今日の試合も( ワールドカップの試合です。 )大変面白い試合でした。
「 必殺の伝家の宝刀! 」
誰もが、この大会の重要性を認識している。
誰もが勝ちを祈っている。
数々の素晴らしいプレーが!!!
しかし、一瞬にして状況をも変えてしまう素晴らしきもの。
「 ペナルティ-・キック 」
イタリアvsオーストラリアの試合、後半ロスタイムに、グロッソがペナルティ-・エリア内で転ばされる。
いや、彼は転びに行ったのかもしれない。
過去、色々な大会で、色々な試合でこういった場面は必ず生れる。
転倒して、彼は主審を捜す。
主審がホイッスルを口元に当て、大きく鳴らす。
主審の腕は・・…???
ほんの数秒間、時が止まる。
両チームの選手も、監督も、コーチも、観客も!
主審の腕を見て、グロッソが大きくバンザイをする。
イタリアの選手たちが、たちまちにグロッソに抱きつく。
その後の事は、テレビを見ていた方、ニュースを聞いた方がわかっていると思うので書きません。
この写真の方は、イタリアのトッティです。イタリアはさすがですね。
勝てばいい。
相手よりも1点多く点を取ればいい。
90分で点を取れなかったら延長がある。
延長で点を取れなかったらPKがある。
PKになれば絶対に負けない。
( 過去に決勝でバッジオが外して負けたが・・… )
この試合がそんな感じでした。
1人退場者が出て「 大丈夫? 」ってな、感じになりましたが、選手一人一人に全然あせりが見られず、ボールをキープしているオーストラリアがどんどん疲れていくようでした。
日本がこんな試合を出来るようになるのはいつなのでしょうね。
気づいたこと…
来たボールを胸で( 頭で )トラップと同時に近くの見方に渡す。
日本人はほとんどこれをしません。
( やってはいけないと叱るコーチが要るからかも知れない。 )
確かに、サッカーの本などでは、ボールが来たらトラップをする。
しっかりと自分のボールにする。
が、基本ですが、トラップの分担と言うのもこれからは教えていかなければいけないのではないのでしょうか。
ま、「 ノー・トラップ・パスが出来るからいいじゃない 」
と、言ってしまえばそれまでですが…。
( ノー・トラップ・パスが100%出来る選手は小学生にはほとんどいない。 )
GKについても、私は、GKが保持したボールを蹴るが40%、投げる60%位になるように教えていましたが、今回のワールドカップを見ていると、ベスト16に入れなかったほとんどのチームは蹴る80%、投げる20%でした。
勝ち上がるチームは…
イタリアなどは90%近くが投げるです。
これはどういったことか。
「 GKから組み立てが始まる 」
と、言う事なのです。
日本では、「 得点できるFWがいない。 」
と、言われていますが、「 得点できる選手がいる。 」と、言うだけで十分なのではないでしょうか。
今回のイタリアなどは、前評判では「 攻めて勝つチームに変わった 」等と言われていますが、始まってみれば、やはり「 守って勝つチーム 」なのです。
野球をやっているのではありません。
サッカーなのです。
1 - 0でも勝ちは勝ち。
10 - 0でも勝ちは勝ち。
チームの勝利のためにどうしたらよいか、ジックリと考えてみるべきだと思います。
( 私個人は攻めて、攻めて、攻めて、1 - 0がいいかなぁと、思う。 )
追加
ちなみに、記録上は、PK戦は「 勝者・敗者 」ではない。
「 どちらが次の試合に進めるか 」である。
決勝トーナメントでPK合戦になったウクライナvsスイスにおいて、2回戦出場の切符を手にしたのはウクライナ。
スイスは今大会初の記録上「 負け無しでの敗退チーム 」になった。
※予選2勝1分、決勝1回戦・1分