RoadBike・無料バーチャルプラットフォーム「MyWhoosh」を試してみた | Photograph to Life ~生活に写真を~

Photograph to Life ~生活に写真を~

●日常の一部を写真で表現、出来たらいいなと言う意味で...
●デジタルなデバイスの(独断と偏見による)話題と感想もあります
●100円ショップ製品の紹介と活用(工作)方法の話題なんかしたりもします

Googleのオススメで下記の記事がリストアップされていたので読んでみたところ、「完全無料のバーチャルプラットフォーム」で「Zwiftキラーになりうるか」みたいなことが書いてあったのでものは試しとアプリをダウンロードしてみました。

 

参考リンク:

 

記事によれば「UAE Team Emiratesの公式パートナー」とのことなのでちょっと期待しちゃったりしますよね。もしかして、UAE Team Emiratesの選手とか練習で使っているのかなとかね。

MyWhooshの運営母体はアブダビに有るとのことですし、UAE Team Emiratesの公式パートナーというのも納得です。

 

上記記事ではMyWhooshのサイトへのリンクは本文最後に貼られていますが、一応下記にリンクを貼っておきます。

 

参考リンク:

 

公式サイトを見る限りですが現状ではMacOSのみ未対応で、iOSとAndroid、Windowsに対応するアプリが有るようです。私はZwiftをiPadで行っているのでiOSアプリをダウンロードしてみました。AppStoreで「MyWhoosh」と検索すれば見つかります。

 

image・MyWhooshアプリ

 

iPadにインストールしたアプリを起動すると、まずはアカウントの作成を求められます。名前と性別の他に国籍、生年月日、身長、体重を登録します。名前については本名である必要は無いようで、あとから編集も可能でした。

 

インターフェイスはZwiftのUIも参考にしているのかなという感じですが、Zwiftアプリとコンパニオンアプリを融合したような使い勝手感です。コース選択などは少し前までのZwiftアプリと似ているように感じました。

 

image

 

アバターも選ぶことができますが、変更できるのは髪型とウェア類くらいです。肌の色なども細かく設定可能な点ではZwiftの方が思い入れのあるアバターにできそうに感じました。

このあたりは無料プラットフォームなので許容範囲とは思いますが、今後のバージョンアップで選択肢が増えることを期待したいところ。

 

image・アバター設定

 

使用できるフレームは初期値は「Alpine」で、ステップアップで選べるものが増えるようですがColnagoがズラッと並ぶという感じで、他のブランドのフレームは選べないようです。数年前のフレームは選べないものの殆どのブランドを選べるZwiftと比較すると見劣りすることは否めませんが、これも無料プラットフォームという事で許容するしか無いでしょう。

まぁ、私の場合はFELTを選ぶとディスクブレーキ車ばかりになるのでZwiftでも初期値のZwiftCarbonのままにしていますけれど。

 

スマートトレーナーや心拍計はBluetoothで接続されます。私の使っているELITE SUITOも問題なく繋がりました。ですので、現在使用されているスマートトレーナーであれば使えないということは無いのではと思います。

試してはいませんが、Zwiftもそうだったので「ケイデンス/スピードセンサー」を使えば非スマートトレーナーでも動作するのではと思います。

 

image・コースグラフィック

 

コースのグラフィックはまぁまぁと言う感じです。無料プラットフォームとしては相当に頑張っています。が、このグラフィックの良さに期待していた分がっかりさせられることになりました。

 

と言うのは、理由は不明ですがiPadもiPhoneも「アプリがすぐに落ちてしまう」のです。スタートすら出来ないという状態です。

 

私のZwift環境上、ノートPCでと言うのは無理があるのでどうしてもiPadかiPhoneでと言うことになります。アプリの動作が不安定というのは致命的といえます。

これが日本語環境での使用だからなのか、根本的に不安定なのかが不明なので現状ではアカウントを作っただけになってしまっています。

 

機能的にはSTRAVAと連携も出来ますし、無料プラットフォームとしては魅力があります。週に何度も乗るというのでなく「雨のときだけに楽しみたい」と言うレベルならば十分と思います。

また、未検証ではありますが安価な固定ローラーにスピードセンサーで動作するならば「グラフィックを楽しめるフィットネスバイク」的な楽しみ方もできるでしょう。Zwiftを本格的に楽しもうと思うと、どうしても初期投資でスマートトレーナー代として最低でも「9万円」程度は必要です。

 

 

安価な固定ローラーの場合はタイヤドライブである分、騒音問題がありますが「スプロケットを別途用意する必要がない」「複数のホイールサイズに対応」「収納時に薄型にしやすい」などの利点があります。

 

 

もちろん弱点も有って、安価な固定レーラーは「負荷レベルが小さい」「タイヤ表面が溶けてカスが飛び散る」と言う点がデメリットです。

下記の固定ローラーを一時期使っていましたが、スマートトレーナーを購入後は「物置の肥やし」と化しています。

 

 

ダイレクトドライブ式にも安価な製品が有るようですが、それでも4万円前後しますから、時々使いたいと言うレベルですと高価に過ぎますね。

 

 

 

と言うか、ダイレクトドライブのローラーが欲しいと考えるようであれば、低価格帯のスマートトレーナーが倍程度の価格なのでそちらを買うほうが良いですし...。

 

ただ、すでに家族の誰かがZwiftをやっていてスマートトレーナーが有る場合は、スマートトレーナーを共有しての有酸素トレーニングに使えますから、無料で使えるプラットフォームと言うのは一定数の需要が見込めるように思います。

ただまぁ、ダイレクトドライブの場合は変速数が異なるバイクをセットするにはスプロケット交換が必要になるのが面倒ではありますね。

 

アプリが不安定で落ちてしまうために現状では実際に試したわけではないですが、安定動作するようになってくれて多言語対応してくれればライト層のライダーや、自宅にある自転車をフィットネスバイク的な使い方でダイエットしたい人たちに最適なプラットフォームになるのではと思います。