オーディエンスと黄色い声援 | CASABLANCA CAFE LUNCH:音楽が3倍楽しく

オーディエンスと黄色い声援

「黄色い声援」


あんまし今は言わないか。


ちなみに、ライブ会場ではどんな風に音楽を楽しんでいるだろうか?



1.一緒に歌う

hibari


基本ですね。 これによってアーティストとの一体感が増します。歌詞を間違えても気にしないのが原則ですね。



2:手拍子・拍手



曲中リズムに合わせて手拍子ってのは、今のロックライブのトレンドではないけど、歓声と拍手は曲間やアンコール時にあったりしますね。




3.じっと見る

rampo

ライブハウスだとステージから離れていくごとに客が冷静になっていくね。「前=熱い」「後ろ=冷静」これも自然なことで、それぞれライブの楽しみ方があるわけで結構なことです。アーティストや曲によってはしっとり聴くべきときもあるわけだから。



4:ダイブ

dive

若さの象徴。おじさんは今はとてもできねー。ダイブに関しては、わりと物議をかもし出すよね。ネットで繰り広げられる「暴れにくるだけならライブにくるな派」「暴れなきゃロック(もしくはパンク)じゃねえ派」の対立はいつの時代も熱い。昔は断然、後者だったけど、いまはどっちの気持ちもわかるオレは、すっかりオヤジだなとしみじみ思う。




とまあ、現代はいろいろあるわけですが、60年代のオーディエンスって、アーティストが歌ってるのに「キャーキャーキャーキャー」言ってるイメージしかない。(主に女性)当時の映像を見てると、声援で曲が聴こえないぐらいだ。


ビートルズはビッグアイドルだったけど、この黄色い声援を嫌っていたみたい。「俺たちの歌聴いてんの!?」ってカンジだろうね。


また、当時の女の子たちに絶大な人気を誇った、「ゾンビーズ」っていうビッググループがあるが、彼らのライブ映像を見ても、サビの部分なんて


ぜんぜん聴こえねー。


女どものわめき声ですっかりかき消されてる。感極まって失神するヤツとかもいた。おれが演奏側だったら殺意が芽生えそうだけど、それが当時のロックの楽しみ方だったのなら、それが立派なカルチャーなんだろうねぇ。



ただのアイドルグループ的なイメージが強い「ゾンビーズ」だけど、


The Zombies
Odessey & Oracle: 30th Anniversary Edition

というロック史上でも屈指の名盤を放出している。作りこまれたメロディとメロウなボーカルにすっかり引き込まれてしまって、1曲目からあっというまにその世界観に取り込まれてしまう。何度ローテーションさせても飽きがこない、音の宝石です。


一家に一枚!!どうですか!