ノルウェー語で








ポースケ
ポースケ津村 記久子

中央公論新社 2013-12-09
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復活祭を意味する言葉が、ポースケ。


本作の内容紹介を見ると、
"芥川賞受賞作『ポトスライムの舟』続篇"とあるが、

別の内容紹介にある、
"芥川賞受賞作『ポトスライムの舟』から5年後の物語"

の方が、適切?

『ポトスライムの舟』の主人公が出てくるが
彼女が主人公であるわけではなく、

メインの舞台となる、カフェ「ハタナカ」の主人、
ヨシカが主人公と言えば主人公だが、

彼女を含めた主要登場人物全てにスポットが当たった、
群像劇。

それぞれの人生が複雑に交差するのではなく、
各自に各自の人生があり、
カフェ「ハタナカ」でその一部が触れ合う感じ。

それだけに、『ポトスライムの舟』に比べると、
複雑で長い作品に。


あとがきを見ると、
本作を書くにあたり、いくつかのカフェやパン屋さんを
取材してるようですが、

そんなカフェの運営や経営含めて、
どこにでもありそうな、いそうな人々のお話。

合格合格合格合格