ワイン好きのリヨン日記。 -25ページ目

ワイン好きのリヨン日記。

France, Lyonからのブログ。ワインを中心に。

ブログのくせに速報性がないブログってのは、どうなのか、と思いますが、少しでもリヨンに来訪する理由になればと。。。

リヨンは観光にはマイナーですが、ヨーロッパ圏内から観光客が来る理由の最も大きな理由の「光の祭典」。

週末を挟んだ4日間ですが、土日はリヨンは見たこともない人で中心はごった返します。

日本でもイルミネーションはありますが・・・似たのもあります。。

きれいでした。

教会もこんなかんじに。



本当は色々変わるのですが、、、動画で一部始終撮っていたので、画像なし。

日本だとわざわざオブジェを光らせるっていうのが主流ですが、こっちはプロジェクターみたいな技術で、既にある建物にマッピングするというのが多いようです。例えば・・・



裁判所。左の奥はフルヴィエール。

とか、






同じ建物に一定時間ごとにいくつかのパターンが照射されます。


毎年変わるようなので、この時期にリヨンに来るのもいいかもしれません。


ワインだけは相変わらず飲み続けています。
先日開けたのはカシャ・オキダンのサヴィニー・レ・ボーヌ。

先日のSalon du Vinsで生産者から直接購入したもの。記事にはしていませんでしたが。

カシャ・オキダンは日本にも入っているようですが、そんなに本数は多くないように思います。実際、ドメーヌは知っていましたが飲むのはこれが初めてではないかと。


サヴィニー・レ・ボーヌってあまりクリアなイメージを持っていません。
ボーヌからすぐ北の地域ですが、となりにアロース・コルトンがあり、ポマールやヴォルネイも近い。



色はちょっと濃いめのガーネット。09だからか、やはり香りからも甘い少しもったりしたアロマが放たれています。

飲むと、赤い小さいベリーを連想させます。抜栓直後は酸が目立ってちょっとアンバランスでした。この酸は時間とともに落ち着いたのですが、収斂味が少ししてこの点で少し残念でした。

先日飲んだヴォーヌ・ロマネとはやはり全く異なるスタイルです。地図を見てみると、この2つの地域は20km弱しか離れていません。ピノ・ノワールにとってはこの20kmの南北の差が全く異なるワインを作り出すというのは非常に興味深いです。
Google mapを見てもブルゴーニュって大きいようですが、全世界の面積と比べると本当に小さい地域です。ここから取れるブドウで酒を作るからこそ高くなるんだなと、改めて(?)妙に納得してしまったのでした。


夏はワインを全く飲む気にならないのは多分自分だけではないはずですが、寒くなって来る秋から冬はワインが飲みたくなる、これもワイン。

さて、ロワールのシノン、この地域はカベルネ・フランで作られますね。
日本ではかなりマイナーだと思います。実際、日本にいるころはほとんど飲んだことがありませんでした。

カベルネ・フランというと、ボルドーで補助品種として使われている印象がありますが、個人的にはこの品種にも特徴があって面白いかなと思います。



この品種の特徴は「土臭さ」だと勝手に思っています。なんとなく田舎っぽいというか、モダンではない、そんな香りがします。加えて、このワインは青臭い、チリのカベルネなんかにピーマン香とかいいますが、そういうニュアンスもあります。でも、決してネガティブではなく、悪くない。




色はそこまで濃くありません。ロワールのカベルネ・フランはそれはそれで、しっかりとした特徴をもった面白いワインだと思います。

ほっこり、するわけではありませんが、何となくホッとする、そんな感じのワインです。

リヨンは雪がしんしんと降っています


ブログアップのペースが追いついてませんが、ワインは順調に(?)開けています。リヨンはいよいよ氷点下。どのくらい寒くなるのかな。

さて、St-Josephのワインです。パリで購入したもの。
初めて飲む作り手ですが、基本的にローヌのワインでサンジョセフは好みですので美味しいのではないかと。


シンプルかつダークブルーなラベルでちょっとクールです。

色は濃いめ・・・といってもローヌなので。濃いルビー、香りは少しインクっぽい香りに黒糖のニュアンスが弱いですがあります。グルナッシュ由来からかわかりませんが、甘い少しもっさりした香りも。スパイス香はありすが、強くありません。

バランスはまあ、程よいです。でも、なんだか残糖感があり、それがたるんでいるユルい感じです。このたるんでいる部分がキチッと引き締まるとワンランク上のワインになるような気がするのですが・・・


それにしても、ローヌってやっぱり影が薄いと思います。リヨンはローヌとブルゴーニュに挟まれているので、ローヌワインはここではブルゴーニュより良く飲まれるのですが、海外や日本人はブルゴーニュ大好きですよね。ローヌには目もくれない。

中国人もブルゴーニュに手を出してもローヌには手を出さないんじゃないかと思います。

シャトーヌフ、エルミタージュ、コートロティとか、有名で美味しいローヌワインはありますが、割と安価で楽しめるものがサンジョセフなんじゃないかなと思います。肉料理のなんでも割と合うし、スパイスとも合う。今後もサンジョセフは飲んでいくと思います。








12月にピュリニーモンラッシェに行くので、いくつかドメーヌに直接交渉しています。

でも、仕事の都合で土日にしか行けないので、そりゃ、皆さんお休みですよね


それで、ルイ・カリヨンのジャック・カリヨンさんに直接交渉(メールですが)、案の定土日は休み・・・と。
でも、金曜か、月曜日だったらいいよって返事が来て、ルイ・カリヨン自体に訪問できる可能性があるってこと自体知れたのも良かったかな。なにより直接交渉できたことが収穫。

と、思ったらルイ・カリヨンって09までで、フランソワ・カリヨンとジャック・カリヨンに分かれてしまったんですね。

後は現在、マルク・コランにも交渉中ですが、多分ダメでしょうね。。。


もしかしたら、ルフレーヴとかも訪問できるのでしょうか???


いずれにしろ、12月に行きますので何かしらレポート致します。


Google mapで見ていたら、ピュリニーモンラッシェやシャサーニュって小さい村なんですが、ルイ・カリヨン、ルフレーヴ、オリヴィエ・ルフレーヴとかホントにご近所さんくらい近いんですね。

ラモネとかにも興味はありますが・・・今回はとりあえず様子見ってことで。

ピノが恋しくなって久々にVRを飲みたいと思い、購入。フランス価格にしては高かった。

前置きは省いて、さて、どうでしょう。実はこの作り手初めてです。


写真が暗い・・・

色はそれほど濃くなく、2009のような濃い液質とは思えない色。
香りは赤と黒系果実の中間、開け始めはインク、スパイス、甘い香り。

開いて来ると湿った土、霧がかかっている森を連想させます。キノコなども。さらに時間をおくと紅茶の香りも出てきます。良い香りです。

口に含むと陰性で、閉じた印象。果実はそんなに感じられません。酸が少し尖っている印象で開くのを待った方がいいかと思い、ゆっくり飲みました。

案の定、紅茶のアロマが出てくる辺りで酸の尖った印象も和らぎ、丸くまってきます。

陽と陰で言ったら間違いなく陰で、でも決して引きこもりな訳ではなく、開いて来るとじわじわと旨味が染出てくるようなワインです。

マルシェで買ってきたフロマージュ。奥からエポワス、モンドール、トリュフ入りブリー。


モンドールって大きいサイズがあるのをこの日初めて知りました。ほとんど直径15,16cmの決まったサイズで売られていたので。このモンドールは実にナチュラル。クリーミーで雑味がない。
ブリーは少し塩分が強く、単体ではちょっとしんどい感じ。

久々のVR、美味しく頂きました


今日は珍しく、ランチをしてその後にワインショップでデギュスタシオンをやっていたので、参加してきました。

日本でこういう試飲をしようと思うと、料金を取られるのが当然なわけですが、生産者自らワインショップでお客さんにワインをついで話をする。勿論、無料なんてことは多分フランスならでは。

今日は、個人的に好きなフィリップ・コランも参加していたので足を運んだ次第。

その他にもサンジョセフ、コートロティ、ジブリなど、リヨン近郊の地域から生産者が参加。こういうのって、ホントにワイン好きとしては嬉しい。


奥に写っているのがフィリップ・コラン氏。

手前はコート・ロティの生産者の方。

当然、フィリップ・コランの試飲をしたんですが、村名と1erの白はまだまだ固い(試飲はChassagne-Montrachet 09, 1er Les Chaumees 08, 1er Chenevottes 08)。赤もデキャンタしたので、コラン氏自身も固いのだと思っているのだと思います。

今の時点でポテンシャルを見極めて数年後どうなるかなんて素人にはわかるはずもないわけで。

どうでもいいですが、このワインショップの構造が結構好きです。


試飲会場が1階で、2階にもワインが並んでいます。おしゃれ。


話はズレましたが、結局試飲したワインは買わず、マルセイ・ダイスのアルザス08が13€で売れ残っていたのを発見したので購入。

アルザスって、フランス国内でもやっぱりあんまり良いポジションではありません。スーパーとかでも安売りされているし、何よりGCがありすぎて、GCでさえもスーパーで10€以下で売られちゃったりしてる。勿論、そんなのあまり美味しくないですが。

そういう意味で、GCの意味や地位自体が全然違うということを感じざるを得ないのです。



4年で結構熟成感っぽいものが出てくるんですね。色も濃いゴールドになっていて、香りも柑橘、白い花を始めいくつもの要素が混ざって複雑な感じです。

口に含むと丸く、残糖感があります。ここでも柑橘、それからセメダインっぽい香りもあります。
中間にエグ味というか、ちょっとネガティブなニュアンスがあり、ん~という感じ。

これって、やっぱりキッシュとかそういう料理に合うのでしょうか。。。
この辺は経験が浅くてだめだなあ


日本のワインショップからのメルマガは至る所にボジョレヌーボーの解禁。
日本でボジョレヌーボーが売れなくなったらフランスのワイン商を始め、ヌーボーを空輸しているエールフランスの業績まで影響が出る程だとか。

ここリヨンでも解禁日にイベントがあるようで、12時きっかりに広場でボジョレー乾杯があるようです。もちろん、無料。ここはフランス。

個人的にはボジョレヌーボーなんてもう何年も飲んでいなくて味がまったく見当がつかないくらいであるが、一体本当のワイン飲みがどの程度ボジョレヌーボーを買っているのか、少し興味のあるところである。

2000円も3000円も払って飲む酒ではないことは確かである。贔屓にしていた全うな酒店はボジョレヌーボーを扱っていなかった(商売としては全うではないが)。

さて、余談が過ぎたところでワイン。ボジョレー解禁意識ではないがモルゴンのガメイである。ボジョレーヌーボーのイメージが強いガメイであるが、ちゃんと作られているところではしっかりとガメイもピノと同じように作られている。



先日のSalon du Vinsで試飲して購入したワインで、面白いかなとおもって買ったのだが、結論としては失敗。



薄いと思いきや、14%と、ピノを上回るアルコール。
色も濃いめで、その辺の薄旨系のピノよりよっぽど濃い。



でも、香りはやっぱり小さい赤系のベリーが中心で甘い香りが漂う。香りは悪くないのですが。おそらく樽由来のバニラやかすかにスパイスっぽい香りも。

ただ、飲んでから余韻までがちょっと単調で飽きもくるし、その割に無駄に(?)濃いめなので途中で嫌になってしまう。

まあ、でもガメイということを考えればある意味ガメイのポテンシャルと限界の両方を感じられた。

これが、3000円もしたら二度とガメイなど飲まないが、ボジョレヌーボーの半額以下だと思えば許容範囲か。

逆にボジョレヌーボー・・・何のために日本へ??


お知り合いの方からの頂き物です。

コートロティはローヌでもそれは、高い部類に入るので普段は飲みませんが、今回はいい経験ができました。



勿論、全然詳しくないので作り手も知りません。まあ、こういう方が先入観なく飲めて味わえますよね。きっと。

'07はシラー85%、ヴィオニエ15%みたいです。

抜栓4時間後くらいでグラスに注ぐと久々のアニマルな野性的な香りがぐわっと鼻を突きます。こんなに強いのひさびさ。他の香りがそれで隠れてしまうくらいに強烈でした。
味わいはパワフルでスパイシー。シラーって感じです。でもバランスは程よく取れていて美味しい。でも、この香りではと、1日目はバンキュバンしてこれにて終了。

2日目。まだ動物香がしますが、黒胡椒と他のいくつかスパイスが混ざった香り、黒い果実を惜しみなく放っています。
凝縮感を保ちながらバランス感覚が絶妙で、パワフルなんだけど飲めてしまう。普段飲んでいる並のローヌとは2歩3歩上を行く感じです。

非常に美味しい。

せっかくなので、というか、まだまだ伸びる(本領を発揮していない)気がしたので3日目までのばすことに。

これが正解



3日目。スパイシーな胡椒などの香りは引っ込み、果実中心の甘い香りが顔を出し始めました。なんとも。初日のアニマルはどこへいったのやら。

短時間で飲んではいけないものだと、実感した次第ですが、凝縮感や軸は押さえたままで丸く洗練された熟した果実が出てきます。

好みの問題なのか、個人的には3日目が一番好きです。時間依存的に表情を変えるワインっていうのも良いワインなんじゃないかと思います。

この辺りはワイン会とかでは絶対に会えない表情だと思います。

コートロティ。勉強不足でした。

カルフォルニアのワインのイメージは甘い、ダイナミック、強いという感じなので、美味しいものは飲みますがフランスに来てからは手に入らないことからもほとんど飲んでいません。

有名なキスラーのピノノワールなど自分に取っては飲めたものではありません


でも、そんな私もMacPhailのピノは好きでもう何本も買い付けています。

ブルゴーニュとは典型的なカリフォルニアほど遠くないしかし、早飲みすると強いワインです。

今回開けたのは、先日アメリカから持って帰ってきた04のアンダーソンヴァレーのもの。



おなじみのラベル

98年にワイナリーができて、まだ若いワイナリーですが、評価も高く、04も手に入れるのは難しくなっています。

しかし、8年ボトルエイジを乗せると、ブルゴーニュの上級ものはまだまだですが、カリフォルニアなんかだといい感じに熟成します。逆にこの手のワインはピークはこの辺りで、ベストな飲み頃は10年前後なんだと思います。



ワインの写真を取り忘れました

色はまだまだ若いです。ちょっとリムが茶色がかっているくらいでした。



抜栓直後はシェリーみたいな香りがして、そこまで「おおっ!」という感動もなかったのですが、3時間置いて飲み始めると。。。

香りは森の香りに、きのこ、しかし甘く、どこかブルゴーニュのプルミエ~グランクリュクラスの香りを思わせる魅力的な香りを醸し出しています。

若いヴィンテージでは果実味がガッと口に含んだ瞬間に襲ってくるのですが、果実味は良い感じに洗練され1点に集中してします。
こなれていて、ほとんどタンニンを感じさせない、しかし重心はやや低めで、やはりブルゴーニュのピノではないことを感じさせます。


しかし、余韻も良く、久々に良いクラスのピノを飲んだという気になります。

プルミエ、グランクリュなどカリフォルニアにはありませんが、ブルゴーニュの村名クラスの値段でこの味はスタイルは違えど、カリフォルニアのポテンシャルを感じさせます。

いや~美味しかった