一時期、夢中になって読んでた








64(ロクヨン)
64(ロクヨン)横山 秀夫

文藝春秋 2012-10-26
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作家の7年ぶりの新作長編。

著者の名前を知らない(忘れた)方でも、
多くの作品が映画化・ドラマ化されているので
作品名を聞けば、思い出す方も多いはず。

あれだけ、短期間に精力的に作品を発表してた著者の新作が、
全く、書店に並ばなくなり、
病気、それとも、スランプ、と、結構心配してました。

この7年の間のいつだったか(たぶん、この数年の間に)
アンソロジーの中の1篇として収録された短篇を読み、
とりあえず、作品を書いてることに安心したことを覚えています。


さて、その新作。
正直、著者の作風とか文体とか、すっかり忘れました。
こんな感じだったかなと思いつつ、読み進んだ作品、

特に中盤までは、作品の面白さ、うまさなどより、
舞台となる、警察組織のひどさに、読んでて不愉快になるほど、
まあ、それだけ、著者がうまい、ということなんでしょうが。

後半は、大きな展開もあり、なかなかでしたが、

それ以上に、横山秀夫って、こんな感じだったっけ?
というのが、一番の感想。

この一冊では、またファンになったとは言えない感じ。
今度は、すぐに次の新刊が出ることを期待して待ちます。

合格合格合格合格