好きな作家のひとり、








本泥棒
本泥棒マークース ズーサック Markus Zusak

早川書房 2007-07
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 Lawrence Blockが、
 彼の作品がsaleになってるとfacebookで知らせてくれるので、
 たまに、amazon.comでkindle本を買います。

 そうすると、たまに、amazon.comからお薦め本の紹介メールが。

 大抵は、ざっと読んですぐメールを消しちゃうんですが、
 その時は、紹介本の中の1冊、"The Book Thief"、という題名に惹かれ、検索。

 異常なほどのレビュー数と高評価。
 しかも、映画化され、その評価も非常に高く、
 今年6月に日本公開予定。
 (はい、この本読んだの5月です)

 非常に気になって、翻訳を調べてみると、『本泥棒』の邦題。
 早速入手。


 だが、読み始めるが、なかなか乗れない。
 作品の世界に入っていけない。

 本泥棒は、本泥棒だが、
 わたしが題名からイメージしていたストーリーとは全く違った。

 『本泥棒』という本も出てくるし、
 本は、本であるが、象徴でもある、
 ナチス政権下、ドイツの小さな町でのひとりの少女を取り巻く話。

 第5部までは読んだが、それ以降は、結末を知りたくて斜め読み。
 話としてはわからなくもない、正直、どうしてこんなに高評価なのはわからない。


 本書は、2005年に著者の地元オーストラリアで出版。
 ヤングアダルト向けの作品を書いていた著者が、
 初めて大人向けに書いた作品らしい。

 翌2006年、アメリカでは、ヤングアダルト向けとして出版され、
 出版後すぐベストセラーになり、出版後61週目でも児童書ベスト10内に。

 『アンネの日記』+『スローターハウス5』とも評されるらしいが、
 『スローターハウス5』の凄さがよくわからないから、
 本書も楽しめなかったのだろうか?


 映画の方でどのような解釈、映像表現されているか見てみたい。