2004/11公開(日本では2005/3公開)の「ナショナル・トレジャー」の続編。
今回は、日米同時公開となっている。
アメリカで前作をしのぐ出足で初登場1位。
日本では、2位スタートとなった。

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ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ジョン・ボイトら
主要キャストは前作のまま。
前作ではいまいち影の薄かった、ジャスティン・バーサ、
FBI捜査官のハービー・ケイテルも再登場。

前回のショーン・ビーンの役回りはエド・ハリス。
ニコラス・ケイジの母役でヘレン・ミレンも登場。

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ジェリー・ブラッカイマーフィルムのロゴ・ムービー(というのかな)の
例の道路わきの木が、そのままオープニングのシーンになる。

南北戦争終了直後。
リンカーン大統領暗殺者の一味がベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジの)
ひいひいじいさんであるトーマス・ゲイツに
南軍の軍資金となる財宝のありかを記した暗号解読を依頼。

トーマスは命を賭してそれを阻止、
北軍の勝利に貢献したとするベン・ゲイツに対し、
トーマス・ゲイツこそ、リンカーン大統領暗殺の首謀者であるとする
ウィルキンソン(エド・ハリス)。

互いに祖先の名誉をかけた証明合戦が始まる。

それは日記に隠された財宝のありかを読み解き、
黄金都市を発見することだった。

パリの自由の女神、バッキンガム宮殿、
ホワイトハウス、ラシュモア山(大統領の顔の彫刻がある)と、
我々にもなじみの深い名所旧跡を巡る謎解き。

古代アメリカ文字の解析に歴史学者で、
旦那と25年間口をきいていないという、
パトリック・ゲイツ(ジョン・ボイト)の妻、
つまり、ペンの母エミリー(ヘレン・ミレン)も巻き込んで、
黄金都市に迫る。

はたして黄金都市は実在したのか、
ゲイツたちはその謎を解くことができたのか。

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アメリカ大統領に「13デイズ」でJFKを演じた
ブルース・グリーンウッドが登場している。

ヘレン・ミレンと言い、登場人物に大物が増えているし、
本編で解決しない新たな秘密が見え隠れする、
続編の期待も見える終わり方となっている。