期待はずれだった「クローズアップ現代」 | Photograph to Life ~生活に写真を~

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昨夜放映されたクローズアップ現代...、「世界を変えた男 スティーブ・ジョブズの素顔」と言うことで期待した部分が大きかったけれども内容的には期待 はずれだった感が拭えない。緊急特番的な感じで製作されたのだろうから止むを得ないのかもしれないし、時間枠が拡大されたわけでもないのでより突っ込んだ 内容を求めるのも無理があるとは思う。
期待したのは「ジョブズ氏を身近で知る人々の証言」とあったからであるけれど、事実上もっとも身近であったろう人物は「ジョン・スカリー 」だけ。しかも、冒頭に一言と言った程度しか登場しない(1939年生まれのスカリーが若々しいのには驚いた)

個人的には、「原田泳幸 」氏こそスタジオゲストにふさわしかったのではないかと思う。
Apple(当時はアップルコンピュータジャパン)入社は1990年とジョブズ不在の時期であったけれど、日本でのApple製品の普及に寄与したことは 確かであるし、ジョブズ復帰後2004年に日本マクドナルドに転身するまで米本社勤務と副社長の任も経験している。ジョブズ不在時のApple、そして復 帰後のAppleの両面を知る原田氏こそジョブズの功績を語るにふさわしかったのではないかだろうか。

漢字Talk時代からApple製品(主にMacintosh)を愛用してきたユーザー(当時はオーナーと言う表現すらされた)にとって、日本におけるAppleの歴史は原田泳幸氏と共にあったと言っても過言ではないと思う。
Macintoshだけでなく、スカリーが世に出した「Newton TECHNOLOGY」とそれに振り回された(1994年の「泳げる頃までには日本語版Newtonが見られるでしょう」発言は有名だが、結局実現しな かった)が、それでも日本におけるApple製品の販売を大きく落とすようなことはしなかった。

番組の最後に孫正義氏に聞く場面があったが、孫氏の発言でもっとも残念な部分は「アイロボット(ルンバの製造会社もiRobotだが)」と言うような発言があったこと。孫氏が言ったようなコンセプトのロボットは、既に日本人が開発している。それはホンダの「ASIMO」であったり、ロボガレージ の「クロイノ」「FT」です。孫氏がその存在を知らないはずがありませんし、コンセプトも知っているはずです。ASIMOはまだ研究段階から脱しはじめた所だし、クロイノやFTはホビーロボットにフィードバックされている段階ではあるけれど、今後の可能性は既に形としては完成している分だけ現実的なものであると思う。

そういった意味で、最後の孫氏の発言には特に失望させられました。