MTB・オフセットブレーキシューを使ってみる | Photograph to Life ~生活に写真を~

Photograph to Life ~生活に写真を~

●日常の一部を写真で表現、出来たらいいなと言う意味で...
●デジタルなデバイスの(独断と偏見による)話題と感想もあります
●100円ショップ製品の紹介と活用(工作)方法の話題なんかしたりもします

6速DIOREのディレイラーのままで7速化したMuddyFoxですが、実は「リアブレーキのパッドがタイヤに当たる」状態になってしまったので「オフセットブレーキシュー」を買ってみました

 

参考リンク:

 

パッドがタイヤに当たるようになったのは、リアハブ位置の調整で付いていたパーツが変速時チェーンが干渉するので外したためです。要は、ハブシャフトの位置が後ろにズレたのでブレーキシューを最後端まで下げてもリムに(一部)届かない状態になった次第。概ねパッドの半分程度がリムに乗る感じで、半分がタイヤに当たる状態でした。

当初、アームの長いUブレーキに交換しようかと思ったのですが意外と選択肢が無いのです。で、しばらく思案した結果「オフセットブレーキシュー」というのが有ることを思い出しました。

 

という訳で、Amazonで検索してみると下記のものがヒット。一番多いのは10mmオフセットと言うもので、一番オフセット量が小さいのは5mmとなっています。

 

当初候補にしたのは10mmオフセットのコレ

 

ぶっちゃけて言うと「見た目」ですw シマノのロード用ブレーキシューと同じく「タイヤガイド付き」の形状です。

 

次に候補としたのはギザのコレで、やはり10mmオフセット。

 

こちらは剛性がハットリスポーツのよりも高そうだから。

 

そして、一番剛性が高そうに見えるということでBOMAのコレ。オフセットは5mmと一番短い。

 

ただ、高いんですよね。と言っても1000円くらいですけれど。

 

高いと言えば、ベネフィットのコレはおそらくですけどギザの「SR-CNC1」と同じではないかと思われます。まぁ、見た目が同じだからそう思うだけで、実際には違うのかもしれないですが...。ちなみに、オフセットはSR-CNC1と同じ10mmっぽい。

 

微妙にオフセット量を変えているのが下記のRIDEAの2つ。BSR-95Eは9.5mmのオフセットで、BSR-65Eは6.5mmのオフセット。

 

 

RIDEAと言うと楕円チェーンリングとかビッグプーリーのイメージでしたけど、ブレーキシューも出してたんですね。

 

 

 

で、色々悩んだ結果、上記のものとは全く別のオフセットブレーキシューを購入w

選んだのはコレ。

 

台湾のブランドらしいのと、オフセット量は8.5mmと調整しやすそうな数値だったのが選んだ理由。まぁ、お値段も一番安いんですが、見た目の剛性感も悪くなさそうだったというのもあります。変な肉抜きされてないですし。あと、「台湾メーカー」というのも理由として大きいですね。

現在、FELT F85で「YADAO」と言う台湾メーカーのブレーキパッドを使っているのですけど、これがなかなか良いんですよ。「しっかり効いているのにホイールロックしない」と言う効き心地が良いんです。誰にでもオススメできる訳ではないですが、シマノR555Cの「ガツッと効く」感じが苦手という人は試してみても良いかと思います。

 

 

という訳で、届いたッシューがコチラ。型番は「AL7075」と記載があります。

 

image・パッド付き

 

一応はパッド付きです。レビューによると「付属のパッドは効きが悪い」とあったのでパッドはR55C4に換えます。そう、シマノのR55C互換なのです。ただし、いくつか気をつけないといけない点があったりします。

まずはココ。

   ↓

image

 

パッドの抜けどめネジの太さが違います。奥がR55Cのフネですが、AL7075の物は明らかにネジが細い。他の方のAmazonレビューによれば「M3ではないか」との事です。このネジは失くさないように気をつけたほうが良いかと思います。

ですが、太さが違うにもかかわらず使用するアーレンキーのサイズは2mmだったりします。

 

次にココ

  ↓

image

 

一見するとどちらも同じ形状に見えますが、R55Cは最後の部分が若干広がっているテーパー構造です。そのため、無加工ですとフネに完全に押し込むことが出来ません。という訳で対策が必要です。

 

image・一部カット

 

要は引っかかる部分を無くせばいいので、一部をニッパーなどでカットしてしまいます。簡単に言えば引っかかる部分を切り取るわけです。上記画像の用にカットすれば抜けどめネジはきちんと機能しますし、パッド自体の性能低下はありません。

この方法はMuddyFoxのフロントブレーキで使っているダイヤコンペの「CR-X」と言うシューでも同様の加工をしています。

 

 

そして最後にコレ。

      ↓

image

 

トー調整用の凹型ワッシャーです。左がシマノのシューに付いているもので、右がAL7075に付属のもの。穴の大きさが違うので、AL7075の物のままだと調整範囲があまり取れません。ですので、私はFELT F85に最初から付いてきたカセット式で無いブレーキシューに付いていた物を移植しました。これでトー調整が普通に出来るようになります。

 

image・取付完了

 

上下逆で撮影していますが、いい感じに付いてくれました。オフセット5mmあれば付かなくもなかった気がしますが、余裕はあったほうが良いでオフセット8.5mmを選んで正解だったと思います。

 

image・横から

 

フネがカーブ状になっていないので見た目はアレですが、パッドは狙った位置に収まっています。オフセット5mmを選んだとしたら、上記画像で言えばもっと左側に寄せないとリムに届かなかったと思います。

 

少しだけですが、実際に乗ってブレーキをかけてみると特に剛性不足は感じませんでした。もちろん、レーススピードになればもう少し剛性が欲しくなるのかもしれないですが、基本街乗り専用なので問題は無いだろうと思います。

 

 

straysheepのオススメ

t尾