銀狼の銀河の荒野

銀狼の銀河の荒野

人よ
お前は何処に問い掛ける
その指先にある 自らの未来を
お前が俯いた地の底にある無尽蔵な恵みを
肉体と魂を貫いた光が衛星となり
お前の行く末を守るだろう
銀河の荒野に響く 絶え間無い調べとなり





  

大久保伸隆http://www.okubonobutaka.com/




応援します!!随時、好評公演中。


劇団シアタージャパンhttp://www.theaterjapan.com/



Lファンであるさくらんぼ~っさんの「So Sweet★L」


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寺尾聰さんのファンであるりみっとさんの素敵なお部屋「SHADOW CITY」


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※このブログで使用されている画像は、ほぼ9割”(知らずに)インター・ネット上から拝借したものです。


”著作権”は、各制作者に帰属します。




※此処は、「ファン・サイト」「一般掲示板」とは違い”銀狼の個人的な見解”である”感想&日記”を綴っております。


”ネタバレ””独断&偏見”等がご不快な方々は、読まないで下さい。




※”仕事&家事&雑事&介護”の隙間時間に書き足しておりますので、舌足らずだったり重複した箇所を修正する場合もございます。


※多忙に付き、”ペタ”は休止いたします。


※此処で公開されているオリジナルの文章に付いては、全て引用を禁じ転載を固くお断りいたします。


これ等の注意書きを無視されたり、常識の範囲内のネチケット等に違反する場合それなりの措置を取る可能性もあります。


以上、ご了承下さい。


※「銀狼Story」は、2007’2・10 “寺尾聰”内の「SHADOW CITY」の流れから2・14「季節風」を初回プロローグとして書き始めた長編完全フィクション・ミステリー・オリジナル小説。




俳優・寺尾聰さんを脳内主人公として架空の医薬品会社・藤田薬品協業“寺尾聰薬品部取締役”に据え謎の組織“GOLDEN HEAVEN”を巡り繰り広げられる“異能者・銀狼”との絆と抗争を描いて2008・4・10「ルビーの指環」まで掲載した。




08・4・11「Refrain」以後は、その続編として同じく寺尾聰さんを架空の多国籍企業“grand cross”社長に据え関連する名曲から各章をタイトル・テーマに随時連載中。


メ~テレ様。「特捜最前線」を再放映して下さい!!


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ジョゼフ・マーフィ牧師の箴言集。


自分が、読みたかったのでお借りいたししました。


https://twitter.com/suzukin22











俺は、自由民主党党員じゃ無いから基本的に”外野・無関係”なんだけど。

考えてみれば、日本国全体の総理大臣を選ぶのに”自由民主党党員以外は、外野で無関係”っておかしいよな。

 

立候補が噂される中に一人だけ、”クリーン政治家”がいたらしいがその人の名前は無かった。

結局は、”世襲議員輪舞”

自由民主党の”大物”政治家と縁故が無い議員には、”推薦人”とやらが付かないのだろう。

 

血脈が政治家ばかりの顔見知り同士で、役職を取り合っては”次の順番が回って来る”のを口を開けて待っているだけ。

 

9人、「我こそは、総理大臣の地位と名誉を手に入れてみせる」と鼻息荒い涎だらだらの顔触れ。

俺は、「よくもまぁ・・・」と溜息しか出ない。

 

マスメディアもマスメディアで呆れる。

まるで、小泉進次郎がもう当選したみたいな報道が彼方此方から噴出した。

”争点”として騒いでいるのが、裏金疑惑でも健康保険証廃止でもマイナンバーカードごり押しでも無い”夫婦別姓”て。

 

どーでもいいー

 

 

L「どうしました?浮かない顔ですね」

 

銀狼ちゃん「うん。体調が思わしくなく、自宅で”ワイドショー三昧”してた」

L「兵庫県知事の”百条委員会”出頭ですか」

銀狼ちゃん「ああ。戦後79年と言う長い長い歳月を経てさえも、”民主主義”はこうも呆気無く壊されて”無かった事”にされるのかと思うと気持ちが暗くなった」

銀狼ちゃん「齋藤 元彦氏の言動のみが問題視されているが、彼の理不尽な振舞いを正さないばかりかその意を汲んでより理不尽な暴挙を行った幹部職員達の阿りが大きく影響していると思う」

 

L「権威を持った人間の命令に対して、下部の人々がその”要求以上”の成果を上げようと動くのでしょう」

銀狼ちゃん「江戸時代、”生類憐みの令”が発せられた時もそうだった。元々は、”生きものを慈しみましょう”程度だった内容を役人達が拡大解釈し”蚊を叩いただけで死罪”の憂き目にあった人もいたと言う。亡き祖母も、”特高警察”が一番嫌だったと話していた」

 

L「下部の者達が、権威者に気に入られようと”成果”を焦りそれのみが目的化するからですよ」

 

銀狼ちゃん「”伝聞”も入っているらしいから、真実とは言い切れないが。俺が、個人的に一番嫌な気持ちになったのは”用紙を、わざと床に落として拾わせていた”と言うエピソードだ」

 

L「もし、本当だとしたら”下部の者達に、日常の些細な事にまで敢えて屈辱感を与え一種の心理的脅迫を圧力にして支配していた”のでしょう」

 

銀狼ちゃん「俺が、TVアニメーション”宝島”を好きになった理由の一つは海賊達が”会議”を開いて物事を決める場面だった」

銀狼ちゃん「無法者の海賊達でも、ピラミッド型の主従関係では無かった。リーダーも、積極的に他者の意見を聴く姿勢があるからこそ組織を円滑に活用出来る」

 

銀狼ちゃん「兵庫県も、知事の言いなりでは無く立場立場で話し合っていたらお二人もの職員が亡くなられる悲劇にはならなかったと思う」

 

 

「国家の首領が、他国家を攻撃して”戦争”を始める→最初は、青年達が駆り出され”敵地”に派遣される→次第に男性全般に及び、遂には女子供までもが”敵国人を殺せ”と命じられる→敗戦。国の首領は、安全な建物の下で捕まると”部下達が暴走しただけで、自分は知りませんでした”等と責任を逃れようとする」

 

これが、概ねの戦争のあらましである。

このルポルタージュは、アメリカ・日本両国から戦地に追い遣られた人々が双方の価値観や死生観の差異も相俟って疑心暗鬼に陥り自ら作り出した恐怖心から殺し合う様子が実際の音声で描かれていた。

 

アメリカ兵は、「ステーキが食べたい」「早く、家に帰ってマイベイビィに会いたいよ」と話す。

逃げて来た日本の子供達にキャンディを渡し、「礼儀正しいから、”お腹一杯”って断れないんだ」と驚く。

 

日本兵が「テンノウヘイカバンザイ」と叫びながら自爆する姿に不気味さを覚え民間人に混じって奇襲を掛ける遣り方に嫌悪を覚える。

 

だが、日本兵は本心では「お母さん」と泣きながら死んでいった。

戦後79年を経て尚、戦友達の最期が鮮明に蘇る”生き残り兵”の落涙を見ていられなかった。

あるアメリカ兵は、誤って日本人少女を射殺してしまい後悔の果てに自殺されたと言う。

 

・・・。

神は、”人類は、皆兄弟”とお定めになったのにこの不条理な惨状は何なんだ!!

 

だから、俺は思う。

「多くの死者が積み重なる前に、最初っからこの言い出しっぺだけ捕まえりゃ良いじゃん?」

 

(1)”何故、戦争を起こすのか”

特に男性は、生涯を”全能感”に支配され易い。

”全能感”とは、「俺は、他の人間がやれない事を遣って退けた」と言う達成感の一種である。

出世して高い地位を得たり、高価な邸宅や乗用車を所持したり美人の妻女を得たりする事を目的にしがちである。

 

そして。

”他の人間がやれない事”の一例が”殺人”なのである。

多くの国家では、当たり前に法で”殺人”が禁じられている。

だが。

 

国や宗教の首領となった人間の一部に、この法すら自らの特権で蹂躙しようと図る輩がいる。

国家が神仏がと盾にするが、単なる自己弁護に過ぎない。

 

「デスノート」の夜神月は、正にこの”全能感”の虜となり奴隷になる様が描かれている。

”誰にも知られず、殺人を犯す”ノートを手に入れたばかりに、”新世界の神になる”だの何だの理想をほざきながら結局は友人も家族も死と破滅に追い遣りただただ自らの保身に明け暮れる。

 

国の首領達も、戦争を始める動機付けとして国家の繁栄だの宗教の正当性だの何だの積み上げるが膨大な財と労力を貪る”戦争”なんかで人々が幸せになった試しが無い。

 

強いて言えば、不毛な戦争の後生き残った国民皆で”事後処理”に頑張った復興が栄えさせるだけの話だ。

 

(2)一般の国民の中で、この様な戦争を肯定する人々は「やられっ放しじゃ無く、一矢報いたい」と考える人々だと思う。

 

一般の国民の中で、この様な戦争を否定する人々は「見ず知らずの人間を、殺す事で一矢報いるとは考えない」人々だと思う。

 

まずは、”他国を侵略しない・させない事”

戦争肯定派は、「日本も”核武装”するんだ!!」で思考停止する。

 

俺は、そうは思わない。

弓矢や槍で戦っていた時代と、核兵器で地球を壊せる現代とは違う。

今だからこそ、戦争を回避する最強の武器は”丸腰”なのだから。

 

国家(国の首領)が、戦争に賛成し始めた時。

俺自身は、それが何時でも”不戦”を願う人間として「自分は、武器は持ちません」と言い切る。

国家(国の首領)は、家族を人質に取る。

「お前が戦争に加担しなければ、家族とお前を殺すぞ」と脅迫する。

 

俺は、”どうぞ”と答える。

人間、死ぬ時は死ぬんだ。

銃や爆弾を持って、何人か殺したところで俺だって家族だってどうせ死ぬ。

 

戦争(国家のその時の首領の代理殺人)に信念を曲げて賛同して、見ず知らずの人々を殺した後で死ぬよりも”殺人はしたくない”との信念を全うして死ぬ。

 

家族には、申し訳ないけど。

狂った国家が殺すのであって、俺が手に掛ける訳じゃ無い。

 

人類、どんな意見も”半々”である。

こうして、戦争否定派が死に絶えると戦争肯定派ばかりとなる。

 

世界は、荒廃している。

程無くして、今度はその戦争肯定派同士でまた殺し合うのだろう。

 

”最後の切り札”

核爆弾を、思う存分に破裂させ合って地球は壊滅する。

 

国の首領の皆様は、火膨れの身体で水を飲む事も動く事も出来ず「俺の勝ちだ」と汚物を垂れ流しながら息を引き取るのだろう。

 

 

 

 

 

 

※この番組自体の本来の主旨は、第二次世界大戦前後裕仁天皇の傍近くで戦争回避と終結を願った内大臣・木戸幸一氏と後の東大総長・南原繁氏の動向を描いたものだ。

 

俺は、”戦争体験者”の肉声を聴いて育った世代である。

亡き祖母や小学校(高学年)&中学校の頃も授業で教諭や校長を含め”実話”に触れていた。

 

概ねの内容を総合すると、”戦争特需”に味を占めた軍部が台頭し”開戦”に消極的だった皇室を押し退けて”大日本帝国の世界支配”との無謀な妄想を抱き隣国を占領。

 

傀儡政府を打ち立てたり日本語を習わせる等し始め、遂には同じく勢いを増していた”ナチス・ヒトラー”と手を組んでアメリカに卑怯な奇襲を行い喧嘩を売ったと言うイメージだった。

 

ただ、前年同じくNHKで特集された当時の記録を見るに裕仁天皇の”本心”を未だ掴みかねている。

さらに、このルポルタージュの後半の情報では頭が真っ白になってしまった。

 

この番組を見るが見るまで、「日本は、”ポツダム宣言”を拒絶したが為にアメリカから”戦争終結”を目的とした原子爆弾を投下された」と教わりまた信じて来た。

 

そして。

遠く離れたアメリカ国民も、同様に周囲の大人達の談話や学習を受けた結果として当然の如くそう信じ込まされて来た。

アメリカ軍人達も、口を揃えてその様な位置付けを語って来た。

 

日本人は、主要都市を”絨毯爆撃”で民間人・女子供までも容赦無く焼き払われ二度も”新型爆弾”を落とされても「アメリカが第二次世界大戦を終結させるべく、決起した戦闘だ」と言われさらには「核兵器は、平和を維持し実現させた道具だ」と主張される度に黙るしか無かった。

 

亡き祖母も、「日本は、戦争を始めた側だで。早よ、謝らなかんかった」と無念がった。

ところが、である。

 

この番組で、驚愕する事実を知った。

トルーマン大統領は、”それ以前”に”世界初の核兵器製造成功”を把握していたのだ。

そして、”ポツダム宣言の前日”には喜々として日記に記す。

一抹の迷いすら持たず、「これで、ジャップ(日本人への蔑称)と日本は壊滅だ」と早々と”原子爆弾使用”を命じていたのである。

 

暫く、声が出なかった。

広島・長崎を破壊した原子爆弾は”平和実現の道具”等では無く、大国アメリカが「瀕死の日本を叩きのめして滅亡させ当時睨み合っていたロシアを牽制する」一石二鳥を狙った兵器だった。

 

もし、日本が尚も”降伏”を躊躇おうものなら三発でも四発でも原子爆弾を投下しただろう。

欧米の意向に明るかった内大臣・木戸幸一氏と南原繁氏は気が気では無かったと推察する。

 

両氏は、揃って「”戦争責任”を果たす為、裕仁天皇の御退位を」と希望した。

俺は、個人的にもしこの提案が通っていたら戦後あれ程までの”復興”は難しかったのではと考えている。

身近だった亡き祖母の様子を見ても、天皇の安堵は国民に安心を齎したと感じているからだ。

 

ロシアは、ライバル・アメリカを追い越そうと核兵器を製造した。

現在では、その威力は"地球を、何回でも破壊する”までに膨張している。

 

そして、時を経た現在プーチン大統領が使用をちらつかせ世界を脅迫している。

こんなものを、未だに”戦争を抑制してくれる”と有難がる愚かしさ。

 

一刻も早く、”戦争”と言う人類最悪の愚行を停止させたい。

特に、男性の中でも”勝ち”に拘る狭心な人物に限って組織内で他者を蹴落とし”出世”を果たしその挙句”戦争”を始める。

 

そんな人間が、普通に暮らしていた多くの一般人を”徴兵”し”敵国”に追い遣り互いに殺し合う様に”命令”を下して何千人何万人何億人の生命を握り潰す”権利”があると言うのか。

大馬鹿が地球を壊す前に、人類全体で”戦争”を構造から崩壊させるしか無いのだ。

所詮は、”首領同士の喧嘩”に”国家の安全”を名目にして軍隊を巻き込んでいるだけの事だ。

 

それを、”あの国勝て、この国勝て”と”支援”なんかするから火種が燃え広がり躯が積み重なる。

元の大馬鹿二人を当事者同士で話し合いでも殴り合いでもさせりゃ良いんだ。

本来、国連はその為に存在しているんじゃ無かったのか。

 

あ、1280円の中国産ね。

 

はぁぁ・・・。

無料の動画サイトを参考に、色々やって見たけどどーしてもこーしても”スーパーマーケットの鰻”は同じ味だなぁ・・・。

どうせ、同じ味なら結局ご飯に挟んで蒸すのが一番簡単だったかぁ。

銀狼ちゃん「映画”鬼畜(1978年版)”を視聴して、”ああ、やっぱり子育ては心身共に重労働だな”と感じた」

銀狼ちゃん「あの映画がリアルなのは、世話しても世話しても子供達はお腹が空き泣き汚れものが溜り続ける”現実”や元々子供がいなかった夫婦の自営業にも悪影響が及んで行く”現実”が容赦無く率直に描かれている事だ」

銀狼ちゃん「俺自身、介護で似た状況を味わった。実感として、理解出来る」

 

L「労働に見合った”対価”が日々得られないから、苛立ちが抑えられなくなり”児童虐待”が生じるのでしょうね」

銀狼ちゃん「蟹江敬三さん演じる、夫婦の店の雇われ人が夫婦の修羅場や子供達の惨状を間近に見ながら直視せず近寄らず”無関係”を貫き通す姿や被害者を”保護”した警察関係者達さえも幼い少年の”気持ち”を汲む発想は全く持たず”証言を引き出す道具”の様に扱う姿も鬼畜なのかも知れない」

 

銀狼ちゃん「あの映画は、結局”射精責任”を放棄して国や県の福祉にも頼ろうとせず我が子を遺棄したり挙句には殺しに掛かる馬鹿男と愛人と子供達への嫉妬と怒りに駆られた鬼女の物語だが」

銀狼ちゃん「昭和の子育ては、もっと大雑把で豪快だったんだよ」

銀狼ちゃん「例えば、俺ん家の子供の頃の朝食は”ミルクコーヒー&トーストのみ”or”お茶&振り掛けご飯のみ”が定番だった。昼は、素麺。子供達が好きだろうと嫌いだろうと、関係無い。多忙な朝や昼は子供等を座らせ”ばばっと作って食べときゃあよぉ”で終了」

銀狼ちゃん「以前も書いたけど、幼稚園ぼっこ時代。母は、カラフルな凝ったお弁当を作ってくれたけど俺の真向かいの”しんちゃん”は毎日でっかぁぁいおにぎり1個だった。海苔でぐるぐる巻きにされている三角おにぎりを被り付く様子が旨そうで旨そうで(笑)」

 

銀狼ちゃん「お風呂も、夕方になると兄弟や従兄弟達と一緒くたにざっぶぅんと湯に漬けてごしごし洗って終了」

銀狼ちゃん「後は、浴衣着せておやつやお夕食をべさせて20:00までに寝せるだけ」

銀狼ちゃん「ただ、合間にカルピスや甘いミルクや”良い子にしてたらご褒美”として手作りおやつやシャービックやプリンが綺麗に飾られて作られていたな」

 

銀狼ちゃん「縁日に行くと、笊に寝かされた赤ちゃんもよく見掛けたし。ぱぱやままが働いている茣蓙の上ですやすや眠っていた」

銀狼ちゃん「洋服は、殆どが無料で親戚やご近所さんから貰う”お下がり”だった。俺の同級生も、同様に”お下がり”を親御さんがリフォームしてお洒落なバッグに仕立て直していた。子供にしてみたら、思わず自慢もしたくなるよ」

L「成程。貧しさが生んだ筈の品物から、むしろそれぞれにしか表現し得ない”オリジナリティ”が出現している」

銀狼ちゃん「子供はね。何時か、判る。そんな毎日そのものが、”親からの愛情”だったと言う事を。殊更の贅沢や大袈裟な言葉じゃ無い、親や周囲の大人達が背中を丸めて作ってくれていたご飯や洗濯して貰った衣服や片付けてくれた掃除の積み重ねの尊さに手を合わせる日が来るんだよ」

 

L「労働の対価は、他でも無い子供達の心に”預金”されて積み重なり思わぬ利子が付くのでしょうね」

 

 Nスペ録画したけど。

どいつもこいつもこの国の惨状には鼻も引っ掛けず、自分達の過ちなのにまるで他人事みたいに話していた。

 

”夏休み、子供達の食費が賄えない”と悩む母親が多いと言う。

貧しい母子家庭に育った俺でさえ、母親がそんな表情をちらとでも見せた覚えが無い。

 

朝は、トーストとミルクコーヒー。母は、慌ただしく仕事に出掛けて行った。

子供達の面倒は、通いの祖母がバトンタッチ。

 

昼は、素麺。麺汁は、醤油とお砂糖と水を煮たたせたもの。

薬味は、刻み葱と擦り下ろし生姜。

ピンクとブルーの麺が2本だけ入ってて兄と取り合った(笑)

 

午後は、ビニール製のちっこいプールで水遊び。

帰宅した母が、掛け持ちの内職の合間にポンプで水を汲む。

 

終わると、サプライズ。

何時もの”瓶牛乳”にこっそりお砂糖が混ぜてある。

甘ぁいミルクに、目を丸くして飲み干した。

 

夜は、鯨の煮物(味噌煮)が多かった気がする。

凄く、硬かった。

偶のカレーライスは、眩いご馳走だった。

 

お風呂の後は、手縫いの浴衣で夕涼み。

ぼろぼろの絵本を読み聞かせて貰い、20:00にはおやすみなさぁい。

 

それから、50年以上も経った現在。

子育て家庭は、嘗ての貧しい母子家庭よりも酷い環境になってしまった。

 

政治家達は、数億円もの裏金を貯め込み「選挙に、金が掛かる」の一点張り。

あーあー、そうでしょうよ。

貴族育ちの無能なお坊ちゃまお嬢ちゃまを当選させるには餅代・お車代・ご尊父様の変てこ自伝も買って貰ってetc。

 

税金&物価&医療費は天井知らずの中、給料は30年以上も上がらない。

男達は”働き甲斐”を失い、失職すると次の転職先も見付からず中には妻子に八つ当たりする輩さえいる。

犯罪者の多くが、”家族に、無職を指摘された男性”なんだぞ。

 

小泉純一郎氏が台頭するまでは、こんな国じゃ無かった。

俺やお客様の周辺でも、自殺者も出た。

 

影では旧統一教会が自由民主党を堕落させ、公明党が与党気取りで金魚の糞として権勢を謳歌している。

こんな連中の繁栄の為に、国民の一生があるのだろうか。

 

数日前に、気付いた。

本年は、母が亡くなった”2019”とカレンダーが同じなのである。

 

当時の”介護日記”は、そのままの場所に保存してある。

必然的に、「ああ。5年前は、こうだった」と思い返す。

 

そして、”亡くなった日、当日”の記録と記憶も。

5年前の13:40前後まで、母はまだ生きていた。

今日、起床してから過ごしてみて「こんなに、時間があったのか」と改めて後悔した。

 

だが、俺が他の誰でも無い俺が少しづつ少しづつ”死”へと追い遣ってしまった。

まさか、この日の事をその後一生涯一瞬たりとも忘れられず”後悔”に苛まれ苦しみ続けるなんて考えも及ばずに。

 

”5年前に、タイムスリップしたい”、そう切に願ったが叶わなかった。

本年は、時計を横目で見ながら一日中「5年前の今頃は・・・」と呟き続けていた。

 

数日前から、母が好きだったコカ・コーラとボトルだけどコーヒーは購入した。

前日、花束も買った。赤い薔薇と、かすみ草。

華やかで強気な”女王様気質”だった、母のイメージに合うと考えた。

 

で。

母が好きだった、ピザーラの予定だったが直前で気が変わりイオンのピッツァと焼き上げパンを買ってしまったのだった。

コーンマヨ&照り焼きチキン&ソーセージドッグ。

母は、真夏でもホットコーヒーを飲んでいたので思い出の通り温めた。

 

ピッツァもパンも、母はオーブンで焼かないと気が済まなかったし。

しかも、少し焦げ気味になるまで。

・・・何だか、普通の食事と変わらんな・・・。

 

 

 

昨年から、所謂”人間関係の悩み”が生じた。

”無料の動画サイト”で、”心が鎮まる音楽”等聴いて自分自身を落ち着かせていたがある日ふと”お勧め動画”の”無料のタロット占い”を開いてみた。

 

多くは、予め選ばれたカードが2~3枚ありそのうち1枚を俺が選ぶと占者さんがその他のカードも出しながら”イメージを語る”と言う感じだった。

それが、びっくりする位当たってるんよびっくり

 

テーマ(1)”亡き母が伝えたい事”

占者さんオッドアイ猫

「天国に旅立たれたあの人は、周囲に囚われず自由に生きた方でした。”私の人生、ああ面白かった”って思っていますよ」

銀狼ちゃん

「えぇえ!!母らしいな」

 

占者さんオッドアイ猫

「あなたと一緒にいた毎日は、わくわくの連続でとっても楽しかったと言っていますよ」

銀狼ちゃん「”楽しかった”かぁ。確かに、母とはよく遊びに出掛けたしなぁ。ショッピング・美術鑑賞・芝居見物・観光旅行。楽しかった思い出ばっか」

 

占者さんオッドアイ猫

「天国に旅立たれたあの人は、自分の人生を自分らしく全力で生きました。だから、後悔は無いって言っていますよ」

銀狼ちゃん「ぐすんそ、そう言って貰えると何か有難い・・・」

占者さんオッドアイ猫

「天国に旅立たれたあの人は、現在もあなたの傍にいます。あなたが大声で笑う時あなたと隣で笑い、悩みがある時は一緒に考えています」

銀狼ちゃん「そう言われてみると、何だか豪快な答えが急に見付かったりするんだよなぁ」

 

 

テーマ(2)”亡き祖母が伝えたい事”

占者さん三毛猫

「天国に旅立たれたあの人は、とても客観的で頭の良い方でした」

銀狼ちゃん「凄い!!どーして判るんだ!!お祖母ちゃんは、俺が何をどう質問しても必ず判り易い回答をくれる滅茶滅茶頭の良い人だったからな。文字は旧ひらがなしか書けないけど、知らない事が何も無かった」

占者さん三毛猫

「亡くなる前、これまでの出来事を走馬灯の様に思い浮かべ家族やあなたの行く末を考えていました」

銀狼ちゃん「えーんそう言う人だよな、お祖母ちゃんは。自分の事より家族全体の為に何でも引き受けて働いて」

占者さん三毛猫

「あなたが、”他人ばかり優先する性格”に育った事をとても心配しています。あなたには、貴方の人生を考えて欲しいのです」

 

銀狼ちゃん「・・・自分の人生、かぁ・・・」

 

 

 

 

 

”性”を挟んだ諸問題を考える時、”射精責任”すら問われない男性と”産む性”の女性とでは全く”天地の開き”があると思う。

 

最近、連載記事やルポルタージュ・TVドラマ等で”赤ちゃんポスト&各種養子縁組制度&嬰児殺害&嬰児遺棄”の問題や犯罪を読み聞きした。

だが、どれもこれも”女性(母親)側”しか取り上げない。

”新しい視点に立ち、深く掘り下げます”なんて前置きしても、”男性(父親)側”は影も形も無い。

ルポライターもディレクターも、誰一人”男性”の存在を思い浮かべようとすらしないのである。

 

まるで、”女性が、独りで妊娠し身籠ったら子供の一生分の全責任を負って当然”と言う観点が固定化されて硬直している。

 

近年、やっと”射精責任”と言う言葉が上がった。

俺は、これまで情報に触れる度に抱いて来た”疑問”にこの言葉が漸く扉を開ける”鍵”になるだろうと感じている。

だが、所詮まだ”扉の前に立った”だけの段階なのだ。

 

この番組でも、夫(父親)は具体性の無い理想論を論じるばかりだった。

ダウン症に生まれても、社会的な支援が期待出来るとか将来は一般人程度の収入が得られて自立出来るとか。

 

あのー。

御主人、50歳過ぎてますよね?

貴方本人が、奥様や御長男に介護される可能性もありますよ?

 

妻(母親)は、不安を募らせる。

介護経験のある俺は、その気持ちが少し理解出来た。

俺がこの立場だったら、”世間がどう”とかじゃ無い。

「一日の妻の肉体的精神的負担や疲労に対して、こう応対する」とか「長男の面倒や心理的ケアは、自分なりにこうする」とか具体的でリアルな”覚悟”と”対策”を知りたいと思う。

 

ダウン症の症状も重篤なものもある。

病気にも、罹患し易いみたいだし・・・。

一日中、”喀痰を除去する作業”に追われるかも知れないのに。

 

妻は、ノイローゼ寸前まで苦しんだが”産む”と決断した。

実家のお父様が明るい声で「自分らがしっかりしとればええ」「(長男と)連れておいで、分け隔て無いから」と断言したのがとても印象的だった。

これだよ、この一言だよ!!

 

生まれてすぐ、二度もの大手術。

御家族の皆様、それぞれ幸せそうなイメージでエンディングとなり胸を撫で下ろしたものの個人的にほんの僅かな懸念と言うか不安は残った。