フィットネス・Runtasticのサービスが劣化している? | Photograph to Life ~生活に写真を~

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2017年からRuntastic  Orbit1で歩数のログをとっているわけですが、Runtasticのサービスがなんとなく「劣化してきてないか?」と感じる様になりました。
という訳で、今回はちょっとした愚痴みたいな記事ですorz
 
 
と言うか、自転車トレーニングをするようになってWahoofitnessの「rflkt+」をサイクルコンピューターとして使うようになったあたりから使いにくさを感じるようになってきました。最も、rflkt+は厳密には「Wahooアプリの数値データを表示するワイヤレスディスプレイ」でしか無いのですけれど。
Runtasticはその名が示すように元から「ランニングに特化したサービス」と言ったほうが良く、全てスマホで完結出来るならともかくとしてトレーニングする場合はアクティブトレッカーが欲しくなります。
roadbikeなどの「サイコンアプリを使うとiPhoneのバッテリーが2時間持たない」と言うのは致命的で、それが理由でサイコンアプリをWahooに乗り換えたくらいですし、マラソンであるなら多くの市民ランナーはフルマラソンを走るとスマホのバッテリーがギリギリという感じだったでしょう。
 
 
最も、アクティブトレッカーとしてのRuntastic Orbit1は気に入っていたので継続して使ってきました。が、昨年からOrbit1に関しては「Steps」と言うアプリとしか連携しなくなりました。フィットネス用アプリが「Runtastic」だったときにはワークアウト中にOrbit1を連携した状態にできたのですが、Adidas Runningに変更になって以降はそもそもがRuntastic純正のアクティブトレッカーを連携する項目がありません。iOS版の設定にあるアプリ設定内にあるのはApple Watchもしくは「GARMIN」「POLAR」のデバイスとの連携です。Android版は、Nexus7にアプリをDLして確認したところ「GARMIN」「POLAR」としか連携できないようです。コレが理由でカロリーデータの共有が出来なくなったようで「RunningアプリのログからのカロリーデータがStepsに反映しない」のです。要は「全くの別なサービス」となってしまっている。この分だとStepsのサービスもいつ終了するか予測がつかないということになります。Stepsが終了するということになれば、Runtasticのウェアラブルウォッチ(Orbit1だけでなくアナログウォッチタイプも)は「精度の悪い腕時計」でしかなくなってしまいます。
 
アナログウォッチタイプは日本においては購入しにくい状況にあったので、おそらくは日本のほとんどのユーザーがOrbit1かApple WatchもしくはGARMINなどと連携していると思いますが、正直なところ「アナウンスなしで自社のウェアラブルを切り捨てる」と言うのは悪手でしか無いと思います。要は「自社サービス向けハードを使っているユーザーの切り捨て」にほかならないからです。
例えば、Withingsは一時期「Nokia」のサービスになっていましたが、NokiaはWithings時代のハードを使っているユーザーを切り捨てませんでしたし、再びWithingsに戻ったときもNokiaブランド時代のユーザー切り捨ても行いませんでした。この点でAdidasは失敗している気がしてなりません。
 
また、他のサービスからのファイルインポートも劣化しました。先月までは25件までを一気に読み込み可能で、PCサイトであればアクティビティの種別変更もサイト上で可能でした。それが現在は1件毎のインポートに改悪された上に、アクティビティの種別変更はRunningアプリからしか出来なくなっています。
 
・インポート画面
 
私のように「JogNote(含めて他のサービス)の過去ログをインポートしておきたい」という人はいると思うのですが、今の仕様ではそれが非常にやりにくい。何と言うか、現在のRUNTASTIC(Adidas Running)は「少しだけマシになったJogNote」みたいな感じになってきています。元々がSTRAVAとの連携が手動DLで読み込みさせる方法しかなかったりで、他のサービスと連携させにくいという点ではJogNoteの機能拡張版みたいなレベルではあった訳ですが...。
 
Orbit1については歩数計としてみた場合、精度に関しては悪くはないものの「腕の動きがあると歩数としてカウントしている」感があるので1割位割り引く必要があったりするのですが、使用感は悪くないので現状では使い続ける予定ではあります。
 
 
とは言うものの、精度が同レベルのMi Band2もiOSのヘルスケアと連携できる訳ですから今後はOrbit1を紛失、もしくは破損下としても購入し直しはしないと思います。睡眠測定機能もMi Bandの方が幾分制限はあるものの「自動測定」になっているので身に着けているだけで良いので面倒がないんですね。
 
 
先にも書きましたが、Orbit1をRunningアプリと連携できなくしたということはAdidasはRuntasticユーザーの純正ウェアラブル利用者を事実上切り捨てにかかっていると言わざるを得ません。確かに、Apple WatchやGARMIN、POLARなど「GPS機能を持ったウェアラブル」と連携するほうが「スマートフォンを身に着けずにワークアウト出来る」という点で有利です。ですが、現在も問題なく使うことができ、なおかつまだ購入する事が可能な自社ウェアラブルユーザーを(アナウンスなしで)切り捨てると言うのはどうなのかと思う訳です。
 
幸いにも、私に限って言えばフィットネス系アプリのサービスはWahoofitnessにほぼ移行済みで、過去にRuntasticで取得していたログもWahooと言うかSTRAVAにインポート済みです。今回のRuntasticサービスの改悪や自社製ウェアラブルユーザー切り捨てに等しいことを考えると、今後は(ウェアやシューズはともかく)フィットネスサポート系アプリやWebサービスに関しては「Adidas製は使わない方が懸命なのでは」と感じてしまいます。まぁ、私に関して言えば「Orbit1が使えるうちは使うが、Orbit1が壊れるか紛失するまでしか使わない:ということになりそうです。最も、それ以前にStepsというアプリ自体がなくなるかもしれない訳ですけれど...。