破暁








書楼弔堂 破暁
書楼弔堂 破暁京極 夏彦

集英社 2013-11-26
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京極さんと言えば、京極堂シリーズ。
映画化もされたし、あのシリーズでファンになった人も多いはず。

その京極さんの書いた、本屋ものということで、
期待して、手に。


京極堂シリーズは、昭和20年代だが、
本作は、明治20年代のお話。

題名でもある、楼閣のような本屋、弔堂と、
そこに集う人々。

その人にとっての一冊の本を探してくれる本屋に、

明治の文豪の若かりし頃や、
幕末の志士や、維新の関わった人物などが、直接的、間接的に登場。


エンターテインメントであると同時に、
文学的、哲学的にも興味深い。

ただ、その薀蓄を好むかどうかは意見が分かれるところかな。


『書楼弔堂 破暁』の、「破暁」は、「破暁」の巻なのか、どうか。
「破暁」の巻であれば、続編があるはずだが、
本文を読む限りでは、一旦、終わりのようであるが。。。


それともうひとつ読んでて気になったのは、
本書の「未完」の登場人物の名字と職業。

京極堂シリーズの主要登場人物と同じです。

おそらく、関係あるのでしょうが、
単なる記述で終わるのか、
今後の作品で、繋がっていくのかも、気になるところ。

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