しいと思いますので、トルコワインもある程度の熟成に耐えうるワインがあるということ、ボルドー系品種を上手く使いワインを生産していることは勉強になりました。Mさん、ありがとうございました。


またもや、リヨンから東のサヴォア方面へ。

アヌシーに行ってきました。
アヌシーへはリヨンから電車で約2時間、車で順調にいけば1時間半程度、リヨンを起点にして、日帰りもしくは1泊旅行が可能な観光地です。

今回は相乗りさせて頂き、車で2時間弱、途中の山間は雨が降ったりしましたが、アヌシーはなんとか持ちこたえている中行ってきました。


途中の山々の中を走る景色はスケールが違い、壮大な自然が広がります。



フランスのヴェネチアなんとも言われているようですが、街の規模は全然小さいし、ヴェネチアらしいところも旧市街の一部だけです。




旧市街の一部。それっぽくも見えなくはないですね。

でも、やはりスイス国境に近いだけありアヌシー湖を囲む山々はアルプスを連想させる風景です。

とは、言いつつ、アヌシー観光をお伝えするのは他の方にお任せして、やはりここはグルメ関係を。



フロマージュリー。ピエール・ゲイ

聞いた話によるとアヌシーに2件あるMOFのフロマージュリーの1件だとか。早速入ってみました。




奥の帽子をかぶっているのがゲイさん

当たり前ですが、流石にフロマージュが色々ありますね。最近やっとフロマージュの入り口を開けつつあるので、フロマージュを見るのも楽しくなってきました。とは言え、中々食す機会が増えないのが難なのですが。。。



お店の奥に入って行くと地下が透明のフロアを通して見えるようになっています。そうです、地下に熟成庫があり、多くのフロマージュが売り出されるのを待っているのです。中々迫力があります。なんたって全てホールの状態で置かれていますからね。

熟成庫その1




熟成庫その2



今回はフロマージュは買いませんでしたが、きっとサヴォア地域のフロマージュを中心に食べごろのものが手に入るのでしょうね。お客さんもひっきりなしに来店、店内も結構な混み具合でした。

観光ですが、アヌシー自体は小さな街です。
主要なところは3時間もあれば回れるのではないでしょうか。やっぱり歩き回ると言うより自然を感じてのんびりするところですね。


さて、観光のあとは食事です。

ということで、お店は同行者の方のオススメで



LE FRETI




フロマージュ料理専門店のようです。旧市街を入って行ってちょっと歩いたところにあります。写真は開店前。
観光地とは言え、結構な行列。これは期待できますね。




この日消費されるであろうフロマージュ達



お店の裏に回るとホールでどかっと置かれた方々が。お客さんの入りからしてこの日に相当なフロマージュが消費されたであろうことは容易に想像できます。



開店と同時に店内へ。店内に入った瞬間からフロマージュの匂いがすごいこと。フロマージュ好きにはたまらないかもしれません。

フランス人や欧米観光客は1人1人前のチーズフォンデュや料理を頼んでいるようでしたが、やはり日本人(少なくとも我々)には、それでは多すぎるので、シェアすることに。

メニューは主にフォンデュ、タルティフレット、それからラクレット。
これに何かしらの変化形(例えばラクレットフュメ)があるようでしたが、今回は一番王道のもので。



タルティフレット

ルブロションを使用するタルティフレットはフロマージュ料理にしては意外に重すぎず美味しく頂けます。とはいえ、言ってしまえばチーズグラタン。ジャガイモとチーズの組み合わせは間違いないにしてもこれを1皿頂けば食事としては十分すぎると思います。ですので、これはシェアしました。



フォンデュ。これで2人分。


チーズフォンデュ。タルティフレットより濃厚な味わい(ボーフォールを中心としたコンテ、エメンタルをおそらく使用)。美味ですね。観光地と言えど、このお店のフロマージュは間違いなく美味しいですね。あっという間になくなりました。


さて、メインイベント。


ラクレットオーブン(ストーブ)

さすがの専門店だけあって、ちゃんとテーブルごとに設置できるふだけの数が置いてありました。

これを温めてラクレットをセットします。

これは中々見応えが。ちなみにこれで2人前。

フロマージュが安いからか、これで2人前はかなりお得!ギブアップするまで食べ続けられます。といっても結局残しましたけど



しばらく待つと・・・

表面が良い具合に溶けてきます


ジャガイモに落として頂きます


それにしても良い溶け具合です。
味わいはジャガイモとかなり合いますね。ラクレットの塩分と濃厚さが、シンプルなジャガイモを一気に贅沢でリッチな味わいに変えてくれます。これは美味しいですね。

ラクレットオーブンがあるとさらにテンションがあがりますね。溶ける間はややじれったい気もしますが、多めの人数でシェアするのには盛り上がること間違いなし。

勿論、ワインも飲みましたよ。



Jean-Fracois Quenard Chignin

品種はジャクエール。初めて飲みました。

色は極めて薄く、透明に近い色。

香りはあまり立たず(というかチーズの香りに負けてた?)。

味わいは、スイスのシャスラに通じるものがあります。やはり気候が似ているから?ただし、よくよく見るとワイン自体は似て非なるもの。シャスラはシンプルな味わいは特徴だと思ったのですが、サヴァアのワインを他にも飲みましたが基本的に果実味が少なく、縦に伸びる厳しめの酸、かなりのミネラル。糖分はかなり少なそうです。

標高が高く、気候が厳しいからか、葡萄自体もストイックに育っているようなイメージが浮かびます。

これは、この地域で造る濃厚なチーズの全く逆の味わい。ですが、濃厚なチーズにキレのある酸をもっているワインはチーズの消費を促進しますね。



アヌシーに観光へ行ったら是非、このお店を試してみてください。値段も良心的で美味しいサヴォア地域のフロマージュが堪能できます。


おまけ

胃壁がフロマージュでべったりもたれ気味になったら食後酒(degestif)を。

この地域はジェネピかシャルトリューズ。



ジェネピは少し甘め、個人的にはシャルトリューズの方が美味しく感じます。

サヴォワ地方で毎年開催されているフロマージュ祭りに行ってきました。

なんでも今年が10周年で、日本のチーズ関係者の方によると、関係者間ではかなりこの祭りに参加したい人がいるとのことです。我々は関係者ではないので、便乗して参加させて頂きました。

開催場所はリヨンから東に向かってサヴォワのSt Germain la Chambotteという山々に囲まれた小さな村。



朝は結構な雨。これはお昼過ぎ。



サヴォア地方のチーズはトム・ド・サヴォアをはじめ、アヴォンダンスやボーフォール、それからスイスでも作られているグリエールなど。


こんなディスプレイも。



牛にも色々な種類がいて、サヴォア地方で飼育されている牛は以下の通り。使用する牛のミルクによってチーズの味わいが異なるんだとか。多くは異なる種類の牛の牛乳を混ぜてチーズを作るそうです。ワインみたいですね。




そしてほんものの牛。笑 かなり大きいです。

面白い実演を見つけました。トム・ド・サヴォアの手造り行程。


かき混ぜてミルク Laitを酵素が活性化するところまで温めます


この道具は??

しばらくかき混ぜて、適温(38℃程度)になったところで、レンネット(酵素合成物)を加えミルクを固めます。このレンネットは子牛の第4胃袋から抽出されるそうで、これに含まれるキモシンによって凝固作用を得られるとのこと。

乳離れして、草を食べ始めるとキモシンが減少し、ペプシンが分泌されるようになるようです。ペプシンはタンパク質分解酵素ですから、同様の効果を得られないのは明白です。
この子牛の第4胃袋をとるのは何とも言えませんが、貴重なものですね。


ところで、第4胃袋はギアラ。ミノ、ハチノス、センマイは第1~3胃で、正確には胃液を分泌せず食道が変化したものだとか。全て可食です。胃液まで使おうとするなんて、このアイデアを思いついた人はすごいですね。

脱線しましたが、

このように固まってきます。

見ている感じからすれば、やわらかめの杏仁豆腐とでも言えば伝わるでしょうか。もしくは絹豆腐の少し柔らかいような感じ。



先ほどの金属製の道具はこうやって使うのですね。

このように豆腐を細かくしていくようなイメージでかなり細かくしていきます。細かくすることにより、1つ1つの表面積が増え、水分が出て行く量を増やせ、硬い(水分の少ない)チーズを作れるそうです。つまり、柔らかめの場合はこんなに細かくしないということですね。


かなり細かくなりました。



これを穴が開いた容器に移して行きます。




こうやって置いておくと水分が逃げて行くわけですね。


チーズ造りは手間と貴重な自然からの恵みが必要だと学びました。さっと紹介しちゃっていますが、この行程、2~3時間はかかっていました。


チーズ造りを見た後は試食です。


トム・ド・サヴォア 工場で造った大量生産ものと、手造りのもの


ルブロション

これもまた美味。柔らかく独特の香りも少なく食べやすいです

この他にも勿論、コンテやボーフォールなど試食し放題。地のものを食すのはなんとも美味しい。



チーズの直売も中途半端なわけがありません。基本ホール売り。



迫力ありますね。大きいものはホールを切り分けて売るのですが飛ぶように売れていました


当たり前かもしれませんが、ここの直売の安いこと!リヨンよりはるかに安い値段がつけられていました。しかし、そもそもチーズをそんなに消費しないということと、既にチーズを沢山食べ過ぎて購買意欲もなく、この日はチーズは1かけも買いませんでした。。。


というのもランチをここ併設の屋台のようなところでしたのですが、その内容が・・・




Fetes des Fromagesスペシャルランチ


トム・ド・サヴォア付き

まさにサヴォアで食す、チーズランチ!と言わんばかりのチーズ。サヴォアチーズ好きにはたまらないのではないでしょうか。
クローゼCrozetsと呼ばれる四角い小さなパスタにチーズを絡めたもの(ソーゼージと一緒のプレート)、それからサヴォワのソーセージ(味が濃いめ)。それに気持ちばかりのチーズ入りサラダ。それからデセールにポムのタルト。

トム・ド・サヴォアは食べきれずに持って帰ってから食べたのですが、これがかなり美味しいトム・ド・サヴォアでした。



フランスの地元密着のお祭りはやはり楽しいですね。当たり前ですが、観光客などいなく、日本人含めアジア人は我々だけだったと思います。車がないと絶対いけないところなので。

同時にフランスの大自然と動物達のありがたみを感じました。
サヴォアを満喫した1日となりました。