ワイン好きのリヨン日記。 -8ページ目

ワイン好きのリヨン日記。

France, Lyonからのブログ。ワインを中心に。

好きな作り手、ドメーヌ・ラモネのブルゴーニュブランを開けました。ビンテージは11年。










クリアイエロー。

ミントのような清涼感のあるハーブ、上品で気品をまとう密の香り。香りは控えめながらも上品です。

口に含むと、予想外に粘性の高い液質。まだ硬いのか、何か膜に包まれ、中に凝縮した果実があるような印象。粘性が高いことから重心が低めに位置し、酸も低いです。ミネラルが内包し、エレガンスも感じられるのですが、シャサーニュ付近のワインにしてはねっとりした印象です。

なんだか、期待していたラモネのワインとはかなり違うワインでした。ドメーヌの方針が変わったのか、ヴェンテージのせいなのか、よくわかりませんが、少なくとも11年ヴィンテージ前に飲んでいたラモネの印象とは異なるものを与えられたことは確かです。

ドメーヌ・ナタリー&ジル・フェーブルのプルミエ・クリュ、フルショームを開けました。

なんでも、シャブリの大手ドメーヌ、ウィリアム・フェーブルの親戚とのこと。
現在のドメーヌ継承が2004年とのことですが、この前のジル・フェーブルが現在のウィリアム・フェーブルから畑を1988年に相続した際に、グランクリュのレ・プルーズを相続し、この畑の大所有者になったそうです。

ナタリーさんはシャブリジェンヌの醸造長も務めていたという経緯もあり、近年注目のドメーヌとのこと(某ホームページ談)。

実は、パリで入手したこのボトル、90%は国外に輸出されてしまっているようです。

厳格なリュット・リゾネを採用し、化学肥料や除草剤等一切使用しない方針とのこと(そもそも入手したワインショップはビオの造り手のみの扱いでした)。

このフルショームは25ha所有。樽は一切使用せず、ステンレスタンクで6ヶ月熟成とのこと。おそらく、余計な樽香もせず、シャブリらしさが出ているワインと期待・・・


そこで、久しぶりに餃子に合わせてみることにしました。1つの課題ですが、現在までにしっくりきたマリアージュはやはりシャンパーニュのみ。同じ品種を使用するクレマン・ド・ブルゴーニュでもダメですし、ブルゴーニュブランもいまいちだったと記憶。



クリアイエロー。透明感があります。
爽やかなハーブ、白い花の蜜、アプリコット、上品な香りですが、グレープフルーツやレモンといった柑橘系ではなく、どこか南国のフルーツのアロマが漂う。

香りでわかるように味わいも丸くて酸が低いです。粘性が高く、まるで蜜を口に含んでいるような感覚。厚みのある球体が果実味を覆っているイメージ。フルーツはマンゴーやパインを連想させるような味わいをしているので、重心が低めの印象を与えています。これは、確かにワインとしてはシンプルではないワインだと思うのですが、果たしてこれを彼らはこういうワインを目指しているのかは疑問です。

そもそも、フルショームのテロワールも良くつかめていないのですが、シャブリとしてのアイデンティティはこれで良いのでしょうか?


それは置いておいて、どっしりと構えたこのワインは豚肉の肉汁くらい受け止められそうな気がしてきました。

相性は・・・悪くないです。悪くないのですが、ワインのアフターに残る苦味のような要素が増強されてしまします。豚肉を受け止めるキャパはあるのですが、油を流してくれるところまではいかなそう・・・はやり酸が必要でしょうか。

しかしながら、面白いチャレンジだったかなと思います。


更新が遅れ気味ですが、来週はジュブレ・シャンベルタンに行ってきたいと思います。ドメーヌ訪問もいくつかする予定ですので、少しでも更新できるようにしたいと思います。

パオロ・スカビノのランゲ・ネッボオーロを開けました。

バローロの優良な造り手だそうです(イタリアワインショップ店員談)。ホームページを見ると、バローロを中心に畑を有していることがわかります。






グラスの写真は取り忘れ・・・

ややくすんだ明るめのルビー。リムはピンク。

甘いフレーズ、煮詰めたイチゴジャム、いくつかのスパイスも混ざっており、濃いめに抽出した紅茶の香りも。甘さとスパイスが同居するアロマ。

ネッビオーロらしく、重心は高めで軽やかに口の中を走るワイン。ややタニックで、スパイシー。何人かでワイワイ飲みたいワイン。


これで、仕入れたイタリアワインもカジュアルなものがなくなってしまいました。
慢性的な外国ワイン不足。基本的にフランスで困らないのですが、やはりたまには他の国のワインも飲んでみたい(違いを勉強したい)というのも実のところ・・・

久々にサン・ジョセフが飲みたくなりカジュアルなものを開けました。

サン・ジョセフは今となっては我が家のお気に入りの地域の1つです。フランスに来る前はローヌのワインはあまり飲む機会もありませんでしたが(あっても南ローヌ)、やはりリヨンにいる限り、ローヌワインはブルゴーニュより安価で美味しいものが見つかるので、重宝しています。








ドメーヌの情報がないのですが、ドメーヌはローヌ川の西岸に位置しているようです。

やや濃いめのガーネット、カシス、胡椒、食欲を増進するようなスパイス香が立ちます。

V.Vですが、味わいは凝縮感に欠けた印象。丸いのは良いのですが、もう少しパワーというか、シラーらしさが欲しいところです。スパイシーではありますが、ちょっと弱すぎる感じが否めません。酸は低めで、重心もほぼ中心。

やはり、一言にサン・ジョセフといっても、生産者による違いは(当たり前ですが)明確です。


おまけ。


シャビニョール


サンセールに行ったときに食べたシャビニョールがものすごく美味しくて、リヨンのフロマージュリーで買ってみましたが、やはり現地で食べるものにはかないませんね。熟成が進んだものを選んで見ました。かなりセックです。ほとんど、水分がなく、口の中でポロポロ崩れるような食感です。




これも最近ハマりつつある、トム・ド・サヴォアにレザン・ノワールがついているもの。干し葡萄のような形で皮に付着しており、レーズンのような香りがチーズ自体にうつります。これはワインとの相性が結構良いので最近食べる機会が増えています。

日本にも入っているのでしょうか?見かけたら是非試してみてください。

素材をさて、ワインはメインのプラ(3種類のうち2皿選択)が海老、鮟鱇、豚でしたので、ここは白でいくことに。
リストはそこまで分厚くなかったですが、ワインは一通り充実していたかと思います。

ワインはマルク・コランのシャサーニュにしました。ヴィンテージは10年。シャサーニュなら比較的早くても飲めるかと思いまして。



さて、ソムリエ氏、ボトルを持ってきたのは良かったのですが、一緒にデキャンタも持ってきて、何も聞かずにデキャンタへワインをドボドボと注いでしまいした。
それをクーラーの中へ入れて「冷えるまでお待ちください」と。これって、ソムリエ氏の独断なわけですが、客に聞かないでデキャンタしちゃうって普通なんですかね?ちょっと、えっ?って思いましたけど。




ですので、空のボトル


ちょっとして、ソムリエ氏が戻ってきてワインを注いでくれるわけですが、その前にもデキャンタを一振りします。
おいおい、って突っ込みたくなってしまうのですが、まあ、若いワインなので問題ないでしょうが、これは全てのワインでやらないでしょうね。まさか。


ワインは若い色を呈していますが、今でも楽しめる状態だと思います。マルク・コランはピュリニーモンラッシェ'08を一昨年飲んだと記憶していますが、このシャサーニュは重心もやや高めでやはり昼下がりに飲むには良い感じですね。逆にエネルギー感とか、ボリューム感はあまり感じられない印象でした。
それでも、バランスはしっかり取れているあたりは造り手の良さでしょうか。

さて、プラは3種類の中から2つをチョイス、海老と豚を選びました。



Cameron sur Une Tarte de Quinoa et Betteraves, Yaourt Glace a l'Huile de Sesame Grille



これは中々迫力のある立派なエビです。Cameronはフランスで取れる種類のようですが、それにしても立派です。これは食べ応えがありました。下にしかれているのは少し塩分の効いたサブレ、それから付け合わせにベットラーブ(betterave)という野菜とキヌアという穀物がついています。

非常に肉厚で、噛み応えもあり食感はかなり良いです。フランスでありがちな生臭さは全く感じません。この辺は当たり前のような気がしますが、流石です。



Rouelles de Loutte, Pulpe de Butternut et Shimeji, Sauce au vin Syrah et Galanga

これはもう1つのお皿、鮟鱇です。下に敷いてあるのはカボチャ。でもフランスのカボチャは日本のものと異なりほくほく全くしていませんので、食感が全く異なります。ソースはシラーを使ったもの。





Longe de Porc Fermier du Cantal, Delicatesses et Saucisse de Morteau, Jus d'Ail Noir

ポこのポークはオーベルニュ地方のフロマージュ、カンタルチーズを作ったときに出るホエー(乳清)を豚に食べさて飼育するとのこと。つまりホエー豚。ソースは黒ニンニクを用いたもの。付け合わせはモルトーソーセージとジャガイモを小さく角切りにされてソテーされたもの。塩分が効いています。


フランスのポークは一般的に柔らかくジューシーなものが多いのですが、このお肉はしっかり肉質が締まっています。けれどもパサパサしたような質感ではなく、味わいのあるお肉です。
付け合わせはソーセージのお陰で結構しょっぱいです。



ワインとの相性は海老も豚も問題なし。ただ特別合うというわけでもなく。難しいですね。まあ、無難な選択だったかなと。レストランに数人で行くと、魚と肉を別々に頼んでしまうと、ワインの選択にいつも困るのは私だけでしょうか。。




いずれにしても、流石のエトワールを2つ取っているだけあって、料理は外しませんね。ただ、海老の大きさ以外にサプライズ的な要素がないのも事実。



さて、フォロマージュワゴンです。

お決まりですが、この辺で既にお腹がいっぱい。最近フロマージュを食す機会が増えてきたので、色々試したいのですが、ちょっとしんどい。


ワゴン① ハード系、トム、フォロマージュブラン、青カビなど



ワゴン② 白カビを中心に

聞いた話によるとリヨンのフロマージュリー(Mere Richardではない)からも仕入れているようです。フロマージュは種類も豊富で良いかと思います。



デセール。

デセールはフランスにしては小さめ・控えめです。日本人の我々にとってはちょうど良かったです。フレーズとロゼシャンパーニュのジュレをのせたもの。ちなみに周りの容器も飴細工でできており、全て食べれるようになっています。フレーズのソルベの下には、昔、駄菓子屋さんでよく食べたわたパチくんのぱちぱちする粒が敷いてあって、口の中でぱちぱちなるちょっと遊び心が入っています。



アイスダージリンティー

このアイスティー、ジンジャーが入っていて、香り高いです。






Petit fluer

マカロン、カシスのゼリー、それからミニチョコケーキ。ミニチョコケーキの上にシャルトリューズ(薬草の蒸留酒)で作ったゼリーが乗っており、シャルトリューズの香りが口の中に香ります。



これまでの経験から(ってそんなにレストラン経験ないのですが)、1つ星付きのレストランでもプラで崩れたり、料理に関してえって思うお店もあったのですが、2つ★がつくと流石に料理は外してきませんね。

料理は総じて、モダンで良くあるバターをふんだんに使ったフレンチではないので、日本人の口に合うフレンチなのではないかなと感じました。その証拠に大抵レストランに行った当日、翌日はお腹がもたれるのですが、今回は(ランチということもあってか)満腹感だけで、胃もたれはほとんど感じませんでした。


一方で、ポールボキューズなんかとの違いは、スタイルは勿論全く違うのですが、お店の雰囲気・サービス等含めて特別なパフォーマンスも特になし、サプライズもなし、雰囲気も極めてモダンで小綺麗で普通(これはこれで良いのですが)、といったところが違うのかなあ、と思ったりしました。

現実的なことを言うと、その辺のレストランとは全く価格設定が異なるわけで、高くなればなるほど良い
ものを選択し使えるわけなので、あとは調理の腕とシェフのコンセプトのようなものの勝負なのかなあと。

勝手なことを言っていますが、こんな感想でした。繰り返しですが、サプライズはないものの、お料理も美味しく、日本人の口に合うフレンチを出しているなと感じました。



リヨンからヴィエンヌ(Vienne)へ日帰りグルメ出張へ行ってきました。


と言うのも、ヴィエンヌにある2つ星レストラン、ピラミッドに行くためです。

リヨンからヴィエンヌへはローカル電車で次の駅、約20分くらいで着きます。
ヴィエンヌというと、毎年7月に恒例のジャズフェスティバルがローマ劇場で行われるのですが、今年は寒くて行きませんでした。ここのジャズフェスは世界から毎年違うアーティストを呼んでいるようでかなり盛り上がるようです。




街のシンボル?のピラミッド





エントランス

歩いて10分少しで着きます。この日はこれまで寒かった夏が嘘のような夏日。ジャケット着ていったのですが、全く季節違いな格好となりました。。。



エントランス。




レセプション

ピラミッドはホテル併設で、宿泊もできます。ホテルはレセプション辺りしか見ませんでしたが、モダンな造り。観光地としてはかなりマイナーな街ですが、いつか宿泊をしてディナーをしてみたいものです。



Jardin 綺麗です。こういうところで朝食はおいしいでしょうねえ。




さて、実は現在、大阪のリーガロイヤルホテルのフレンチレストラン・シャンボールからMaitre d'Hotel(給仕長)の中林さんが3ヶ月間、このピラミッドに来ているとのこと。なんでも日本のコンテストで優勝、そのご褒美で研修とのことで素晴らしいですね。期間中サービスを日本人1人フランス人に混ざって仕事することは、仕事内容はともかく、言葉の問題やら、やり方が違うと思うのですが、きっちり仕事されていました。流石ですね。



ということで、ほとんどつきっきりでサービスしていただきました。勿論、説明も日本語で。

さて、着席します。


テーブルの装飾



グラスワイン用のワイン達のプール。


平日だと比較的お手頃なムニュがあるのですが、この日は週末のランチでしたので、通常のムニュしかあらず。

アペリティフはグラスでシャンパーニュを。2種類あって、デュバル・ルロワのピラミッド仕様の1er Cruとミレジム'00のシャンパーニュとの選択でした(銘柄失念、ワインはソムリエ氏の説明だったため)。






ということで、ピラミッド仕様ラベル。

このプルミエ・クリュ、マルヌ、モンターニュ・ド・ランス、それからコート・デ・ブランのグランクリュとプルミエからの選別のシャルドネとピノ使用と造り手のページに記載されています。




味わいは柑橘系の酸がやや強く出ていますが、良いバランスでテラスで食事するのにはちょうど良い感じ。この日は暑かったので、重いシャンパーニュを飲むよりアペリティフとしては良かったと思います。





アミューズ 


アミューズはッツァレラをクリームにして、中に細かい野菜が入っているのですがそれを覆っています。上に乗っているのは乾燥させたソシッソン(Saucisson)をパウダー状にしたもの。


 

中の野菜はキュウリとも言えない、それよりもシャキシャキとした食感のあるもの。やや酸が効いています。
モッツァレラのクリームは非常に軽く、中の野菜との食感のコントラストが楽しいです。見た目と食感が楽しい一品。

シャンパーニュとの相性も良いです。シャンパーニュの酸と味付けされた野菜の酸が良く合います。





パン

手前から、芥子の実のパン、黒オリーブのパン、トラディショナル、ライ麦のパン

パンは普通のものより小さめのパン。おそらくここで焼いているのだと思います。
一番美味しかったのは手前の芥子の実のパン。香り高くて非常に美味しいです。オリーブのパンも贅沢にオリーブがパンの中に練りこんであり、パイ生地でリッチな味わい。トラディショナル、ライ麦は特筆することはないと感じましたが、どれも美味しいと思います。



さて、まだオントレ・プラ・フォロマージュ・デセールと続きます。食べきれるでしょうか。。。次回に続きます。


先日、サンセールに行ってきました。
リヨンからサンセールってちょっと行きにくいのです。いや、車があれば良いのですが、車でも結構かかります。
もう少し、交通の便がよければドメーヌ訪問しやすいのですが…

サンセールの街は小高い丘の上にあります




サンセール周辺の畑

サンセールは比較的なだらかで高低差が緩い印象でした。畑の方角も各々で日当りが異なることは明らかでした。ですので、一言にサンセールと言えど、かなり葡萄の出来には差が出るのではないかと思わされました。


と、ここまでドメーヌ訪問でもするかと思いきや、

今回はドメーヌが訪問が目的ではなかったので、残念ながらドメーヌには行かず。訪問したいところもあったのですが・・・

はい、ここからいつものブログになります




欲求不満気味に帰りのパリのワインショップでロワールのワインを。

フランスはお店によって置いてあるワインがそのお店が個々で付き合いのあるドメーヌやシャトーから仕入れているので、当然見たことのないワインもお店によってあるわけなので、面白いです。

ということで、ロワールのドメーヌFL、Fournier-Longchampフルニエ・ロンシャンの略のようですね。
アンジョーにあるドメーヌ。セパージュはシュナン・ブラン。









色はやや薄めのレモンイエロー。

上品な砂糖のような香り。ミネラル、蜜、涼しげな風を感じるイメージ。

味わいは縦に伸びる酸を有し、しかし丸さもあります。柑橘、やや石油のようなニュアンス、鉱物的なミネラルもあります。全体的にまとまり、ふくよかさもあるワインです。

ビオワインを扱っているワインショップだったので、ビオワインの一種だと思うのですが、このワインはきれいに仕上がっていました。

すっかり更新が滞っていますが、8月も終わりですね。

今年の夏はリヨンは冷夏!夏らしさをほとんど感じず、肌寒い日さえありました。Meteo(天気予報)の雲の流れと降雨量のリアルタイムプロットを見ていると、ブルゴーニュの辺りはかなりの確立で雨が降っていたことが多かった気がします。今年も雹害があったりと、どうなるでしょうかね。。。

さて・・・

ミシェル・グロのHCdN Blancを開けました。これもドメーヌで購入したもの。

試飲しましたが、このドメーヌの白も良く出来ているなと感じました。ドメーヌ唯一の白です。






中くらいのレモンイエロー。

涼しげなハーブ、黄色の果実、鼻をくすぐるスパイスが少し、ブリュレのような焦げっぽい香りもします。全体的に見ると、食欲を増すような鼻をくすぐる好感のもてる香りです。


口に含むと、丸いです。重心はやや真ん中より低めに位置し、それを感じさせる酸も低めで、11年ヴィンテージですが、09年に似ているような印象か(いや、09年は同じキュベを飲んでいないので)、もともと一貫してこういう造りを目指しているのか、わかりませんが。


故に、それを感じさせるボリューム感がそこにあります。ただ、やはりこのドメーヌの意図しているところでしょうか、太らせすぎず、バランス良く作っているところは良い点だなと感じます。今、十分美味しいです。


マルゴーのMoutte Blanc を開けました。
造り手のページによるとメルロー100%のキュベ。
新樽率は70%で18ヶ月の樽熟成。2400本生産。






ガーネット。香りはブラックチェリー、ドライプルーン、カシスなどの黒系果実。それも甘く熟した乾いた果実。それから木、土、ナツメグ、黒糖。ややスモーキー。好きな感じアロマです。

まだタニック、スパイシー、醤油のような塩辛さも感じます。黒い果実、まだ早かったか。アロマほど味わいは複雑ではない様子。
メルロー100%なので力強いというよりは穏やかな優しい印象ですが、もう数年待った方が美味しいのでしょう。このタニックな角が取れてくると良い感じになりそうな気がします。


ラベルの裏にも書いてありましたね。手摘みでの収穫、ノン・フィルターとのこと。

このキュベも生産者から直接購入したのですが、2400本の生産本数では日本に入っているかは微妙なところでしょうか。
生産者から直接買うのは状態も申し分なく良いことなのですが、基本的に新しいヴィンテージが売られるわけで、すぐ飲めないキュベもあるのがイタいところ。このキュベも2年近く待ったのですが・・・

美味しいワインを飲むには忍耐が必要です。


ミシェル・グロのHCdNを開けました。ヴィンテージは'09。蔵出しです。

ドメーヌ直売がフランスに来てからかなり身近に感じています。且つ、ワインショップで買うよりも当然安いので、訪問したときは購入せずにはいられません。余談ですが、フランス国内で(少なくともリヨンでは)中々このドメーヌのワインを見つけられないのはなぜでしょうか。


ここのドメーヌはまだHCdNはまだバックヴィンテージがありました。一方で、村名は売り切れ。やっぱりリーズナブルで美味しいものは知っている人は知っているのですね。


ドメーヌのページによると、畑はニュイ・サン・ジョルジュから7km西にいった丘、360~420mの南東向きに位置し、標高が高いため8日程収穫時期が通常遅れるとのこと。








明るいガーネット。

フレッシュなイチゴ、スパイス香、シナモン、陽性よりの明るいワインを連想させる甘い香り。

黒果実より赤い果実優勢な味わい。鉄っぽい金属的なニュアンス。'09らしく丸くボリューム感がありますが、太りすぎていないところが良いですね。重心は真ん中よりやや高めな印象。5年経ち、大分こなれて今美味しいです(もっともリリース直後から飲みやすかったのでしょうが・・・)。

地味すぎず、華やかさもとりわけあるわけではないですが、地に足をつけたワインという感じか、真面目な仕事ぶりを感じます。


本日のサラダ。マルシェの葉っぱとジャンボンにバルサミコ酢(食べかけ)





バルサミコ酢はイタリアで買ったもの(Acidity 6%)





さらにパルマで買ったパルミジャーノ(36ヶ月熟成)をかけます


このマリアージュが中々良かったです。バルサミコ酢がワインとの接点を作り、ワインの甘さとバルサミコの酸の相性が非常に良いです。葡萄由来の生産品は国を越えてマリアージュしました


ミシェルさんの真面目な仕事ぶりとシンプルなマリアージュで良い食事になりました。