もうずっと前に移動中にラジオで聞いた話ですから、
どれだけ確かかわかりません。
違っている、というご指摘は大歓迎です。
(というか、間違っていたら指摘してもらいたいと思っている)

うがいが風邪の予防に効果がある、というのは皆さんご存知でしょう。
インフルエンザの場合、お茶でうがいをすると特に効果があります。

というのも、インフルエンザウィルスが増殖する際、
いったん粘膜の細胞から外に出て、再び他の細胞に入る。

したがって、口の中には増殖したウィルスがうようよいて、
うがいによってこれを排出することができる、というわけです。

さらに、カテキンはウィルスと結びつきやすい構造をしていて、
いったんカテキンと結びついたウィルスは、
再び細胞内に入り込むことができないので、
ウィルスの除去に効果があるわけです。

ご存知の様にカテキンは緑茶に多く含まれており、
「緑茶でうがい」は非常に効果的です。

ところで、
このカテキンは酸化によって重合(たくさんの分子がつながること)し、
カテキンが二つついたものは、紅茶に多く含まれ、
抗ウィルス能力もカテキンの倍くらいあるそうですが、
これが三つ四つと増えていくと、
抗ウィルス能力はなくなってしまうらしいです。

だから紅茶でうがいすることも効果が大きいといいます。
その、カテキン二つがテアニンだと思っていたのですが、
どうやら、テアフラビンのようです。

また、カテキンもテアフラビンもフラボノイドの仲間で、
これが多く重合するとタンニンになります。

テアニンは緑茶に多く含まれる成分で、うまみ成分であり、
癒し効果、ストレスの緩和、安眠の促進などの効果があるそうです。

ということで、紅茶にはインフルエンザの予防効果があると深く信じています。

そして、今回、娘が仕事先からインフルエンザをもらってきたので、
娘は病院に行きましたが、残りの家族はせっせと紅茶でうがいしました。

そのおかげか、誰もインフルエンザを発症することなく、
今のところ、元気で過ごしています。

この話を信じる方は、ぜひ紅茶を作りおきし、うがいをしてください。

ただ、ひとつ注意事項。
紅茶の茶渋は、緑茶よりきつく、洗面台に染みる恐れがありますので、
うがいをした後は洗面台を洗いきれいにするようお勧めします。