仕組み的には全く同じですね。ブレーキレバー3回連続操作でライトのオンオフで、普通にブレーキレバーを引くとブレーキライトとして機能します。取り付け位置と取り付けの容易さと日本の交通法規で言えばこちらのほうが汎用性高いかもしれません。ただ、このタイプは作っていないようで、販売サイトにも掲載がありません。
という訳で、現在購入可能なのはP-002の方なわけですが、コレはコレで実に良い。
電池はCR2032を一つで済むので電池が切れたらコンビニでも買うことが出来ます。電池室にはきちんとOリングが入っていて、2mmのアーレンキーで開け締め出来る蓋になっています。
3Dプリンターで作成されているので蓋の合わせなどはズレがありますが許容範囲でしょう。これが大手メーカー製と言うなら話は別ですけれど、個人レベルでの作成ですしもっと「積層跡」がはっきり残っているのを想像していたので十分にきれいに仕上がっていると言っていいレベルです。
厳密に言うとコレ自体はスイッチではないのですが、TOKUEさんいわく「スイッチ」と書いているので私もスイッチと書きます。
このパーツをリアブレーキのアウターワイヤーの途中に挟み込むように取り付け、本体をコレにはめ込んで使うようになっています。この中には「動くように磁石を入れて」あり、その磁石が本体側のマグネットスイッチを動かしてブレーキライトの点灯や点滅モードの切替などを行うようになっています。そのため、どうしてもアウターワイヤーのカットが必要になるというわけです。
私のFELT F85に取り付けたものですが、フレームサイズが小さいことも有ってサドルバッグの影になる感じでしか付きませんでした。とは言っても、実際にこれが活躍するのは夜間なので「点灯した明かり」は後続からも見えるのではと思われます。
なんと言っても「ライト部分の角度が変えられる」のでナノブレーキライトライトと違って「LEDの正面を後続車が見やすい角度」に調整できるということが素晴らしい。
上の画像を見てもらうと分かるように、私のナノブレーキライトライトはLEDの大型化とLED表面のクリアレッド塗装がされています。これだけやっても見やすくなったとは言えません。まぁ、私のナノブレーキライトライトは実はAliexpressで買ったものなので互換品ではあるのですけれど。
上の画像はブレーキを掛けた状態で、このように光ります。日中は若干見にくいとはいえナノブレーキライトライトよりはよく見えると思います。
ブレーキ操作でリアライトとして使う場合はレバーをすばやく3回クリック。要はすばやく3回引くとライトオンです。消すときも同様の操作になります。
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RAYO自体は良いライトだと思いますけれど、ブレーキライトとしてはダメな製品。加速度センサーでブレーキライト点灯では減速が始まらないと点かないわけですから、下のリンクで書いたような事が起きうるわけです。そもそも、加速度センサーでブレーキライトという製品はすべてがブレーキライトとしては欠陥品です。
参考リンク:モーションセンサー式ブレーキライトが危険な理由
さらに言えば、低速時にはブレーキライト機能が働かない可能性もあるということを忘れてはいけません。おそらく、低速時ならば目視で減速しているか判断できるということなのでしょう。
現時点でパーツメーカーに期待したいのは「電動コンポ連動可能なブレーキライト」です。と言うか、電動コンポの例えばSHIMANO Di2のSTIレバーにブレーキ用のマイクロスイッチを仕込んで、レバーを引いてブレーキ操作を行うとブレーキランプが点灯するように出来ないかなと思うわけです。
スイッチはマウスなどで使われているような物で良いですし、スイッチが押されてオフで離れるとオンになる結線にすればブレーキ操作と連動できるのではと思うのです。この仕組の良いところは「前後どちらかのブレーキに限定せずにブレーキランプの点灯が出来る」こと。
問題は配線ですが、当初は無線式とかだけで良いように思う。まぁ、有線式でもジャンクションで隠せると思いますし、機械式コンポでもブレーキランプ用の配線が付けられれば配線の取り回しを工夫するだけでどうとでもなりそうに思うんですよね。
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