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愛の夢とか
愛の夢とか川上 未映子

講談社 2013-03-29
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文体、文章、変わったなと感じてきた、
川上 未映子の短篇集。

7篇のうち、6篇は、2011年から12年の作品。
残りの1篇、2007年の作品とは明らかに文体が異なる。

小説家であり、詩人でもある著者。
著者本人の詩の朗読を聞き、著者の小説家になるための努力なんかを
講演で聞いてるせいもあると思うが、

著者には、詩人として、よりナチュラルな才能を感じ、
小説家としては、かなり努力・苦労してきた感があったが、
著者としての文体・文章のスタイルが固まってきたように、
本短篇集を読んで感じた。

題材・テーマは、
好みでないものもあるし、オチが予想できるものもあるが、
リズム感、切れの良さが、
短編向きなのかとも感じた。

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