ペテロの葬列

杉村三郎

ペテロの葬列
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シリーズ、第3弾らしい。

『名もなき毒』は、読んだが、
『誰か』は、読んでないはず。

読んだ『名もなき毒』の詳細も覚えていない。

テーマとして、カテゴライズしてるように、
宮部みゆきは、好きな作家だが、
杉村三郎シリーズは、特に好きなシリーズでもないということ。


読み始めても、
特に懐かしさもないが、
主人公は、犯罪に巻き込まれやすい体質（？）のようで、
すぐに事件に巻き込まれてしまう。

事件は、あっけないほど、すぐに解決してしまうが、
本当の物語は、そこから始まる。

何故、犯人は事件を起こしたのか？
その犯罪の裏にあったものは。。。

巻き込まれた、被害者の身に起こったことは？
そして、主人公、杉村三郎にも。。。


一番意外だったのは、事件そのものに関してではなく、
事件を間接的な原因として、杉村三郎に起こったこと。

起きそうにないことが起こったので、驚いたのではなく、
こういう状況設定だと、起こりそうだなと感じたことが、
本当に起こったこと。

でも、まさか、この主人公に、って感が強かったので。


事件そのものより、主人公に関心がいったということは、
ミステリとしては、イマイチだったのか、
キャラクター設定の方が、魅力的だったのか？

このラストで、シリーズは、終了、
それとも、新たな展開が？