120フィルムの簡易スキャンツールを作成 | Photograph to Life ~生活に写真を~

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スキャニングしないとと思いつつ、少しづつ溜まっていく120フィルムで撮影した写真ですが、iPhoneを使うデュプリケーターを作成してみました。

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フィルムデュプリケーターと言うのは、言ってみれば「フィルムを撮影するためのツール」です。

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例えば、上記リンクにある製品も「スキャナー」とは言っていますが、仕組みは「透過原稿をデジカメで撮影複写」している仕組みなので、厳密には「デュプリケーター」です。

今回作成したのは「ライトボックに載せたフィルムをiPhoneで撮影」することで簡易にデジタル化しようと言うモノ。ロモグラフィーのコレと同じ仕組みの物です。

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1577・お手製デュプリケーターボックス

当初スチロールボードで作成しようと思ったのですが、ボードの厚みを計算しないといけないことや切断面の精度、接着の問題、微調整の難易度などあってダンボールで試作と言うことになりました。

上の写真ではマステで留めているだけですが、現在はホットグルーで接着しています。
また、iPhoneのレンズがレンズホールからずれない様にストッパーも取り付けています。

複写するのにあたっては「ライトボックス」というモノが必要ですが、Androidタブレットを持っている人ならばアプリを使って代用可能です。私はNexus7に「LightBox」と言うそのものずばりな名称のアプリを入れて代用しています。

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専用のモノを使うのであれば、上記リンクにあるような「LED光源」のモノが良いでしょう。蛍光管を使う100V電源の大型製品もありますが、蛍光管を使うものだとその仕組み上「光源ムラ」が出来てしまいます。電池で使える小型の物ならば使えなくもないですが、新規に購入するならLED式の方が薄型なのでオススメです。

1570・複写したポジ

複写する時はズームしてフィルムサイズを合わせています。これは、あまりフィルム面に近いとピントが合わない為。ですので、本来はデジタルズームのiPhoneでなく、光学ズームを搭載したコンデジなどで複写した方が高画素の画像を得られます。

1571・周囲をトリミング

トリミングには「SHOT DOCS」を使ってみました。手動で微調整は必要ですが、傾きや台形の歪みを自動修正してくれる機能があるので、平面だけしっかり確保すれば良好な結果を得られます。このアプリはiPhoneだけでなく、Android版もあるのでiPhone以外でも同じ事が出来ます。
複写する際の注意点は、撮影向きを横位置にせずに縦位置で撮影した方が画像が大きいのでトリミング時に有利と言うことです。

1573・編集で横位置変換

横位置の写真は、スマホの写真アプリで向きを横位置に変換できるので、複写するだけならばスマホだけで完結できますし、ネットにアップするのも可能です。

個人的に不思議なのは、製品として発売される複写式スキャナーは35mmフィルム用がほとんどと言うことです。もちろん、過去に撮りためたフィルムの電子化に使えると言うのはありますが、35mmフィルムはフジカラーCDなど比較的安価に電子化する方法があるので自分でチマチマと取り込んでいくメリットはあまり無いように思うのです。

むしろ、中判以上で使える簡易スキャナーの方が需要はあるのではないかな? 実際、35mm版はフジカラーCDへの焼きこみは現像時に頼めば即日仕上げも可能です(キタムラの場合) もちろん、画素数の面では200万画素程度と言うことになる訳ですが、ネットにアップする場合にはむしろ都合が良いサイズです。

中判以上のフィルムに関しては、スキャニングサービスは有りますが「即日仕上げは無い」「品質の割に高い」などの不満があります。
また、先に上げた専用の複写式スキャナーは35mm用を拡張したモノが多いようで、フィルムホルダーに難有りで低評価のケースが多い(枠が細く柔くて歪むなど)

個人的には、写真のデジタル化は「フィルムスキャニングサービスの低価格化」で行ければ良いと思っていたクチなので、フジカラーCDのブローニー版が有ればなぁと言うのが正直な所。現像をラボに出さないといけないのは仕方ないですが、その時に同時にCD焼き込みをお願いできればと言う感じ。

実際、KodakのPhotoCDが出た時は「1枚あたりの価格下がれば同時プリントやめても良い」と思ったくらいですからねぇ。