光秀の定理

主人公は、

光秀の定理 (単行本)
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題名にあるように、
明智光秀なんですが、直接、光秀を描いたものでなく、
市井で出会った、坊主と兵法者、ふたりの人物との交流を通して、

戦国時代、明智光秀、そしてその周りの人々を描いた作品。


実質、光秀が出会った、ふたりの人物が主人公と言っても
いいくらい、この坊主と兵法者が魅力的。

織田信長は、一般的に言われてる信長らしく、

それに引き換え、光秀は、生真面目が取り柄で
カッコよくない人物として描かれているが、

本能寺の変には、あえて直接的に触れていない。

やはり、坊主と兵法者の目で、光秀がそこに至ったであろう過程、考えが
綴られている。

やはり、光秀の行動は謎だし、
今でも、本能寺の変については、多くの作家が書いているし、
永遠のミステリなのかもしれませんね。