ワイン好きのリヨン日記。

ワイン好きのリヨン日記。

France, Lyonからのブログ。ワインを中心に。

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Saone-et-Loireの造り手、vin des FossilesのガメイVVを開けました。キュベの名前はJules。

Loireとついているので、ロワールと思えば、ブルゴーニュに入るとのこと。ガメイの樹齢は80年。テロワールは粘土石灰質の土壌。ビオワインで、ヴァン・ナチュールというカテゴリーに入るとのこと。
こちらのキュベは試飲して、なんともガメイらしくなかったので、購入。





この土地のもう1つの土壌にはフリントがあるようです。









Bio認証マーク。





最近、このマークを良く見かけるようになりました。他の食品等にも共通ですね。



明るめのルビー。

少し還元香、茎っぽい香り、やや紹興酒的な香り、この香りが抜けてくると甘酸っぱい香りに変わりました。やはり酸化防止剤をほとんど使用していないので、こういった香りが出てくるのでしょうか。

味わいは・・・ボジョレーのそれとは全く異なります。酸がしっかりしており、ガメイにありがちなジャミーで、ストロベリーのような味わいが少なく、ナチュラルな甘みが口に広がります。余韻に柔らかいながらもスパイシーさを感じます。V.Vの恩恵が深みがあり、旨味がありピュアリティがあります。最近気付いてきましたが、このピュアな表現こそビオワインの魅力ではないかなと思っています。


これまでにも、何回かヴァン・ナチュールが登場していますが、酸化防止剤がほとんど入っていないため、長旅には普通のワインよりもさらに注意が必要なのではないかなと思います。例えば、日本で同じものが飲めるかと言うと、どうなんでしょうか、結構難しいのかも知れません。

好みはきっと別れるものの、ヴァン・ナチュールのピュアな表現は注目に値するのではないかと思います。ワインとは本来こういうもの、という造り手とワインが語りかけてくる様なワインが多いように感じたりしています。

初めての日本のワインの登場でしょうか。
とは言え、かれこれこのキザンワイン、数年前から飲み始めまして、気に入っております。

ワインは山梨、一昔前はあま~い葡萄酒ばかりだったのに、このところ日本全体でワインのクオリティが上がっていて非常に喜ばしいことです。
消費者にとって1つ難点なのが、コスパ、でしょうか。その中でもこのキザンワイン、世界のワインとコスパ面からも勝負できる1本ではないかと勝手に思っております。

機山洋酒は実は、2年前に訪れたことがあります。非常にこじんまりとしていて、おそらく従業員も少なく、ご夫婦でやられているのだろうと思います。ホームページを見ると、英語でも書かれています。94年に三代目にあたる当主のKozoさんがMicrobiologyでPh.Dを取得され、奥様のYukariさんがオーストリアのアデレード大学でワイン学の 学位を取得されたとのこと。お、アデレード大学と言えばワイン学で有名な大学ですね。

ワインは1haの畑から甲州、シャルドネ、ブラッククイーン、カベルネ、メルローなどを栽培しているとのこと。残念ながら、上級キュベは完売で飲んだことがありませんが、いつかタイミングを見て飲んでみたい所です。











クリアイエロー。

仄かに香る上品な甘い香り。控えめなアロマが日本らしいところでしょうか。

口に含むと、微発砲、非常に控えめな味わいで、甘みもほんのり。この辺りはまさに日本的な性格を体現できているようで、なんとも好感が持てます。重心は真ん中、まろやかで球体をなす。温度があがると南の果実を感じ、グレープの皮も。マコンのようなワインに感じることがあります。

やはり、興味深いのが日本酒的な側面を感じるということ。これは他のこのワインのヴィンテージでも感じましたので、ヴィンテージ由来というよりも、甲州という品種か、テロワールか、もしくは使っている酵母に由来するのではないかなと考えています。

いずれにしろ、爽やかで飲みやすい、まさに食中にも良いワイン。こういうワインが増えると増々日本のワインは面白くなると思います。


アルザスのヒューゲルのワイン、ジョンティルを開けました。

ホームページにいくとテクニカルな情報がきっちりヴィンテージごとに書いてあります。

ほぼ書き写しですが、
アルコール12.5%、糖度3(g/l)、酸度5.94
(g/l), pH3.34, 樹齢25年, 収量65hl/haとなっています。
このキュベはアルザス品種を混ぜたワインで、ゲヴェルツ10%, リースリング23%, シルヴァネールとピノ・ブランで45%, ピノ・グリ16%, ミュスカ6% の割合のようです。

コルクはDIAMを使用しているとか、色々書いてあります。

確か、ヒューゲルは3人の兄弟で現在経営していたように思いますが、きっちり役割がわかれていたような気がします。栽培・醸造・マーケティング部門、日本にいたときにヒューゲルのセミナーがあって参加したことがありましたが、ビジネス面でもヒューゲルは上手に市場を開拓し成功しているように思います。

アルザスの村、Ribeauvilleリボーヴィレにもテイスティングルームがあり、直売をしています。










さて、ワインですが、色は若々しいクリアイエロー。

マスカットの香り、フローラルなアロマがあり、素直なワインの印象。

味わいは香りのイメージ通り、フローラルで華やか。丸みを帯びて重心は中心。酸も程よく感じられ、シンプルながらバランスの良いワインと感じました。数種類の品種を混ぜているからか、味わい自体はシンプルですが、フローラルであったり、果実味は柑橘のニュアンスがあったりと、それなりに楽しめるワインです。


面白いことにバンキュヴァンして、2日目に持ち越したところ、なんとなく日本酒っぽいニュアンスが仄かに感じられ、和食と結構合うのではないかと、思った記憶があります。こういうワインは食中酒に向きやすいのだと思います。

日本に一時帰国する機会があり、日本に置いてあるワインを開けました。
ですので、日本で買ったもの。でも日本食はやはり美味しいです。日本人でよかったと感じられる瞬間

今回の帰国で唯一のお寿司は宅配寿司でした。それでも、海から遠く離れたリヨンにいる今の自分にとっては、十分美味しいお寿司でした。


写真が切れていますが・・・美味しかったです。







開けたワインはこちら。
Domaine Marc Colin et Fils, Saint-Aubin 1er Cru La Chateniere '08

サン・トーバンって、周りの名立たるアペラシオンの中でないマイナーな部類ですが、好きなワインです。'08は少し熟成感もできてきていましたが、まだまだ元気。驚いたのはその酸の高さ。サン・トーバンは酸が高いと思いますが、これも際立って酸が高め。しかし、今の自分の味覚は美味しいと感じられるようになっていました。





Maidon Saint Nicolas Meursault '09

ニコラ・ポテル氏が立ち上げたネゴシアンのムルソー。サン・トーバンと比べると明確にふっくらして果実味もあり、きれいに仕上がっています。ネゴシアンで、'09ということを考えても、ぽっちゃりしすぎず、ワイン単体で飲んでも美味しい。





ヴィンテージ、造り手は違えど、良い比較になりました。
単体で飲むならムルソーを。寿司とのマリアージュならサン・トーバンを選びたい。シャリとの相性が抜群に良かったのです。サン・トーバンの酸の高さが酢飯の甘酸っぱさと非常に良く合って、これは!と思いました。

短い滞在でしたが、フランスでは中々できないマリアージュでした。和食万歳!笑

サン・シニアンというアペラシオンのワインです。サン・シニアンはラングドックの北部に位置し、モンペリエの西、ナルボンヌの北にあります。典型的な地中海気候で夏は乾燥し暑く、冬も降水量の少ない地域だそうです。テロワールはアルジロ・カルケール(石灰粘土質)と片岩(シスト)が占め、ちょうどサン・シニアンの辺りはその境目のようです(地図)。

生産されるワインは赤・白・ロゼで、品種はシラー、グルナッシュ、カリニャン等のローヌ品種。白もマルサンヌ、ヌーサンヌ、グルナッシュ・ブランなど。

さて、今回のワインは日本人の方がドメーヌで働いているようで、友人を通じてワインをありがたくも頂きました。
何でも家族経営で350年以上続く歴史のあるドメーヌだとか。ビオディナミを実践しているドメーヌです。







ドメーヌの情報によりますと、
シラー50、グルナッシュ30、ムーヴェードル20%のセパージュ。
土壌は石灰質粘土。樹齢平均30年。










明るめのガーネット。リムはパープル~ピンク。

スパイスの混じった香り、香りは強め。赤黒系果実のアロマ。それから、オレンジのようなアロマも取れます。

果実味たっぷりの味わい。しかし、南仏ワインにありがちな糖度が高くだれるわけではなく、高めのトーンでバランスを保っています。このトーンは良いレベルのミネラル感があるからだと思います。
余韻に弱めのスパイスを残し、雑味がなく非常に飲みやすいワインです。何となく、乾いた大地に陽が燦々と降り注ぐイメージが浮かびます。

雑味のない、ピュアリティを表現できているのはビオによるところが大きいのではないかと推測します。





一昔前のラングドックと言えば、安いワインの代名詞のような存在でしたが、こういうワインを飲むとそうではないことがわかります。陽をイメージさせてくれるこのワインはこの時期の晴れ間の少ないフランスで飲むには非常に良かったのかもしれません。笑




すっかり更新をさぼっていました。
かなり遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

どのくらいの方がこのブログを読まれているかはわかりませんが、細くマイペースでやっていきたいと思っていますので、よろしくお願い致します。

さて、ワインは昨年飲んだものから。ドメーヌ・ジョアネの白です。

こっちに来てからこのドメーヌを知り、試飲会で買い足しています。
以前飲んだのはペルナン・ヴェジュレスの'08。










若々しいクリーンなイエロー。

柑橘のアロマをまとい、白い花を感じさせるフローラルな香り。

味わいは端麗、冷涼なイメージ。オー・コートのイメージで正しいのでしょうかね。小さな飴をなめているような甘み、スケールは大きくありませんが、コンパクトにバランス良く纏まっている印象です。酸もしっかりあり、温度が上がってくるとややバターのような濃厚なニュアンスも出てきました。


造り手が若いのですが、非常に好感の持てるワインで、応援したくなります。個人的に追って行きたいドメーヌの1つです。

ローヌのワイン、ドメーヌ・ダンデゾンのコート・デュ・ローヌ2013を開けました。

ドメーヌ・ダンデゾンはエステザルグ協同組合に加盟している1つのドメーヌだそうで、アヴィニョンから西に位置します。このキュベはシラー100%。ノンフィルター、樹齢は60年を越えるそうです。









濃いめのルビー。リムは若々しい紫色を呈しています。

熟れた果実の香り、バニーユ、甘いスパイス香、スワリングすると鉄のような金属的な香りも。オレンジピールのような香りも取れます。

味わいは、南のローヌらしく口に広がる果実香、集中する液質というよりも拡散的、スパイスと甘さが相まってボリューム感を感じます。

ローヌは、美味しいものが多いですね。個人的にはシラーが好みですが、フランスにおいてもローヌワインはデイリーで重宝します。
シラーは特にエレガンスも出せる品種だと思っているので、どこかでこのワインを濃いワインというコメントを見ましたが、個人的にはそうは思いません。まあ、何を濃いとするかですけども。



寒さも段々と増してノエル一直線のフランスです。
  
リヨンからコルマールまで足を伸ばしさらにそこから北へ約30kmのNotaltenという小さな村にあるビオディナミで成功しているドメーヌ、Julien Meyerを訪ねてきました。

リヨンからドイツ国境近くまで北に登るんですからそれは寒いです。天気も生憎で、時々みぞれの様なものが降ってくるという具合。久々に天気が悪いときに当たりました。。。


ドメーヌ中。天気は典型的なフランスのご機嫌ナナメ。


お相手してくださったのは当主のパトリックさん、当主自ら相手してくれるドメーヌに最近は以前以上に感謝しています。というのも大手のコマーシャル担当の方ですとどうしても微妙なところが聞けなかったり、本当のところどうなのか、本心が伝わって来ない様な気がするからです。


ということで、挨拶もして、試飲開始。テイスティングルームはほぼ外気が入ってくる様なところで、寒い中のテイスティング。








試飲アイテム
① Pinot Gris Sec '14
② Muscat Petite Fleur '14
③ Sylvaner Zellberg '14 
④ Riesling Grand Cru Muenchberg '13
⑤ Pinot Noir '14
⑥ Cremant d'Alsace '14
⑦ Gewürztraminer Les Pucelles '14
⑧ Pinot Gris (jaune) '15





① このドメーヌ1本目の試飲。かなりの酸とミネラルですっきり。酵母のエネルギーを感じる味わい。生き生きとしていて、旨味があります。実はこのキュベが一番試飲した中で美味しかったです。

② 香りはミュスカ。干し草や、ちょっと蜜っぽい香りも。セックで残糖感はほとんどなし。これもスッキリとした味わい。

③コンクリタンクで醸造。マロラクティック発酵後にシュール・リー熟成。軽くフィルタリング。2週間前にボトリングしたばかりだそうです。干し葡萄的なニュアンス、こちらも酸がかなり高いです。

④ リースリングらしいペトロール香。勿論、飲み頃にはほど遠いですが、集中力があり、要素が凝縮されている印象。波tpリックさん曰く、「永遠に熟成するよ」だそう。

⑤ アルザスのピノ。白ワインに共通したミネラルが豊富にあります。北の大地を想像させ、これはこれで、ピノ・ノワールとして面白いです。白ワイン的なピノ。なんだか変なコメントですが・・・

⑥ クレマン。セックな造りです。特筆することはなかったと思います。

⑦ ゲヴェルツ。やや苦味を感じます。典型的なライチとかそういう香りではなく、やや熟成の進んだ白ワインのような香り。味わいは極めてセック。

ここまでが通常試飲です。コキアージュを飲んでみたかったのですが、残念ながら売り切れで在庫がないとか。
色々話をさせて頂きました。ワインは酸が強くてミネラルがしっかりしたものがお好きだそうです。ワインは畑仕事をしてそのまま任せれば良いワインになるという考えのようです。

「シンプルなんだよ。だけど、それが難しかったりするね。」

そんなことをおっしゃっていた記憶があります。

メディアには一切でないとのことですが、話をするととても気さくで良い方でした。コキアージュが飲みたかったんですよ、という話をしたら、「ちょっと待ってて、何かあるか探してくる」と別棟へ行ってしましました。

それで、出して頂いたのが、




特別醸造、ピノ・グリ。

⑧ ヴィンテージは'15だそうです。つまりほんの2ヶ月前くらいに収穫した葡萄ですよね。でも、色が・・・琥珀色??
どうやらこれは販売用ではなく、特別なもの。マセラシオンを違うやり方にしているようです。味わい力強く、エネルギーを感じつつ、旨味もあります。もう少し落ち着かせたら面白いかもしれません。


和食も好きというパトリックさん。アルザスには美味しい日本食料理がなくて残念と言っていました。
自分の好みのワインを実践して周りを気にせずワイン造りに専念する。そんな姿勢が垣間見れたデギュスタシオンの時間でした。

お礼を言って、売って頂けるワインを少し分けてもらい、ドメーヌをあとに。

この時期の畑は殺風景でちょっと寂しいですが、ドメーヌ訪問するには良い時期です。今回も貴重な体験となりました。

ビュッソン・シャルルのオートクチュール。'12に続いて'13も開栓。











透明感のあるやや濃いめのイエロー。

樽由来のローストっぽい香り、バラのニュアンス。果実より樽由来の香りに支配されている印象。1時間後にバターっぽいニュアンスが。

味わいは丸く、丸い中に酸が見つかる。この酸が余韻まで残ります。グレープ系の柑橘とともに、熟したフルーツも。鼻に抜ける香りがややアルコールっぽくややケミカルに感じます。

ドメーヌのスタンダードアイテムとしては良いと思いますが、ちょっと飲むには早かったでしょうか。


シャサーニュで手に入れたワインを。
造り手はマルク・モレ。サシャーニュの造り手のブルゴーニュ・ブランは近づきやすいので好きです。











クリーンなグリーンがかったイエロー。当然ながら若々しい。

香りは大人しめで樽香がふんわりと。

味わいはふっくらしている印象。サシャーニュらしい緩めの酸、グレープフルーツのニュアンスにやや苦味を感じる酸がのっています。ミネラルも程々で、最後に蜜柑のようなニュアンス。


特筆すべきことはとくにありませんが、相応のクオリティではないかと思います。